計画
「で、じーさんほっといていいのかい?」
一郎とじーさんはソファでお茶を飲んでいた。
「ああ、あの子がやると言ったんじゃ。
わしはただ手伝うだけじゃよ。はっはっは!」
ミーアは自分の机で計画を練っていた。
本当にここに街を作るつもりの様だ。
「出来た! 出来たよ一郎!」
ミーアが1枚の紙を机に置いた。
〜ここにまちを作る〜
家をいっぱい建てる
↓
住んでもらう
↓
街になる
「お、おお……これは中々……うん……え〜っと……」
言葉に困る一郎。
じーさんも紙を見つめたまま動かない。
「ミーア。良い所に目を付けたのう」
じーさんがミーアの頭をなでた。照れるミーア。
「え!?本当かいじーさん」
一郎が戸惑いの表情で問う
「ああ、衣食住のうち、食はこの辺りで採れるし、住さえ用意すれば住みたい人はいるかもしれん」
ミーアの表情が明るくなる。
「あとは、その家をどうやって用意するか……」
「なぁ、じーさん。
この辺の土地って誰の物なんだい?」
「持ち主は決まっとらんよ」
「じゃあ、まずは土地を買うところから始めないか?」
一郎の提案に?マークが飛び出るミーア。
「土地の所有権さえ得てしまえば、誰かが勝手に使うことも出来ない。つまり安心して人を雇えるのさ!」
おお。と、納得するじーさん。
「土地の管理をしているのは街の領主かな?」
「いや、中央の王国じゃろう。
街の領主は王国から派遣されておるからな」
少し考え込む一郎。
「よし、まずは王国へ行こう!」
「それは良いが、遠いぞい?
馬車で3日はかかる」
「げっ……」
3日と聞いてたじろぐ一郎であった。
その夜、一郎は夜風に当たりながら1人考えていた。
「谷、森、山、川。自然の物をいかにして使うか……」
「大分話しが大きくなりそうだが、大丈夫か俺?」
段々心配になっていく一郎であったが、ベッドで寝るミーアの寝顔を見て、しっかりしなければ。と思うのであった。
朝、一郎は1人一刻の丘へ来ていた。
「金の臭いがすれば、仕事が出来る。
仕事があれば人が来る。
人が来れば集落が出来るはずだ」
「まずは、お金になりそうな物を探さなくては……」
一郎は山、川、森を探索し何か良さそうな物を探し続けた……。




