お引っ越し
一郎が小屋で過ごす事4年。
ミーアの両親から手紙が来た。
かいつまんで説明すると、、、
街に家を買った。ミーアにも来て欲しい。学校にも行ける。
そんな感じだ。
「ミーアの好きにするといい」
じーさんはそれしか言わなかった。
「一郎……」
ミーアが険しい顔でこちらを見る。
「学校か……」
学校には全く良い思い出が無い。
はっきり言って俺はお勧めしない。
が、街で暮らす以上そうはいかないんだろうな……。
「ミーア。友達いっぱい出来るといいね」
俺には出来なかった友達……。
「友達か……」
ミーアの心が揺れる。
「おじいちゃん! 私行ってみる……!」
ミーアの決心に和やかに微笑むじーさん。
その奥に一抹の寂しさを隠して―――
「一郎はどうするの?」
「え? 俺?」
全く考えていなかった一郎。
ポカーンと考え込んだ。
じーさんを1人残すことに抵抗があった一郎。
「一郎よ、わしの代わりにミーアを宜しく頼む……」
微笑むじーさん。
じーさん、そんな顔するなよ……。
「分かった……。俺も行くよ!」
「ほんと!やったーー!」
飛び跳ねるミーア。急いで荷物をまとめ始めた。
次の日、街へ向かう馬車へ乗り街へ向かう3人。
期待と不安が入り交じる中、決してミーアを不安にさせぬ様、努めて明るく振る舞うじーさんと一郎であった。
コメント、評価 頂けたら嬉しいです。




