表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ニートが猫に転生する話あるんですけど、聞きたいっすかwww?  作者: しいたけ
          猫一郎
11/29

 留守番 ②

 おままごとも一段落し、お昼ご飯にするミーアと一郎。

じーさんが作り置きしてくれた、サンドイッチを2人で頬張る。


 昼寝をし、夜は星空を眺めながら楽しく談笑した。

夜ご飯を軽く済ませ、2人でベッドに寝る。

実に楽しい一日だった。





 ミーアが熱を出した。


 終始苦しそうで顔が赤い。とても酷くうなされている。



 ハンカチを濡らし、ミーアの口元へ運ぶ一郎。

「水分を少しでも取らないと!!」


 そのままハンカチをおでこに当てる。

「じーさんが帰るまで俺が看病しないと……」

肉球を見つめ、自分に何が出来るのか考えた。


 ① じーさんを呼びに行く。

   →駄目だ!居場所が分からない……。


 ② じーさんの帰りを待つ。

   →早くても今日の夜か、明日の朝か……?



 …

 ……

 「くそぉ!ネットが無いと子どもの看病も出来ないのか俺は!!」

己の無力さに苛立ちを隠せない一郎。



 思い出したかの様に、キッチンの引き出しを開け黄色の花の根の在庫を確認。

「うわ、殆ど無い…」


 僅かに残った木の根(風邪薬)を水に溶かし、ミーアの口に少しずつ少しずつ入れていく。


 「もう根が無い…。取りに行かないと!」


 一郎は玄関扉のわきにある、一郎専用の小さな両開きの扉から外へ出た。


 「目標は一刻の丘を越えて、山にある黄色の花の根!!」

全速力で山へ向かい走る一郎。その足に迷いは無い。





    !!


 急に止まる一郎。


 「そうだ!!じーさんは馬車で行ったんだ!」


 踵を返し、反対方向へ走る一郎。

家を過ぎ、走ること1時間半。休み休み走ったが、一郎の体力は既に限界だった。


 「やっ…と、着い…たぜ」 


 一郎の目の前には街へ行くときに来た馬小屋があった。




 「だれか!!誰か居ませんか!!」

懸命に叫ぶ一郎。


 「ね、猫が喋ってる!?」

偶然通りかかった青年が驚く。


 「あ、あの時の!!

  この前ダーモンドさんと一緒に居た猫です!!

  ミーアが! ミーアが大変なんです!!」


 固まる青年。しかし彼はいきなり喋る猫を目の前にしても取り乱すことは無かった。


 「ダーさんの所の猫なら喋っても驚くことはあるまい」

素直に猫の言うことを信じる青年。

いや、じーさんの事を信じてる。と言った方が正しいが……。


 「早く!医者を呼んでくれ!!

  ミーアが熱を!!」

症状を説明する一郎。



 「おーい、遊びに来たぞ~」

突然眼鏡のオッサンがふらっと入ってきた。

足下がふらついており、顔が少し赤い。


 「あ!先生!!良いところに!」

青年がオッサンに駆け寄る。


 「ダーさんの所の孫娘が熱を出して動けないから、診てくれ!」

と、馬車へオッサンを押し込む青年。


 「おいおい、俺は動物専門だってば……。

  分かった分かった!!とりあえず診るから!」


 一郎も馬車へ乗り、青年は全速力で馬車をミーアが居る小屋へと進めた……。

感想、コメント、ブクマ、何でもいいんでお待ちしてます!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ