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一品目 「天災」
この暑さ故に憎き太陽に対する思いよ届け!
いや、届かないでください。
本日の非日常 一品目
今朝も清々しい夏日和で、通学路を紆余曲折で歩いていた。
嫌という程の日光の強さと暑さで、この時点で汗だくだった。
「学校休みたいなぁ」
そうボヤくほどの暑さだった。
眩いばかりの太陽を見ていると、心なしか太陽が接近してくる気がする。
「勘弁してくれよ……」
そうボヤくほどに錯覚に見える急接近が嫌だった。
そうして太陽の錯覚の急接近はドンドン近づいてきて、僕は苦笑しか出来なかった。
「暑っつい」
そうして、この世界線の地球は観測稀の太陽急接近による爆発で見事に蒸発した。
この世界線の僕は登校中で消滅したのだった。