クラスメイトがやってきた!
ホールでヤマトと戯れながら接客をしていると…
カランカラン♪
お客様だ。とても綺麗な人だなぁ
「いらっしゃいませ!何名様でしょうか?」
「あ、二人でお願い。ヤマトくんは今いる?」
「かしこまりました!こちらのお席でお待ち下さい。すぐお連れします。」
ヤマトは人気だね? がんばってね!
そう思いながらヤマトを抱き抱えて、お連れする。
わんわん!
きゃあ!ヤマトくん久しぶりー
いつも癒してくれてありがとうね?
ヤマトくんのお陰でお姉さん嫌なことがあってもすぐ元気になるよ!
お客様の楽しげな声が聞こえる…
やっぱりヤマトは凄い! 僕も見習わなくちゃ。
カランカラン♪
あ、お客様だ。って、クラスメイトの高橋さんだ!
「いらっしゃいませ!何名様ですか?」
「おはよう!猫又くん。…偶然だね?
一人なんだけど、大丈夫かな?」
「うん、おはよう高橋さん。うん大丈夫!
高橋さんは犬か猫かどっちが良い?」
「うーん… ねこかなぁ」
「じゃあ、最近僕が世話してる猫が居るんだけどどうかな?リリって言うんだけど…
それと、申し訳ないんだけど、まだリリ初めてだから、僕も一緒に居ることになるんだけど…」
「うん、全然大丈夫ていうか、ぜひ一緒にお願いします!」
「じゃあ、今からリリ連れてくるから待ってて!」
「うんお願い!」
ーーーーー高橋 里菜 視点ーーーーー
最近私には気になる男の子が居ます。
猫みたいにかわいくて、犬みたいに素直なの。とっても可愛い!
でも、本人は可愛いのを気にしてるみたい…
先日、猫又くんが友達の熊谷君と話してるのを、
盗みぎ…じゃなくて、偶然聞いたのだけど、どうやら猫又くんは熊谷君の従姉さんが経営してる喫茶店で働いてるみたいなんだ。
猫又くんがアルバイトかぁ。
いらっしゃいませ!里菜さま!精一杯御奉仕させていただきます!
なんて、えへへ…
じゃなくて! 是非とも、ストーキ、ではなく偶然お店を見つけないと!
というわけで、私はいまわんにゃん喫茶に来ているのです。
そして猫又くんにリリを連れて来てもらったのですが…
可愛い! あったかい! もふもふ! 最高! 猫又くん愛してる!!
まあ、最後のは関係ないですが、とにかく癒されます。
それに猫又くんもかわいいし、一石二鳥ですね!
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