子猫との出逢い
今日は日曜日。朝からバイトだ。
よし!今日も1日頑張ろう!
歯をみがいて、顔を洗って、着替える。
そして昨日買っておいた、『虎子』(アメショ ♀)のためのおもちゃを準備する。
こんなに跳ねるのをみたらビックリするかなぁ?
楽しみだ。
てくてく 喫茶店までの道のりを歩く。
あれ、どこかから鳴き声がする…
にゃお…にゃん…
裏路地のほうかな?少し行ってみよう。
にゃお? にゃにゃ? にゃん!
僕に気付いたみたいだ。種類は分からないけど…三毛猫だなぁ。かわいい。野良猫だろうか?
試しに近付いてみる…
にゃーお。にゃーお。
あっ、嫌がらないぞ? 人に馴れてるのかな?
撫でてみよう。
にゃふー。
気持ち良さそう…
ところで、この子のそばに手紙があるから読んでみたけど、やっぱり捨て猫みたいだ。
拾ってあげたいけど、家は飼えないしなぁ…
一度朱音さんに相談してみようかな?
「すみません 猫又です。すこし相談がありまして…。 はい。そうです。ええ。来る途中、捨て猫を見まして…。ええ、はい。え?飼っても良いんですか!? ええ、はい。そうですか。わかりました。ありがとうございます。失礼します。」
ふぅ。なんと、朱音さんは二つ返事で、飼ってもいいよと言ってくれた!
でも、面倒をみる代わりに、ちゃんと世話をすること!と言われました。
僕にしっかり世話をすることができるかな…?
でも、この子のためにがんばらなくちゃ!!
手紙には名前が書いてなかったし、
まずは名前をつけてあげようかな。