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男女の恋愛の終わりへのカウントダウンⅡ          

「蒼子、変なNG出さないでよ。今のセリフは、間を置いて、殺すじゃなくて、『じゃあ、あたしを、殺すつもりなの?』でしょ? そんなんじゃあ、丸っきり・・・・・・。あっ!?」

 蒼子とは、高校時代からの親友であり、職種は、違うものの、同業者として、六年振りに、再会をした、妃月沙良は、ある事に、気付く。

 社長役の男を演じている羽坂裕徳は、蒼子の実際の恋人で、今、二人は、芸能界の都合上、互いに、結婚に、行き着けず、互いに、深い、ジレンマに、捕らわれている事実を、思い起こしていた。

 裕徳は、週刊誌が、でっち上げた蒼子とは、違う女とのスキャンダルで、世間を騒がせていた。

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