子供たちを配下に置く
「お!起きたか。意識ははっきりしているか?どこか痛いところはないか?腹は減っているか?自分の名前はわかるか?あと、人間で合ってる?」
少女「は…はい。に…人間です。痛いところはありません。大丈夫…です。名前も覚えています。」
「(良かった。)じゃあ、魚食べれる?骨とかは、取ってあるから大丈夫だ。あと、名前教えて。」
少女「は…はい、食べれます。名前は、リーカです。」
「リーカね。とりあえず魚をお食べ。その後いろいろ聞くから。」
リーカ「分かりました。」
しばらくしてから他の子たちも目を覚まし始めた。同じことを聞いてとにかくたらふく食べさした。
ちなみに少年ら名前は、エルマー・セロン、少女らは、リーカ・タリア・テレザと判明した。この内足枷を付けられているのは、エルマー・セロン・テレザだ。
「さて、食べ終わって満足しているところ悪いが、お前たちには聞きたいことがある。まずお前たちは奴隷か?」
………………………………………返答がない、ただの屍のようだ。てか、そんなに答えずらいことなのか?
リーサ「わ…わた…私たちは奴隷でした。」
「(やっと答えた。あ!そうか、言うともう一回奴隷商人に売り飛ばされる可能性があるからためらったのか。)あ~、あれだ、別に奴隷かどうか聞いて売り飛ばす気はないぞ。安心しろ。よし、次な。どうやって奴隷商人から逃げ出した?あと、その首輪と足枷には魔法みたいなのは何もないか?何もないなら、外すのだが。(一斉に顔向けられても…ちょっと怖いな。)」
リーサ「特には何も。ど…奴隷商人からは、何かに襲われた際に檻が壊され、近くに私たちは隠れ、全てが終わった後全力で逃げました。檻には、私たちの他にも何人かいましたがみんな別々の方向に逃げました。」
「そうか。頑張ったな。とりあえず、お前たちのことは売らないから安心しろ。それと、首輪と足枷外さないとな。1、お前も手伝え。」
1「分かりました。」
……俺の外し方が危なすぎたのか、子供らが怯えてしまい1が全員分外すことになった。
「よし、よくやった1。(あんなに怯えることないでしょ…。テンション下がるわ~。)」
1「ありがとうございます。」
なんか、話してるな。
5人「助けていただきありがとうございます。」
リーサ「私たちにできることがあれば、命令してください。何でもします。」
……おぉ!いかにも異世界らしい言葉!ありがとう!神様!涙でそう。
「よし、ならお前たちは、これからは俺の部下で、ゆくゆくは国民の一人になってもらう。」
リーサ「はい、わかり、え?国民?ですか?」
「そうだ。そういや言ってなかったな。俺は国を造るんだ。この世界で一番の国を造るんだ。そのために、お前たちには、国づくりの礎となってもらう。ちなみに、拒否権なんて無いからな。」
リーサ「わ、分かりました。私たちは、これから死ぬまであなたに仕えます。」
「これから頼むぞ!お前たちの働きに期待する。」
5人「はい!」