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第三十三話.絶望の差

王立学院―戦場。黒い斬撃が迫る。

ドォォォォン!!!

悠真とアレスは同時に防ぐ。

ガキィィン!!

だが

「ぐっ……!」

二人同時に押し込まれる。地面が削れる。

観客席から悲鳴。

「止められてない!!」

煙が晴れる。悠真とアレスは無事。

だが。アレスが低く言う。

「……重い」

悠真も感じていた。

(さっきより強い)

ヴァルディスが笑う。

「どうした?」

「二人がかりでそれか?」

アレスが前に出る。

「舐めるな」

剣を構える。

「俺はまだ終わってない」

悠真も隣に立つ。

「同感だ」

二人の気配が変わる。観客がざわめく。

「また強くなった……!?」

セラフィーナが呟く。

「共闘でさらに底上げされてる」

ヴァルディスは楽しそうに笑う。

「いいね」

「それでこそだ」

次の瞬間。

ドン!!!

三人同時に動く。

ガキィィン!!

剣と槍と魔剣が交差する。アレスが斬る。

ザン!!

悠真が突く。

ドン!!

ヴァルディスが受ける。

だが今度は違う。

ヴァルディスの体勢がわずかに崩れる。観客が叫ぶ。

「押してる!?」

アレスが叫ぶ。

「今だ!」

悠真が踏み込む。

「神域解放」

槍が光る。

ドン!!!

連続突き。ヴァルディスに初めてヒットする。

ドォン!!

煙が上がる。

静寂。

「……やったか?」

その瞬間。煙の中から声。

「いいな」

ゾクッ

全員の背筋が凍る。

煙が裂ける。そこにいたのは無傷のヴァルディス。

だが。

何かが違う。黒い魔力が体にまとわりついている。

教師が震える。

「まさか……」

ヴァルディスが笑う。

「久しぶりだ」

「ここまでやられたのは」

剣を持ち上げる。

黒い魔力が爆発する。


「第二解放」


ドォォォォン!!!

学院全体が揺れる。観客席の結界にヒビが入る。

「結界が……!」

リリアが震える。

「こんなの……止められない……」

セラフィーナも歯を食いしばる。

「桁が違う……!」

悠真は静かに構える。

(やばいな)

アレスが笑う。

「最高だな」

悠真も少し笑う。

「同感だ」

ヴァルディスが言う。

「ここからが本番だ」

剣を振る。

ドン!!!

黒い衝撃波が広がる。悠真とアレスが同時に吹き飛ばされる。地面を転がる。完全に押されている観客が絶望する。

「勝てない……」

「無理だ……」

だが。悠真は立ち上がる。アレスも立つ。二人は並ぶ。

悠真が言う。

「まだやるか?」

アレスが笑う。

「当然だ」

ヴァルディスが嬉しそうに言う。

「いい」

「その顔だ」

戦いは絶望の領域へ。


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