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第二十七話.純粋魔術戦

王立学院 闘技場。エリオットとの試合が終わり、

闘技場はまだ熱気に包まれていた。教師が中央に立つ。

「次の試合」

観客が静まる。教師が名前を呼ぶ。

「セラフィーナ・ルミナス」

観客席が湧く。

「魔法科首席!」

「学院最強魔法使い!」

セラフィーナが静かに闘技場へ降りる。

銀髪が風で揺れる。そして教師が続けた。

「神代 悠真」

また歓声が上がる。

「また神代だ!」

「さっきのスピードやばかった!」

悠真は槍を肩に担いで歩いてきた。

セラフィーナが微笑む。

「やっとだね」

悠真が答える。

「そうだな」

セラフィーナは指を一本立てる。

「条件」

悠真が聞く。

「何だ」

セラフィーナは言った。

「純粋魔術勝負」

観客がざわめく。

「魔術だけ!?」

「神代って魔力少ないって噂だぞ!」

悠真は少し考える。

(魔法か)

セラフィーナは言う。

「槍も異能もなし」

「魔術だけ」

ニヤリと笑う。

「逃げる?」

悠真は少し笑った。

「いいぜ」

ゼノグレイスを地面に立てる。

「魔術だけな」

観客がざわめく。

「受けた!?」

教師も驚く。

「本当にいいのか?」

悠真は肩をすくめる。

「問題ない」

教師が手を上げる。

「では――」

「試合開始!」

その瞬間。

セラフィーナが詠唱する。

「風よ」

「刃となれ」

手を振る。

ゴォォォ!!

巨大な風の刃が飛ぶ。観客が驚く。

「速い!!」

悠真は手を前に出す。

「風壁」

バシュ!風の壁が展開される。ドン!!攻撃を防ぐ。

セラフィーナが驚く。

「詠唱なし?」

悠真は言う。

「簡易魔術だ」

セラフィーナは楽しそうに笑う。

「面白い」

今度は炎。

「炎よ」

「燃え盛れ」

巨大な炎球。

ドォン!!

悠真に向かう。

悠真が手を動かす。

「水」

水の流れが生まれる。

ドォン!!

炎と水がぶつかる。蒸気が広がる。観客が騒ぐ。

「魔術戦だ!」

「すげぇ!」

セラフィーナが目を細める。

「魔力少ないはずなのに」

「技術が高い」

悠真は言う。

「量より使い方だ」

セラフィーナは微笑む。

「いいね」

杖を構える。

「じゃあ」

「本気」

空気が変わる。膨大な魔力が集まる。観客が息を飲む。

「やばい……!」

セラフィーナが詠唱する。

「風よ」

「雷よ」

「空を裂け」

空に巨大な魔法陣。

雷が落ちる。

ドォォォン!!!

悠真を見る。

「防げる?」

悠真は小さく笑った。

「試してみる」

手を前に出す。魔力を集中させる。そして呟く。

「合成魔術」

水と風が混ざる。新しい魔法。

「嵐壁」

ゴォォォ!!

巨大な嵐の壁が生まれる。

雷がぶつかる。

ドォン!!!

衝撃が闘技場を揺らす。観客が叫ぶ。

「すげえええ!!」

煙が晴れる。二人とも立っていた。

セラフィーナが笑う。

「最高」

悠真も少し笑う。

「まだやるか?」

闘技場は完全に二人の世界になっていた。


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