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第二十六話.限界突破

王立学院 闘技場。第一戦、第二戦が終わり――

ついに第三戦が始まろうとしていた。観客席は大歓声に包まれている。

「第三戦だ!」

「ランキング上位が出るぞ!」

教師が中央に立つ。

「第三戦 第一試合」

そして名前を呼ぶ。

「エリオット・ヴァイス」

闘技場に黒髪の少年が歩いてくる。ランキング四位。スピード剣士。観客が盛り上がる。

「速さなら学院一って噂だ!」

教師が続ける。

「神代 悠真」

観客席がさらに騒ぐ。

「来た!」

「ダンジョンボス討伐者!」

悠真はゆっくり闘技場に降りた。

ゼノグレイスを肩に担ぐ。エリオットが笑う。

「やっとだね」

悠真が答える。

「そうだな」

教師が手を上げる。

「試合開始!」

その瞬間

ドン!!

エリオットが消えた。観客が驚く。

「速い!!」

一瞬で悠真の背後。

ザン!!

剣が振られる。

だが。

ガキィン!

悠真が槍で受ける。エリオットが目を細める。

「反応できるんだ」

悠真が言う。

「まぁな」

エリオットは笑う。

「でも」

次の瞬間。

ドン!!

さらに加速。残像が何個も見える。

「これはどう?」

連続斬撃。

ザン!ザン!ザン!

だが悠真は全部防ぐ。

観客が驚く。

「見えてるのか!?」

セラフィーナが呟く。

「まだ本気じゃない」

リリアも言う。

「悠真さんなら…」

エリオットが距離を取る。

「なるほど」

「じゃあ」

剣を構える。

「本気でいく」

ドン!!

今までより速い。完全に残像だけになる。観客が見失う。

「どこ!?」

その時。悠真が小さく呟く。

「時間加速」

世界が遅くなる。だが悠真はさらに言った。

「まだ足りない」

ゼノグレイスを握る。

「速度解放」

槍が微かに光る。

そして詠唱する。

「刻を越えし風よ」

「我が身を導き」

「限界を破れ」

悠真が目を開く。

限界突破リミットブレイク

次の瞬間。

ドン!!!

悠真の姿が消えた。エリオットの目が見開く。

「なっ――」

背後から声。

「速さなら」

悠真が槍を構える。

「こっちも得意だ」

ガキィン!!

一撃。

エリオットの剣が弾き飛ばされる。剣が地面に刺さる。

静寂。教師が宣言する。

「勝者」

「神代 悠真!」

観客席が爆発する。

「うおおおお!!」

「速すぎる!」

エリオットは少し笑った。

「完敗」

悠真を見る。

「君」

「やっぱり面白い」

闘技場の上。アレスが腕を組んで見ていた。

「……強いな」

セラフィーナも微笑む。

「これで」

「次は私か、アレス」

大会はさらに激しくなる。


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