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第二十二話.ダンジョン
学院近くのダンジョン。教師が学生たちに説明する。
「ここは訓練用ダンジョンだ」
「無理はするな」
学生たちは数人ずつの班に分かれる。
悠真の班は
リリア
セラフィーナ
レオン
だった。レオンが笑う。
「なんか強いメンバーだな!」
ダンジョンへ入る。
少し進むとゴブリンが現れる。
「ギャア!」
レオンが剣を抜く。
「俺がやる!」
ザン!
ゴブリン撃破。
順調だった。
オーク。
ウルフ。
次々とモンスターを倒していく。
だが30分後。問題が起きた。
レオンが言う。
「……あれ?」
リリアも周囲を見る。
「モンスターがいません」
セラフィーナも言う。
「全部倒されてる」
どうやら他の班が倒してしまったらしい。
教師も言う。
「この階層は終わりだな」
だが悠真は少し奥を見る。
(気配あるな)
教師が言う。
「神代」
「お前は自由行動でいい」
「実力的に問題ないだろう」
学生たちがざわめく。
「自由行動!?」
「一人で!?」
悠真は軽く言う。
「了解」
ゼノグレイスを肩に担ぐ。
「ちょっと奥行ってくる」
リリアが心配そうに言う。
「気をつけてください」
セラフィーナは楽しそう。
「絶対面白いこと起きる」
悠真はダンジョンの奥へ進む。
その先でとんでもない存在に出会う。
まだ誰も知らない。
このダンジョンには本来いるはずのないモンスターがいることを。




