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第二十話.授業開始

王立学院。悠真の学園生活初日。教師が教室の前に立っていた。

「今日は実技授業だ」

クラスが少しざわめく。

「魔法と戦闘の基礎を確認する」

「順番にやってもらう」

レオンが嬉しそうに言う。

「お、実技か!」

リリアは少し心配そうに悠真を見る。

「悠真さん、大丈夫ですか?」

悠真は肩をすくめる。

「多分」

セラフィーナが横から言う。

「むしろ問題が起きる側だと思う」

「失礼だな」

訓練場へ移動する。広い魔法訓練場。教師が言う。

「まずは魔法の実演だ」

「セラフィーナ」

クラスがざわめく。

「来た」

「魔法科首席だ」

セラフィーナが前に出る。杖を軽く持つ。

詠唱。

「風よ」

「我が意に従え」

手を軽く振る。

次の瞬間。

ゴォォォ!!

巨大な風の刃が放たれた。遠くの標的を一瞬で切り裂く。

ドン!!

木の標的が真っ二つになる。

クラスが驚く。

「すごい……」

「さすが首席……」

教師も頷く。

「完璧だ」

セラフィーナは席に戻りながら言う。

「こんな感じ」

悠真を見る。

「次」

教師が言う。

「神代悠真」

クラスがざわめく。

「来たぞ」

「王推薦」

悠真は前に出る。

しかし教師が聞く。

「魔法は使えるか?」

悠真は答える。

「少し」

(実際は少ない)

教師は言う。

「では魔力を流して攻撃魔法を」

悠真は手を前に出す。

魔力を少しだけ集める。

小さな風魔法。

シュッ

標的に当たる。

威力は普通。

クラスがざわめく。

「普通だな」

「魔力量少ないのか?」

セラフィーナは目を細める。

(……嘘)

(この人隠してる)

教師は言う。

「次は戦闘訓練」

「武器を使った模擬戦だ」

クラスが盛り上がる。

「よし!」

「戦闘だ!」

教師が続ける。

「では……」

悠真を見る。

「神代」

「私とやるか?」

クラスが驚く。

「え!?」 

「教師と!?」

教師は元冒険者らしく大きな剣を持っていた。

「学院教師をなめるなよ」

悠真はゼノグレイスを持つ。

「別に」

「なめてない」

教師が踏み込む。

ドン!!

鋭い斬撃。

だが。

悠真は少し横へ動く。

剣が空を切る。

教師が驚く。

「速いな」

悠真は軽く槍を振る。

ガキィン!!

教師の剣が大きく弾かれる。教師が後ろへ下がる。

クラスが驚く。

「強い……!」

「教師押されてるぞ!」

セラフィーナは楽しそうに笑う。

「やっぱり」

リリアも微笑む。

悠真は槍を軽く回す。

「続ける?」

教師は汗を拭いた。

そして笑う。

「いや」

剣を下ろす。

「十分だ」

クラスを見る。

「よく見ておけ」

「これが実戦の動きだ」

そして悠真を見る。

「神代」

「お前」

「かなり強いな」

クラスがざわめく。

こうして悠真は

学院でも

危険人物認定され始めた。


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