タイトル未定2026/01/04 23:27
午後9時05分 ― 再び始まる
私は息を呑み、目を見開いた。自分の部屋にいた。ベッドサイドテーブルの時計が光っていた。午後9時05分。電話が鳴り始めた。ディヤだった。
「夏のプロジェクト、あの謎の村に行く準備はできた?」
「うん、大丈夫。5分で行くよ。」
電話を切った後、私は静かに座り、集中しようとした。しかし、奇妙で重苦しい感覚が私を襲った。何かを忘れているような気がした…時間に関することだった。
鋭いノックの音がドアに響き、私の思考を遮った。ドアを開けると、黒いパーカーと顔を覆う黒いマスクをつけた配達員が立っていた。
「こんにちは。あなた宛ての荷物です…ディヤさんからです」と、彼は声がこもったように言った。
「はい…ありがとうございます」と私は答え、何の印もない、無地の箱を受け取った。ドアを閉めると、理由も分からず心臓がドキドキしていた。
荷物を開けようとした時、再びノックが聞こえた。今度はもっと強く、せっかちなノックだった。もう一度ドアを開けた。ディヤだった。
「こんにちは!荷物届いたわね」と彼女は目を輝かせながら言った。「中身は何?」
私たちは一緒に箱を開けた。中には、血のついたティッシュペーパーに包まれた、二つのウサギの頭が入っていた。
驚いたことに、ディヤは喜んでいた。「ありがとう!」と彼女は満面の笑みを浮かべ、私を強く抱きしめた。「愛してるわ、リムル。ありがとう。これで村に行く必要はなくなったわね。」
冷たい恐怖が私を襲った。これはおかしい。すべてがおかしい。




