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桜子さんのパンツではじまるラブリーベイベーバトルロワイヤル  作者: お花畑ラブ子
ラブリーゲッチュにハグしてベイベー!!
14/29

モモ

水族館のエリアを少しづつ進んでそれらしい人影は見当たらない。ショーもおわり人が増えてきた。

「妹さんのお名前は?」

「四日月 モモさ」

「ん?どこかで聞いたような気がするにゃ」

「わかった!すぅぅう!」

まてまてまて、お嬢様!お前まさか。椅子に飛び乗り、いっぱい息を吸う。

「よぉっかげぇつぅもぉもぉ!いたら、返事しなさぁあああい!」

馬鹿でかい声が水族館に響く。

「よし!いないわね!次のエリアにいくわよ!」

「ば、ばか!水族館ででっかい声出したら、だめだろうが!」

耳がキンキンする。

「お、お客さま、館内ではお静かに!」

「す、すみません、はやく行くぞ」

「わたしに、向かってバカなんて」

「あははは!お前おもしれーな」

「身長だけじゃあ、分からないけど、どんな子なんですか?」

「おっと、悪いね、少年。たしかに背丈だけじゃあ、分からないよな。ピンク色の髪で、いっつも、どっか髪が跳ねていて。服装は大人しめのゴシックロリータな服よく着てるな。今日もそうだった。んーあーあと、あいつは重度のラブリーズヲタだ」

「ラブリーズヲタ?」「おさかなきれい」

お嬢様はスイッチが入ってしまった。彼女は特にきもとめなかったようで、話を続ける。

「あぁ、いつからハマったんかはしらないけど、なんでそんなこと知ってんのかってことまで知ってるんだ。ラブリーピンクの引き継ぎ式では号泣してたな。」

「あー!四日月モモって、もしかして、……三歌月モモと関係あるのかにゃ?!いま放送中のTVシリーズラブリーズω ラブリーズピンク役の芸能人!!」

「んあ?そうだよ」

「あわわわ。なんか違うって思っちゃったにゃ。失礼だったにゃ!」

「違和感感じたなら、あながち間違いじゃあないさ。あいつがなりたいのは、ラブリーズ役じゃなくて、ラブリーズだからな」

「?お姉さんは何者なの?」

「わたしは、ちいさな芸能事務所の社長さ」





「貴方の『愛』はなに?」

「はぁ?何を言ってるんだ?」

唐突にラブリーピンクはそう言った。

「あなたの『愛』!そう、愛する心!ラブリーズに変身できるのなら、『愛』がないと、ラブ リーズなんだから。ラブリーピンクは【みんなへの愛】ラブリークリムゾンは【姉妹愛】。ラブリーツリーは【自然への愛】。全てのラブリーズに愛がある。」

「愛なんて知らないね!」

「あなたの願いは?」

「いまから、脱落するあんたに話してどうするってーの?ラブリーズの報酬で何でもかなえられるでしょう?大人しく証を渡しな」

「……ラブリーミコ。年齢は17歳。ラブリーメコとの双子ラブリーズとして3年前にデビュー。」

「は?なんだよ」

「実年齢は22歳。メコとの人気差に悩む。飼っている犬はゴールデンレトリバー。名前はおいなり。散歩に出かけるのは早朝。寂しさを紛らわせるため溺愛している。ペット可能のマンションに引越している。部屋の番号は705号室。暗証番号は1050。」

「え、、な、」

「間取りは2LDK。」

「ひ」

「そうだ、わたしのスマホの写真フォルダを見てくださいよ。顔認証で開けて。1週間前の写真」


そこには、笑顔で自分のマンションで愛犬と映るモモの写真があった。

「え、いなちゃん、なんで、こいつと、」

「いやぁ、可愛かったですよ。おきにいりの黄色い鳥のお人形であそびました。あなたの愛は【ペットへの愛】ですかね?」

「す。すみませんでした。ゆ、ゆるしてください」

「んー、ラブリーズは正義のヒーローです。何をすべきかわざわざ言わないと、、、いけませんか。」

「あ、あなたを狙うのをやめます。」

「で?」

「わ、わたしの集めていた証もわ、わたします。」

「で?」

「ひ、」

「はぁ、察しが悪いですね。夏海さんに絡んでる妹さんも止めてくださいね。あの子もラブリーズの素養があります。まだ、紅蓮の影武者ですが、そのうちほんとにラブリーズになりそうです。……はぁ、まったく、私はこんなに善行を積んでいるのになんでラブリーズになれないのかな。」

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