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22.魔法の講義キター!(悪役令嬢?なのか)

「ところで、ここ地球でしょ。何故魔法が使えるんですか?」

相変わらずのモザイクへ向かって話かける。


「何故地球だと思うっちゃ?一言も言ってないっちゃ。随分違うっちゃ。」

「夜お月様を見ればウサギさんいるし、星を見れば北斗七星あるじゃないですか。

どっかの映画に宇宙飛行士のクセに自由の女神見るまで気が付かないなんてのが

ありましたけど、知らない土地で夜空も見ないのかよと不思議でしたよ。」


「物凄く古いの見てるっちゃ。でも違う世界の地球っちゃ。

大陸の形も生態系も違うっちゃ。で、地球の何十光年先で恒星が爆発した時の

妙なエネルギーが来てるっちゃ。」

「妙なって?何も感じませんけど。」

「1gもあったら地球を何個か吹っ飛ばせるような粒子だけど、薄く来てるから

誰も気が付かないっちゃ。一部の生物はこれを利用できるし、貯めこめる鉱物も

あるっちゃ。」


「なるほど解りませんが、面倒なのでそういう事にしましょう。

そのエネルギーを使うのが魔法であると。」

「その通りだっちゃ。詠唱というのは溜まったエネルギーを集める準備体操

みたいなもんだっちゃ。」


「質問なんですが、あの電撃も同じ理屈なんですか?」

「ウチのは全然理屈が違うっちゃ、どこでも撃てるし、威力が桁違いだっちゃ。」

どっちが威力が上かは聞かないでおこう。


「一応炎魔法と回復魔法は見たんですが、あれどんな理屈なんですか?

他にどんな魔法があるんですか?」

前から思っていたが、魔法の威力次第では銃なんか役に立たないかもしれない。


「回復魔法はかける相手の細胞活動に使うエネルギーを魔力で代替して再生や

免疫を向上させたり筋肉動かしたりしているっちゃ。」

「俺がマリアさんの失敗で考えた仮説って正解なんですか?」


「当たっているっちゃ。内臓が治ってないのに皮膚の傷塞いだり、

骨の位置がずれてるのに回復魔法かけると良い結果は出ないっちゃ。

状況考えて対応する必要があるっちゃ。

次、炎魔法、これは回復魔法に比べれば簡単っちゃ。」

まあ、エミュール兄が使える魔法だものな。

「自分の体の脂肪分を手の上に呼び出してから、

魔力で着火して投射するのよ。」

?自分の脂肪?どっかから炎を呼び出すんじゃないのか。


「空気が燃える訳ないっちゃ。何か燃える物が必要っちゃ。

虚空から取り出せないから自分の体の物を取り出しているっちゃ。」

「それって、何回も使えば自分の体の脂肪が無くなるって事ですか?」

「その通りだっちゃ。ウチもこの辺の脂肪を、て何言わせるっちゃ。」

元の世界だったら炎魔法ダイエットとか流行りそうだな。


「何か威力なさそうですね。」

「そうけ?例え何十グラムでも燃えて煮えたぎった脂が当たったら

大火傷すると思うっちゃ。」

天ぷら火災かよ。でも火炎瓶の方が絶対威力上だろ?

kg単位で体脂肪抜ける奴とか居るのかな?デブ無双とか。


「炎と見た目が近いけどプラズマを放出する魔法もあるっちゃ。

自分の傍の空気を光らせて打ち出すみたいだっちゃ。」

「炎魔法より威力がありそうですね。」

「そうでもないっちゃ。ほとんどは密度上げられないっちゃ。

希薄なプラズマなんて殺傷力無いっちゃ。

磁気に反応するから命中精度と射程に問題があるっちゃ。」

「確か雷もプラズマじゃ無かったですか?」

「だから許すっちゃ。」

出力をコントロールできるなら回復魔法と組み合わせて効果を

上げられるかもしれない。


「基本、無から何かを出す魔法は無いっちゃ。だからお前は

チートだっちゃ。感謝するっちゃ。」

相変わらず恩着せがましい。


「相手をいきなり氷漬けにするとか、魔法のビームを撃つとか

大爆発させるとかの派手な魔法は無いんですか?」

異世界ってばそれでしょ。


「調べた範囲では無いっちゃね。こっちの世界でポピュラーなのは

自分の傍の石や水を持ち上げて敵にぶつける奴みたいだっちゃ。」

おお、やはりあったか。土魔法、いきなり山が裂けるとか。

「そんなエネルギー人間が出せる訳ないっちゃ。精々自分の体重と

同じ位の物投げるだけっちゃ。」

50㎏以上の石が飛ぶという事か。投石器が発達しないな。


「後、魔力を絞り込むのが難しいみたいだっちゃ。

プラズマなんて距離の3乗で威力が落ちるからこっちの世界の魔法攻撃は

石を飛ばす物理攻撃が多いっちゃ。」

「もめごとになると石が飛び交うんだ。」

「本格的に戦う時は圧倒的に弓矢が多いっちゃ。

何百人に一人の魔法使いなんて弓矢と近接武器で刈られっるちゃ。」

「異世界なのに夢がない。普通の戦闘は何人位集めるの?」

「80年前の戦争では10万人以上集めたみたいだっちゃ。

エア君の父親が加わった今回のマンチェス伯爵の討伐軍は総勢200名以上、

だっちゃ。」

銃弾の用意が数万発もあって絶対使いきれないと思ったが

一人で戦場に行ったらあっと言う間にヤラレルなこれ。


「とりあえず王宮にあった魔法の書を盗み撮りしてきたから

感謝するっちゃ。」

盗み撮りなんかい!


「あんまり干渉してはいけない決まりだっちゃ。あるはずの物が無くなるのは

マズイっちゃ」

「それで、亜空間倉庫の中の物って死蔵品、誰にも見つからない筈の物なのか。」

「そうだっちゃ。そんな物中々ないっちゃ。苦労したっちゃ。」

一生懸命償ってます感出すのがうざいけど、誠意は認めよう。


「そういえば王都で文書調べてた時にイリスの面白い話見たっちゃ。」

「別に興味ないけど。一応聞きます。」

「イリスは王族と婚約してたみたいだっちゃ。でも魔力が無いのが

どっかのパーティでバレて婚約破棄されたみたいだっちゃ。」

それどこの悪役令嬢?

「それで伯爵家がつながりのある男爵家に無理やり嫁にやられたっちゃ。」

復活、報復の悪役令嬢に続きそうだな。隣国の皇帝の所とかに行きそうだ。


「あの人もいろいろあったんだな。」

5人も産んでるけど。

「他にも王国の財政とか政治の話とかあるっちゃ。

けど、今日は忙しいから後はテンプレから聞くっちゃ。」

ちょっと待て、重要度とか考えて話してくれ、ゴシップが先って

三流週刊誌か!と思ってる間にモザイクは消えてしまった。























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