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70話

 まだ、桜が話を始めてそれほど時間は経っていないが、桜の調子が明らかに悪そうに見える。


 「桜大丈夫?」


 「えぇ、大丈夫よ。当時のことを思い出すと少し体調が悪くなるのよ。」


 その言葉から、相当なトラウマが桜にはあるように感じた。


 「キツイなら話はまた今度でもいいよ。」


 翼は桜に優しく声をかける。その言葉に桜は頷き、桜の昔話は一旦終わった。


 少し翼の家で休んだ後に桜は自宅へと戻っていった。


 「この話は結構闇が深そうだなぁ。」


 一人になった翼は小さな声でそう呟いた。

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