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65話

 桜が翼の家に来て晩御飯を食べる。この一週間、特に変わらない光景だが今日は明らかに空気感が異なる。


 静寂を切り裂くかのごとく、桜が口を開いた。


 「何も聞かないのね。」


 ご飯に目を向けたまま翼に声をかけた。


 「聞いていいか分からなくてね。」


 「別に大したことじゃないわ。ただ、昔色々あったってだけよ。」


 「そっか。ちなみにどんなことが会ったの?」


 翼の質問に桜は一呼吸置いて答えた。


 「話すと長くなるから、晩御飯食べ終わった後でもいいかしら?」


 「分かった。」

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