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63話

 「そっか。それじゃあまた月曜日な。」


 説先輩はそう言い、駅の方へ歩いて行った。


 「ねぇ、桜は哲先輩と知り合いなの?」


 「そうね。知り合いよ。けれど彼にはもう、許してはもらえないかしら。」


 そこから翼と桜の家までの間に会話はなかった。翼は桜に聞きたいことは山ほどあったが、どうも聞いていいような雰囲気ではなかった。桜の闇に触れてしまうのではないかと察したからだ。


 「晩御飯できたら教えてくれる?」


 「わかった。」


 家に着き桜は翼と別れ際に言った。


 二人の日常は続いていく。

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