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56話
いつも通り二人で晩御飯を食べ終え、それぞれの家で時間を過ごす。これが翼と桜のルーティンになっている。
そんな日々を過ごしていた翼と桜だったがお互いがお互いの事を少しずつ意識し始めた。
「仮」の関係。翼も最初はそんな関係を早く辞めたいと思っていたが、彼の心は確実に揺れていた。
「ちょっと桜のことが気になっているのか?」
自問自答してみるが、その答えは出なかった。
時を同じ頃、桜も翼との関係に揺れていた。
翼に強引に押し付けて始まった関係だが、そんな彼女も翼と過ごす日々に居心地の良さを覚え始めている。




