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40話
「あれー。昨日の子だ。もう入部してくれたんだー。」
昨日、春と呼ばれていた先輩に声をかけられた。
「お疲れ様です。昨日、入部届け出しました。東山翼です。これからよろしくお願いします。」
「3年の星野春です。よろしくね、東山くん。」
簡単な自己紹介を終えると、福井さんが早く来いと言わんばかりの表情で翼のことを見ていた。
「東山くん、男子部の部屋まで案内するから早くしてよー。」
「わかったよ。それじゃ星野先輩。荷物置いてまたここに来ればいいですか?」
「うん。それで大丈夫だよ。」
翼は星野先輩に一礼し、福井さんと道場に入っていった。




