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33話

 弓道部の練習が終わり、翼は自宅へと足を進めた。どうやら、入部届は学校のポータルサイトからできるようだ。クラス表や時間割もそうだったようにペーパーレスらしい。


 帰る時間は18時を過ぎていたため、翼は桜に『今から帰る。』と、一言メッセージを入れた。

 

 一人で帰っていると、後ろから足音が近づいてきた。ふと、振り返ると足音の主は福井京子だった。


 「話したいこともあるし、途中まで一緒に帰ろうよ。東山くん。」


 「わかった。」


 翼はそう答えるしかなかった。


 「弓道部入るの?」


 桜のことを聞かれるものだと思っていたが違い、翼は驚いた。


 「まだ迷ってるだよね。少しだけ弓、触らしてもらって、いいなーって思ったけど、バイトもしたいしなーって考えているところなんだ。」


 「折角だし一緒に弓道しようよ。楽しいよ?」


 「僕でいいの?」


 純粋な疑問を福井さんに翼は投げる。


 「まぁ、桜とのことは気に食わないけど、一緒に弓道やってくれるならって感じかな。」


 「そういえば、桜の事情は聞いたけど、福井さんは桜と何があったの?桜は何も話してくれなくて。」


 「桜が言わないなら、うちは話さないよ。」


 急に声のトーンが下がった。桜との関係が福井京子の地雷ということがわかった。


 「そっか。なら無理に聞かないよ。」


 「そうしてくれると助かるかな。それじゃあ、うち、こっちだから。弓道部に入部するの期待してるよ。バイバイー。」


 「また明日。考えておく。」


 二人は交差点で別れ、それぞれの家へ向かって歩き出した。


 翼は腕を組みながら、どうしようか迷いながら歩いていた。そんなタイミングでスマホに桜からメッセージがきた。メッセージを確認すると、


 『お腹すいた。』


 メッセージを見た翼は、家まで後5分とかからないが、小走りで家へ帰っていった。

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