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31話

 高校生活3日目、昨日のHRで山形先生の言葉通り、授業が始まった。初回の授業ということもあり、本格的な授業ではなかったが、教科書が沢山詰まったカバンは重かった。


 「よし、行くか。」


 翼はそう言い、弓道部の体験に行くために弓道場へ向かった。


 スマホで校内マップを見ているが、なかなか遠い。なんとか弓道場にたどり着くと、そこには一年生と思われる生徒たちが10人ちょっといた。


 「見学の生徒はこっちに集まってー。」


 道着を着た先輩が、一年生を誘導している。翼も誘導についていき、道場の一角に並べられたパイプ椅子に案内された。


 礼拝や準備運動を済ました先輩たちが練習を始めた。


 弦から矢が離れる音や矢が的に当たる音。弓道の音が道場に響き渡る。


 翼は、先輩たちが弓を引く姿を見ていると、見たことがある女性が先輩たちに混ざっていた。


 「福井さん?」


 桜がおすすめしないって言っていた意味がわかった。


 福井さんにバレないようにしていたが、そんなんこともできる訳もなく、すぐにバレた。


 「東山くんじゃない?弓道部入るの?」


 「いやー。迷ってるんだー。一人暮らしだし、バイトもいいなーって。」

 

 愛想笑いで誤魔化そうとしていると、福井さんは意外にも普通な態度で話しかけてくる。


 「せっかくだし、弓道やろうよ。楽しいよ?」


 出会って数日しかたっていないが、弓道を誘った時の声色はこれまでとは全く違い、純粋に誘ってくれているような声色だつた。


 翼は福井さんの声色から、また頭の中で思考を巡らせていた。

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