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23話
チュンチュンと雀の鳴き声と共にスマホからアラームが鳴る。
「んー。」
眠そうな声を出しながらベットから起き上がる。顔を洗い、歯を磨き終わった後、朝食の準備を始める。
「そういえば、朝は一緒に食べないんだな。」
朝食を作りながら、昨日の事を思い出していた。そんな事を考えながら朝食を済まし、学校へ向かう準備を始めた。
7時50分。少し早いかなと思いながら家を出た。太陽の眩しさに一瞬目がくらんだが、目の前には桜が待っていた。
「おはよう。待たせた?」
「いいえ、そんなに待ってないわ。行きましょ。」
桜と一緒に初めての登校ということもあり、なんだか落ち着かない翼だった。落ち着かないまま、朝食を作りながら思ったことを桜に聞いてみる。
「そういえば、朝は一緒に食べないの?」
「すっかり忘れてたわ。私はどちらでもいいのだけれども、あなたはどうしたい?」
「僕は一人でいいかな。朝はあんまり得意じゃないし。」
「そう。わかったわ。お弁当作れるくらいには早起きしてくれればいいわ。」
へいへい。と、空返事をしながら春の通学路を歩く二人だった。




