表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
19/147

19話

 「何買うの?」


 前を歩く桜に翼が問いかける。


 「あなたも一緒に考えるのよ。二人のご飯なんだから。」


 「本当に僕の分も作ってくれるんだ。」


 「何言ってるのよ。私の家の冷蔵庫に全部入るわけないじゃない。半分はあなたが作るのよ。」


 「そうですか。」


 てっきり全部作ってくれるものだと思っていた翼は、少し残念だった。


 野菜コーナーで野菜を買い、肉コーナーへ向かう。


 ベーコン、ウインナーなどをカゴに入れていき、先に進む桜に、また翼は質問をする。


 「ちなみに食材は桜が全部選んでいるけど、レシピは僕が考えるの?」  


 「それくらいできるでしょ?あなたが作るのは週の後半でいいわ。前半は私が作るから。」


 「はーい。」


 そんな会話をしながら、冷凍食品コーナーへ着いた。


 「ん。」


 桜から手渡された冷凍食品は、某人気幼児向けアニメのキャラクターが書かれたナゲットだった。


 「桜、ナゲット好きなの?それとも、アニメの方?」


 「それ以上は答えないわ。」


 これはアニメの方だな。と、心の中で確信した。普段の印象とは違い、可愛いじゃないかと感じた翼だった。


 「何、笑ってるのよ。」


 どうやら顔に出ていたようで、翼はすぐに謝る。


 会計を二人で折半し、家へ帰る。


 「あなた、エコバック持っていたのね。」

 

 「まぁ、毎回お金取られるくらいなら一個くらい持ってるでしょ。」


 そんな他愛のない話をしながら二人並んで歩いている姿は、まるで本当に付き合っているかの様だった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ