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105話
面接後にさっそく働き始めた楓だった。京子から店の説明を受けていると、入り口のドアが開いた。
「いらっしゃいませ。」
京子と楓が揃って出迎えの挨拶をすると、お客さんは翼と桜だった。楓は一番最初のお客様が身内ということに少し安心と恥ずかしさを感じながら、京子に教わった通りに接客をする。
翼と桜から注文を聞き、それをマスターである京子の父親に伝えた。
「桜が今日、来たかった理由ってもしかして、前言ってた子が今日働いているから?」
「さぁ、どうかしら。」
桜は水を飲みながら翼に答えた。




