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100話
「聞きたいことって?」
福井さんが桜に聞いた。
「実は、先週からよく話す友達がいるんだけど、その子がカフェでバイトをしたいらしいのよ。だからそれを聞きたくてね。」
それを聞いた翼と福井さんは思わず力が抜けた。
「それだけ?」
「それだけよ。」
思わず聞き返す福井さんだったが、桜の要件は本当にそれだけだった。
「ちなみにお父さんには言ったの?」
「えぇ、言ったわよ。京子次第でって言ってたわよ。」
「そっか。それならいいんじゃない?私も前みたいに店の手伝いできないしね。その子に明日私から直接伝えてもいい?」
「いいわよ。」
そんな感じで桜の話は終わった。




