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第9話 魔の物の討伐

「だから別に怒って無いわよ。怜の気持ちも分かるし、好きになるだけなら個人の自由じゃない。」


 慰労会も終わり、家に帰ってきた私達。寝る前に先ほどの笑顔の意味を聞くと冬香はあっけらかんと答えた。


「ちゃんと私に気を遣って妹に収まろうだなんて、怜にはむしろ好感まで沸くわね。」


「器が大きい!さすが冬香!」

 

「かのんの浮気は許さないけどね?大体あなた、隙が多いのよ。」


「まじか。気配察知は怠らないようにしてるんだけど。」


 最近はおはようからおやすみまでずっと使っている。


「そういうところよ。」


 そういって笑う冬香。


「とりあえずしばらくは今回の参加者達が実戦で活躍してくれるのを待つ感じね。どの家にも1人以上は回復術の使い手が配置されたことになったから当面は文句は出ないと思うわ。」


「しばらくってどのくらい?」


「短くて3ヶ月、長くて半年くらいのスパンで運用方法を模索していくみたいよ?だから次の指南道場開催は春になるかしらね。」


「思ったより期間が空くんだね。来月くらいには2期生がくるのかと思ったよ。」


「そもそも念を使える配下の人っていうのがそこまで多くないからね。2期生になるのか今回のメンバーに別の術を教えるのがいいか、そういったところもこれから検証ね。」


「なるほどね。…じゃあ新組織と言いつつこの先教える人がいなくなっちゃう可能性もあるってこと?」


「まあ期間限定組織になる可能性はあるわね。その場合は有里奈さんの雇用継続についてどうするかって問題が出てくるのだけれどその辺りは瑞稀さんと話してどういうカタチになるとしても対応できるようにしているみたいよ。」


 さすが、しっかりしてるなー。


「まあ有里奈さんはさっき春彦さんに口説かれてたし下雪のお嫁さんになるかも知れないけどね。」


「えっ!何その急展開!?」


「急展開って言うか、春彦さんが有里奈さんに惹かれてるのってだいぶ分かりやすかったと思うけど。」


「だって春彦さんって冬香の事が好きだったんじゃないの!?」


「そんな事あるわけないじゃない。私があの人に何も思ってなかったように、あの人の方だって親が勝手に婚約者として話を進めていただけよ。」


「そうなのかあ。通りで2人が顔を合わせてもギクシャクしてないなと思ったよ。」


「なんなら春彦さん本人は私との婚約が進んでいたって知らなかった可能性すらあるわよ?私だってかのんとの結婚が無かったら一族会合の日に知らされたと思うし。」


「それで春彦さんは有里奈にほの字なの?」


「真剣に交際を申し込んでいたわよ。さっき回復術組の席で。」


「有里奈の反応は?」


「今は講師と生徒って間だから考えられないって返してたわね。それで春彦さんが回復術を極めてアナタの隣に立てるようになったら応えてくれますか?って言ったから、そうなった時にお互い良い人がいなかったら考えてみますって。」


「えー、何それ映画みたいな感じじゃん。」


 ただし映画だとしたら春彦さんには立っちゃいけないフラグが立ってるんだが。


「ちなみにかのん、今回のペースで有里奈さんと並べるくらい回復術を覚えようとしたら、どのくらい期間がかかるかしら?」


「有里奈が使える術を全部知ってるわけじゃ無いけど少なくとも20個くらいは知ってるから、1つ覚えるのに2ヶ月かかったとすると40ヶ月?3年半くらいか。」


「術の習得だけに費やして最低3年半ね。今後は本業の傍らってことになってペースも落ちるだろうから果たして何年かかることやら。」


「えー!?それだといつまで経っても付き合えないじゃん!」


「つまりそういう事よ。」


「そういうことかあ。まあ春彦さんって有里奈のストライクゾーンからは外れてそうだし仕方ないかなあ。」


「有里奈さんの好みのタイプってどんな人なの?異世界時代に付き合ってた勇者さんってあのバンドの人だっけ。バンドマンが好みなの?」


「私。」


「は?」


「この間言われた。理想のタイプはかのんだって。」


「有里奈さん、美人で性格も良いのに好みのタイプがバグり過ぎじゃない?」


「失礼な。でもそれな。

 …だけどそんなこと言ったら冬香だって私のこと好きじゃん。」


「私はバグってる自覚があるからいいのよ。」


「怜ちゃんにも好かれちゃったし、私ってモテモテだったのか。」


「あら、今さら気付いたの?でも残念、もう離してあげないんだから。」


 そう言って妖艶な笑みを浮かべて距離を詰めてくる冬香。私は寝室の電気を消して彼女を受け入れる。


------------------------------


 下雪家当主は部下からの報告書に目を通し、秘書に訪ねる。


「春彦は無事に回復術を覚えてきたと。ふん、どちらかが回復術を習得できれば儲けものだと思ったがまあ上々の結果か。

 しかし春彦が久世有里奈に交際を申し込むとは…やつは先日の失態を知らないから仕方ないとはいえ、下雪家としての自覚はどうなっているんだ。」


「ただでさえ白雪が使えない回復術を使いこなし、その上容姿も優れているとあれば仕方がない部分はあるかと。」


「それで、久世有里奈の反応は?」


「適当にあしらわれていたというのが同席していたものの感想だそうです。」


「ふむ、権力に靡くタイプではないという事か。下手に取り込もうとするよりは春彦の好きにさせておいてあわよくば程度の感覚でいるのが現時点では最良か。

 …悠木綾音は回復術にも適性がなく、粉雪かのんの指導のもとで『魔導人形』なる術を習得。カメラを載せることで諜報活動に特化させたと。こちらは思わぬ副産物だな。かのんが白雪とは違う形態の術を使えるというのは完全に想定外だったな。会合の挨拶も大したものだと思ったが…1人で分家間のパワーバランスを崩せるだけのポテンシャルは秘めている。

 粉雪かのんとは下手に敵対しないように配下の者たちにも忠告しておけ。」


 部下に命じると当主は別室に向かう。


 部屋に入るとそこには呼び出された春彦と綾音が待機していた。


「さて、今回はご苦労だった。成果については既に報告書を確認させてもらっている。今後の仕事の中でその成果を十全に発揮してくれる事を願う。

 2人を呼んだのは、それぞれから見た粉雪かのんと久世有里奈の印象と人柄について伝えて貰うためだ。まずは粉雪かのんだな。春彦、どう思った?」


「私は主に久世さんの師事を受けていたので、直接話す機会はほとんどなかったのですが…。「隙だらけなのに隙がない」という印象を受けました。」


「矛盾した発言だな。詳しく。」


「はい。普段から特に周りを気にしていなさそうな雰囲気で、それこそ分家の嫁としては落第点です。しかしいざ暗殺するタイミングがあるかという視点で見ると全く隙が無い。そんなアンバランス印象です。」


「暗殺を図ったのか?」


「まさか。仮にするとしたらの話ですよ。」


「ふむ。では綾音君の印象は。」


「はい。隙だらけなのに隙が無いという部分に関しては春彦様と似たような印象ですが、アンバランスというよりは確かな強さに裏打ちされた自信があるのではと思いました。」


「君にそう言わせるとは。模擬戦などは行ったかね?」


「いいえ。ただ以前に一度、雫様とやり合って勝ったと言っておりました。」


「それは初耳だな。」


「どのような形式での戦いだったのかまでは聞いておりません。しかし雫様も実力を認めていらっしゃったので各家の最高戦力級、またはそれに近い実力はお持ちであると推測します。」


「最高戦力級…それは流石に言い過ぎではないか?いや、底が見えぬうちはそのつもりで対応した方が良いだろうな。他に気づいたことはあるか?」


「冬香様との関係ですが、利害によるものだけでなくお互いを想い合っているように感じました。」


「なるほど。ハニートラップは逆効果ということだな。概ね把握できた。情報感謝する。」


 その後、有里奈についても同様に質問をして当主は今後2人に対するアプローチを決めて行くのだった。


------------------------------


 今日は私は冬香と共に上雪の仕事場に来ている。時刻はもうじき日付が変わろうかという深夜。場所は東北某県の山奥。この辺りに「魔の物」がおり本日討伐するというので同行させてもらっている次第だ。


 私、「魔」を狩るのは白雪の仕事だと思ってたんだけどどうもその辺りはどの家も地域を分けて担当しているらしい。


 北海道、東北、北関東が上雪。

 南関東、京都が白雪。

 中部から関西が雪守。

 中国四国九州までが下雪。


 とそんな感じで大雑把にエリアが分かれているとのこと。「魔」の強さによって応援が入ったりはするけれど基本は各エリアごとの「魔」を狩りつつ一族統括をしたり、偉い人と交渉したり、汚れ仕事をしたり、秩序を守ったりとそれぞれ独自の役割も果たしているという事らしい。


 粉雪は代々、戦う力が無かったためにお金の管理のみをしてきたのでそういう意味でも他の家からは下に見られてしまっていたということだ。


「だったら力のある人を迎え入れれば良かったんじゃ無いの?」


「お金ってある意味一番力を持っているわけだからね。逆に武力を持たせないって考え方があったらしいわよ。」


「だとすると今は冬香は回復術が使えるし私は戦えるしで逆にまずい状況?」


「一族の仕事の分担も含めてどう運用して行くかっていうのは今後の課題ね。あくまで粉雪は裏方として、会計と教育を担うっていうやり方もあるわけで。」


「負担の多い一族のどこかのエリアを請け負うっていう話にはならないの?」


「各地域にはそれぞれのエキスパートがいるからそう単純な話にはならないんだけど、スポットでヘルプ要員として呼ばれるぐらいはあるかもね。

 今はそういう事が出来るのか色々試していく段階で、今日も場合によってはかのんにお鉢が回ってくるからそのつもりでいてね。」


「地域ごとのエキスパートかあ。そういう人って私たちがしゃしゃり出て行くと嫌な顔しない?」


「そりゃするわよ。だからこそきちんと実力を示す必要はあるわね。」


「ひぃ!おっかない!」


「でも今日の現場はマシな方だと思うわよ。総司と怜も来てるみたいだしね。」


「怜ちゃんは初めての実戦だって張り切ってたよ。メッセージきてた。」


「総司はこれまでも大人に混じって実戦に出てたらしいわね。でも回復術を覚えて最初の出動だから無理しないといいんだけど。」


 そんな会話をしていると1台のワゴン車がやってきた。扉が開くと3人降りてきた。総司くん、怜ちゃんと40くらいの男性が1人。


「冬香さん、かのん姉様!お疲れ様です!」


 怜ちゃんが駆け寄ってくる。総司君はこちらを一瞥すると軽く頭を下げる。彼にはこの間の暴発騒動以来明らかに距離を置かれてしまっている。警戒しているというよりは普通に嫌われているような感じなんだよな。怜ちゃんを危険に晒したって思われているんだろうということでまあ仕方ないよねと割り切っている。


「粉雪冬香様、かのん様。本日はよろしくお願いします。」


 40くらいの男性が挨拶をしてくる。今日の現場の責任者のアカサカ氏だ。上雪の配下として魔の物の討伐を請け負っている人で、ベテランの雰囲気を醸し出している。私と冬香が挨拶をすると本日の作戦の詳細が伝えられる。


 今日はこの山を拠点としている獣型の魔の物が討伐対象。ちなみにこういった人里離れた山奥などを縄張りとする魔の物は獣の姿をしていたり、時に天狗や河童といった人に似た姿の妖怪のような姿をしているらしい。つまり古くから人が見た妖怪、物の怪と言った類のものはこういった魔の物を見た一般人によって伝わっていった側面があるとのこと。


 魔の物がどこから来ているのか、それは分からないが放っておくといずれは人を襲う可能性があるので見つけ次第討伐する必要があるということだ。


「ちなみに魔物ってどうやって見つけてるの?」


「かのん姉様、魔物でなくて「魔の物」です。魔の影響を受けた者の総称ですが、魔物というとイメージを異形の物に固定してしまう恐れがあるので「魔の物」と呼ぶように統一されています。魔の影響を受けたのであればそれは動物でも妖怪でも、人であっても「魔の物」になってしまうのですから。」


「わかった、気をつけるね。それで魔の物の見つけ方なんだけど。」


「昔は目撃証言をもとに現地に感覚の鋭いが赴いて魔の残滓を追いかけていたんです。」


「残滓…?」


「姉様の言うところの魔力ですね。強い魔力を持った存在があれば姉様も察知できるのではないですか?」


「魔力を察知して追いかけるって事ね。でも闇雲に探すのって大変じゃない?」


「白雪一族は代々その感知能力に長けているんです。今も私と総司は今日の討伐対象までのおおよその方角と距離を掴んでいます。」


 この先2kmくらい先に感じる魔力溜まりの事かな?

 

「最近は衛生からの映像で異変を察知できることもあって初期の発見精度があがっているんですよ。」


「衛生からの映像ってネットの地図の航空写真みたいなやつ?」


「あれは民間への開放用で精度は比べ物にならない程低いんですが、イメージとしてはそうです。その映像を最新のAIで解析した結果、この辺りに魔の物がいることが分かり今日の討伐に繋がっています。」


「ほぇー。魔力と科学の融合はとっくに実現していたんだねぇ。」


「基本的に民間に解放される技術は2〜3世代遅れているので、姉様が思う最新技術の先の先の先ぐらいのテクノロジーを使っていると考えて頂ければ。」


「すごいね。でもあと2〜3世代も進めばスカイネットが産まれちゃうと思うんだけどその辺りは大丈夫なの?」


「スカイネット…?インターネットの発展版ですか?」


「うーん、高度に発達した人工知能が自我を持って人間を滅ぼしちゃうっていうSFかな?」


 詳しくはアイルビーバックな名作映画を見よう!私はやっぱり2が好き!アスタラビスタ!


「ああ、そういえば技術部の人がそんなこと言ってたかも知れないですね。私も寡聞にして存じませんが、その辺りはうまく折り合いをつけているらしいですよ。総司は詳しい事知ってる?」


 総司くんに話題を振る怜ちゃん。総司くんはすごく嫌そうな顔でこちらを見ると、ぶっきらぼうに答えた。


「…AIの思考における優先順位付けで調整するんです。「人類の幸福」とか「持続的な発展」、「自然との共存」なんてものを高い優先順位におくとAIは人間がいない方がいいと判断します。

 逆に今の社会的な問題である「高齢化」「現状維持からの緩やかな衰退」「社会的な格差」の継続をハイプライオリティにする事で人を生かすことを優先してくれるんですよ。」


「お、おう…。」


 それってAIの活用方法としてどうなのよ。


「…白雪ではそういったテクノロジーをあくまで「魔の物」の討伐にのみ利用していますからね。人類の発展のために正しく使うのはそういう使命を持った人がすればいいという考えです。」


 そういって先に進んでしまう総司くん。


「総司ったら、かのん姉様にあんな態度とって…ごめんなさい、姉様。」


「気にして無いから大丈夫だよ。ありがとう。」


 そんなこんなで山道を歩く事30分ほど。


「そろそろです。ここで待ち構えましょう。」


 総司くんが言うと、皆緊張した面持ちとなる。今日は総司くんと怜ちゃんが主体となって対象を駆除する事となっている。アカサカさんはサポートだし、私と冬香に至っては見学者だ。


 総司くんと怜ちゃんが前にでて構える。しばらくすると正面から魔力を纏った大型の野犬が現れた。なるほど、あれが魔の物ね。


「出ます!」


 身体強化を使った怜ちゃんが前に出る。手には伸縮するタイプの警棒を持っているのであれを武器にするんだろう。


「うりゃっ!」


 魔の野犬が飛び込んでくるのに合わせて棒を振り抜く怜ちゃん。しかし野犬は直前で一瞬動きを止めてタイミングをずらしその攻撃を躱わす。空振りした怜ちゃんに改めて飛びかかる野犬。


「怜!」


 総司くんが焦って叫ぶが、怜ちゃんはその場で身体をひねりつつ宙返りをして野犬の攻撃をやり過ごす。そのまま自然な流れで野犬の頭に警棒を叩きつける。


 キャウンッ!野犬が甲高い声を上げてその場に崩れる。そのまま怜ちゃんは二度、三度と警棒で殴りつけ、仕上げとばかりに腹の部分に蹴りを喰らわせる。


 優に80kg以上はありそうな野犬は身体をくの字に曲げたままボンボンと地面を跳ねていき、15mほど先で動かなくなった。


「…怜、やったな!」


 総司くんが声をかけつつ駆け寄る。怜ちゃんもふぅ、と肩の力を抜いてこちらに振り返り、歩いてくる。


 と、その時野犬が音も無く起き上がりものすごい速さで怜ちゃんに襲いかかる。咄嗟に振り返り防御体制をとる怜ちゃん。しかし、先に野犬の動きに気が付いた総司くんが怜ちゃんを庇うように前に飛び出した。


 野犬は総司くんの肩口にかぶりつき、そのまま押し倒す。


 怜ちゃんは野犬を総司くんから引き剥がそうと改めて殴りつける。しかし野犬は倒れず総司くんの上から離れない。その後も怜ちゃんは何度も攻撃をしているが、下にいる総司くんに当たらないように気を遣いつつ攻撃しているため今ひとつ有効打にならない。


「…撃たないんですか?」


 私は横にで拳銃を構えるアカサカさんに訊ねる。


「ここから銃で狙うとお二人に当たってしまう危険があります。一度距離を置いてからでないと…。」


「うーん、それを待ってると総司くんは喰い殺されちゃうんじゃないかな。

 目の前で死なれても目覚めが悪いですし、私が撃っていいですか?」


 一応責任者に確認は必要だもんね。


「出来るんですか?」


 そう聞き返すアカサカさんに向けて頷くと、指で鉄砲を作って野犬に向けて魔力を放つ。


 私の撃った魔力弾は総司くんと怜ちゃんをきちんと避けて、野犬の眉間に500円玉サイズの穴をあける。


 頭を撃ち抜かれた野犬はそのまま崩れ落ちた。

 

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