Ep:3
side カスミ&スズネ
簡単なブリーフィングを終えた後私達は部屋を出ました。正直なところを言うと隊長と離れたくありません。ずっとお傍に居たい、隊長と共に戦いたい。ですが今回はスズネと二人です。別に仲が悪いわけではありませんし、互いに命を預け合っているのですから信頼もしています。ですがそれは隊長と言う存在があってこそ。それこそ今回の様な場合は命令が無ければ共闘など絶対にしないでしょう。というかそもそも別の隊に応援に行く事自体私としては快く思っていませんし。たかだがクラスSの妖魔くらい自分たちで討伐して下さい、その実力も無いならさっさと死ねと言ってしまいたいです。百歩譲ってクラスunknownであれば仕方ないですがそうでは無いですしね。しかも以前諍いがあったCODE弐に行くというのはなんとも因果めいていますが仕事と諦めるしかないでしょう。思わず溜息が出てしまいます。
「ちょっと、溜息なんてつかないでよ」
「あらすみません。少し気が重くて」
「ふぅ~ん。どうせ隊長と離れるのが辛いとかでしょ?」
「当たり前です。そういうスズネはどうなんですの?」
「寂しいし、辛いに決まっているよ。別に見ず知らずの人がどれだけ死のうが知った事じゃないし、逆に死ねるのは羨ましい。そう思わない?」
「確かに。今更ですが自分たちで対処出来ない相手なら対応できる人に任せるべきです。それをちんけなプライドを保つために他人に迷惑を掛けてまで実行しようとする。愚かとしか言えませんわね」
「あははは~。毒舌だねぇ~」
「これくらい言わせて下さい。大体なぜ上層部は私たちに要請しなかったのでしょうか?そうすれば一発で解決したのに。無駄な犠牲も損害も出す事無くです」
「まあ、色々あるんじゃない。派閥争いとかね」
「下らないですわね。……隊長に不利益や迷惑が掛かっていないので大人しくしていますが、もし害が及ぶようであれば……ね」
「当然だよ。その時は誰であろうとも――」
スズネの最後の言葉は空気に溶けて消えていく。
ただ、昏く淀んだ狂気を宿した目が放つ光だけを残して。
現場に向かう為車に乗り込み、ガタゴトと揺られながら到着を待つ無為な時間。
それはあくまでスズネの感想であり、同乗している隊員にとってはまさに処刑台に向かう階段を登っているようなものだろう。
そもそもクラスSの妖魔等滅多に出現しない上、その圧倒的戦闘力を前にしては人類など塵芥と変わらないだろう。今回戦闘に参加する隊員もその不安が顔にありありと浮かんでいる。そんな中暢気に話す二人は余りにも異質であり、頭のネジが数本抜けていると思われても仕方ないだろう。
「そう言えばさB街区に新しいお店が出来たんだけどもう行った?」
「それは初耳ですわね。何を売っているんですか?」
「ファンシーグッズだよ。クマさんのぬいぐるみとか、最近人気の子猫ちゃんのぬいぐるみとか色々置いてるんだよ。OPENしたばっかりだけど早くも人気が出始めている要チェックのお店なんだ」
「へー。中々良い感じのお店みたいですわね。他のお店もチェックしがてら行ってみようかしら」
「だったら今度のお休みに一緒に行かない?」
「良いですわよ。今週末とかどうでしょう?スズネに用事があれば来週でも構いませんけど」
「OKだよ。……折角だしシオリとか副隊長とかも誘わない?」
「いいですけど副隊長は来てくれるかしら?隊長の家に行ってそうな気もしますが……」
「確かに。一応誘うだけ誘ってみよう。駄目だったらその時はそれでって言う事で」
「分かりましたわ。……それにしてもこうしてあなたと二人で任務に赴くなんて随分と久し振りですね。と言っても今回で二回目ですが」
「だね。前に戦った妖魔は結構骨があって楽しかったけど今回はどうだろうね」
「う~ん、クラスSですしそこそこではないでしょうか。上位であれば十分な歯応えはあるのでそれに期待するしかないですね」
「結局は運か~」
ファンシーショップの話から唐突に任務の話に移り変わる脈絡の無さ、そして戦闘狂もかくやと言う程強敵を望む気概。周りにいる他の隊員達がどう思うかなど頭の片隅にも無い様子を隊長が見たら思わず溜息を漏らすだろう。
当然それは他の人達も同様で……。
「すみません。今は現場に向かっている最中なので私語は慎んでもらえますか?」
「なんで?私達の隊では普通の事なんだけど」
「今は我が隊に応援として来ていただいているのでルールに従って下さい」
「堅いなぁ~。別にお喋りしてて何が変わるわけでも無いでしょ?そもそもまるで死刑執行を待つ死刑囚みたいな辛気臭い顔をされている方が迷惑だよ」
「なっ!?」
「スズネ。その辺で止めておきなさい」
「はぁ~い」
「貴方達の言い分も尤もですが、どうせ勝ち戦なのですし気を楽にした方が何かと効率的かと思います。無駄な緊張は心身を蝕みパフォーマンスに影響が出ますから」
「あなた達ならそうでしょうが、私達はいつ死んでもおかしくないんです。今回だってどれだけの犠牲が出来るか……。人外のCODE零の隊員さんには人間の気持ちなんて分からないでしょうけどね」
「へー。言ってくれるね」
「人外ですか。強ち間違ってはいませんが、言われて気分の良いものではありませんね」
一瞬にしてピリッとした空気に変わる。
導火線に火が着いた爆弾が二個あるようなもので、いつ爆発してもおかしくない。
そう、なにか切っ掛けが一つあれば。
「それは失礼しました。ですが前言を撤回するつもりはありません。そもそも今回の件だってウチの隊長が独断で行った事であり私達は助力など必要無いと考えています」
「へー。それじゃあ自分達の力でクラスSの妖魔を討伐できるんだね?それは凄いな~」
「スズネの言う通りですわね。それでは私達は見守る事にしましょう」
「ぐっ……。ふんっ!あなた達こそ余裕ぶって足元を掬われない様にした方が良いと思いますが」
「…………あんまり調子にのらない方が良いよ」
スズネの手が刀の鯉口を切った所で運転席から声が掛かる。
「間もなく到着しますので準備をお願いします」
その声で車内に居た隊員たちが改めて装備の確認をしはじめる。
もし声を掛けられたのが少しでも遅ければ目の前の隊員の首は胴とおさらばしていただろう。死地に向かう途中で仲間が死ぬなど笑い話にもならないし、士気を大いに下げる事になる。がそんな事彼女には一切関係ないし、寧ろ精神衛生上殺した方がスッキリするだろう。傍から見ても不完全燃焼で若干イラついているのが分かるのだから。
果たしてどちらが正しいのか?常識的に考えれば士気を下げる行為は慎むべきだが、現状の最高戦力がいらぬ精神的負荷を抱えているというのも問題だ。
答えは人それぞれだろうが、ただ一つ言える事は彼女は間違っていたという事だろう。
現場に到着すると先行で着いていた部隊の面々が準備を進めていました。一言に妖魔討伐と言ってもクラスによって必要になる物資・装備は異るんだよね。今回はCODE弐にとっては二度目となるクラスSの討伐だけど対策は確りとしているようだね。特にモクモクと蒸気を吐き出している大きな機械が目立つ。これは特殊なパルスを生成する機械でクラスAの妖魔に対しても弱体化の効果がある代物なんだ。でも使用にあたってはかなり厳しい制限があるし、燃料も沢山使うから費用対効果で考えると……って感じ。
「ねぇ、カスミ。あれってクラスSにも効果があるの?」
「さぁ?ですが持ち出しているという事は期待できるのではないでしょうか」
「ふぅ~ん。それなら僕たちも今度使ってみないか隊長に聞いてみようかな」
「私達には必要ないでしょう?というか邪魔になるだけです」
「でも面白そうじゃない?」
「興味はありますが、もし使用した事により連携に乱れが出て隊長に怪我でもされたら貴方は責任が取れるのですか?」
「うっ……。それは死んで償うしかないです」
「その前に他の隊員に殺されると思いますが、一度や二度の死では決して償えないでしょう。だからこそ安易に慣れない物を使うべきではありません」
「うん。カスミの言う通りだね。ごめんね」
「分かればよろしいですわ。さて、そろそろ準備が整ったようですし出発でしょうか」
「程々に頑張ろう」
僕とカスミは別班だけど行動は一緒なんだ。個人的には戦力を分散させて目についた所から殲滅の方が効率が良いと思うけど、思う所があるんだろうね。本当に何から何まで僕たちとはやり方が違って戸惑うばかり。安全を確保した上で大所帯で動くなんて無駄以外の何ものでもない。うちの隊なら敵まで一直線に進んで、倒して終わりってなるから楽なんだけどねぇ~。
はぁ~。
「あの、なにか問題でもありましたか?」
「んっ?なにもないけど」
「そうでしたか。溜息を吐かれていたので何かあったのかと」
「あぁ……」
意識していなかったけど溜息が漏れていたんだ。これは失敗したなぁ。
「CODE零の皆様と共に戦うのは初めてですが、足を引っ張らない様に努力します」
「そう。その気持ちは有難いけどまずは死なない様に立ち回るのが大事だと思うよ」
「あはは。そうですね」
乾いた笑みを浮かべている事からも分かるけど、随分と精神的に追い詰められているようだ。まあ前回の戦闘を考えればさもありなんと言った所だけど。猛者と言えるCODE弐の隊員と言えども恐ろしい物は恐ろしいし、死ぬのは嫌なんだろうな。少し可愛く見えてきちゃった。
「もしあれだったら、僕の後ろに隠れていれば良いよ。なにも無闇矢鱈に戦う事だけが全てじゃないんだし。正直な話目の前をちょろちょろと動かれるよりそうしてくれている方がマシだし」
「そうですか……。ですが、自分に出来る事は精一杯やります」
「ふぅ~ん。中々骨があるね」
「これでも軍人ですから」
確かに。守られる側の市民では無く、守る側の人間なんだから当然と言えば当然か。例え戦いの中で死ぬとしても本望と言えるのかも――しれない。
ぼやぁ~と考え事をしていると前方から声が響いてきた。
「もう間もなく接敵します。各自準備をお願いします」
やっとか。余りにも行軍が遅くてやる気が削がれちゃったんだけど。今回はカスミにお任せしようかな?彼女であれば粛々と屠るだろうし。
カスミに丸投げする算段を立てている内に敵を目視できる距離まで来ていた。こちらが目視できるという事は相手も同様な訳で。
「これはこれは大勢でいらっしゃいましたね」
慇懃に言葉を述べる妖魔の姿はまさに人間と変わらない。クラスA以上の妖魔は高度な知能を持ち、僕達と同じ言語を操る。だが中身は全くの別物、違う生命体だ。
「わざわざ殺されに来るなんて酔狂な物です。いや……ここは玩具がわざわざ私の所まで来てくれたと思うべきでしょうか?――どちらにしても死ぬのは変わりないですが」
言っている事は傲岸不遜であり、僕達を見る目はごみを見る様なもの。実際CODE弐の全員で戦っても勝算は零に近いのだから当然と言えばそうなのだが、僕もその中に加えられているのは腹立たしい。
「さて、ここで私から提案です。こちらからは一切の反撃をしないので、一度だけ攻撃していいですよ。どんな手段を用いても構いませんし、なんなら全員で攻撃してもよろしいですよ」
はははっ。面白い事を言うなぁ~。全員という事は僕とカスミも含まれているし、そうなればミンチになるのは自分なのにそんな事も分からないのか。思ったより知能レベルは低いのか、はたまた彼我の実力を推し量れない馬鹿なのか。どちらにせよ四肢を切り落として絶望の上で殺してやろう。
殺し方の算段を付けた所でCODE弐の隊員たちが動き出す。
「パルス生成機発動。一班と四班は左右から挟撃。二班は後方から援護射撃を。三班はパルス生成機の防衛に勤めろ。各自行動開始」
隊長の言葉と共に一斉に動き出す隊員達。その動きは洗練されており、一切の淀みや遅延無く遂行される様は流石の一言。
各々が手に持つ武器は銃と剣だ。銃は腰に備え付けられた燃焼装置から送り出された蒸気が管を通り銃身へと回り、内蔵されている超小型の蒸気機関を通して銃弾が打ち出される。
発射速度:九百発/分 銃口初速:九百五十m/秒 有効射程:五百五十m となっている。
これはアサルトライフルの性能値であり、アンチマテリアルライフル等は当然もっと上のスペックとなっている。扱いが非常に難しい上、燃焼装置や蒸気機関の開発に馬鹿みたいに時間が掛かる上製造費用が桁違いなので十数丁しかない虎の子だ。今回の作戦にも持って来てはいるようだが、使うのかは不明。
そして剣だが、これも銃と同じく腰に燃焼機関を取り付けてそこから送られる蒸気を管を通して柄へと送る。柄に内蔵されている超小型の蒸気機関が作動して剣を振ると刀身上部に空いている孔から蒸気が噴き出て振り下ろすスピードが桁違いに早くなり、威力も大幅に向上する。厚さ五十ミリの鉄板を真っ二つに出来る程だ。銃と剣は軍の制式装備であり、基本的にそれ以外の装備は許されていない。
閑話休題
素早く左右に回り込んだ一班と四班が同時に挟撃をしかける。
合計六人が包囲する形で剣を振り下す形になるので逃げ場は一切無い。仮に攻撃を受け流そうとしても二人が限度だ。どうやっても回避不可能の攻撃が華奢な体躯をした妖魔に襲い掛かる。
ギンッ!と鋭い音が空間に鳴り響く。
殺った。傍から見ればそう思える攻撃だったが果たして……女性型妖魔の身体には傷一つなかった。
新雪を思わせる透き通った肌理細やかな肌には一切の変化はない。
まるで攻撃など無かったかのように。
「なっ!?」
「うそ……だろ……」
「ばかな……」
仕掛けた隊員たちが思わずといった感じで言葉を漏らす。
「はい。お疲れ様でした」
手をヒラヒラと振りながら言う姿は全く気持ちが籠っていない。
「パルス生成機の影響を受けていないのか?」
「あ~、ほんの僅かに身体が重いかも?くらいの影響はありますよ。その程度です」
律儀に質問に答えているが、これは優しさなどからくるものでは無い。相手に絶望を味わわせる為の下準備だ。それを裏付けるように続けて妖魔が言葉を放つ。
「さて、次は私の番だね。一気に皆殺しにするのもいいけど――味気ないかな。数人ずつ殺そうか。まずはそこの貴方達から」
言葉を言い終わった瞬間には指名された隊員たちの目の前に移動していた。
そして徐に手刀で肩目がけて振り下ろす。
が攻撃を受けた当の本人の反応は先と何も変わらない。痛みに悶えるでもなく、苦痛を紛らわすための叫び声も上げない。そう、なにも変化が無いのだ。
「あれ?もしかして気付いて無いのかな?これな~んだ」
「えっ?……あれ?それ……腕。……私の――腕?えっ?、えっ?」
まさに青天の霹靂といった表情で目の前に掲げられている腕を見た後、自身の身体へと視線が移動する。暫くして耳を劈く悲鳴が空気を震わせた。
「いっ、いやぁぁぁぁぁ!!腕、私の腕がぁーー!痛い!痛い!痛い!」
「あははははははっ。あ~、その表情最高。痛いでしょ、苦しいでしょ、辛いでしょ?」
「あぁぁあぁぁああ~~!!タス、タスケテ!」
「残念。貴方を助けてくれる人は居ませんよ。それよりももっと絶望してよ」
「タスケテ!タスケテ!タスケテ!」
「もぅ、同じ事しか言わないしつまらない。ん~、脚も切ろうか。そうしたらもっと良い声で啼いてくれるでしょ?それ」
軽い掛け声と共に右脚が切り落とされる。だが先とは違い相手にも知覚出来るスピードで……否。敢えてゆっくりと脚を切断したのだ。
「~~~~~~~ガッ、アァアッウッ~~!!」
獣染みた声にならない声を上げ、形相は人間とは思えぬほど歪み、崩れている。
「うん、良い表情になったね。最初からこうした方が良かったのかな?でも過程が大事だし……」
ブツブツと何事か呟いているが、距離がある為聞き取る事は出来ない。
だけど呟いている事は分かる。なぜなら僕の周りから一切の音がしないからだ。周りを見ると全員が言葉を失い、ガタガタと震えて立っている。まるで呼吸すら忘れた様に一切の音を立てずにだ。
そんな中腕と脚を切り落とされた女性隊員が不意に僕の方を見てきた。
「タスケテ」
静かな空間にたった一言が響き渡る。
「助けてね~。あなたが覚えているか分からないけどここに来る車中でこう言ったよね。『そもそも今回の件だってウチの隊長が独断で行った事であり私達は助力など必要無いと考えています』ってさ。それなのに僕に助けを求めるのはお門違いじゃない?軍人なら潔く死んだら?」
「失礼。仮にも貴方の同僚が助けを求めているんですよ?死ねと言うのは些か酷いのでは?」
「同僚じゃないし。僕はお前を討伐する為に応援に来ただけで、この人に会うのは今日が初めて。というか死ぬ覚悟も無く戦場に来る方がおかしいでしょ。って妖魔のお前に言ってもしょうがないけど」
「いえいえ。仰る通りだと思いますよ。生きるか死ぬかの場において甘い事を宣っているこのゴミが間違っているんです。はぁ~、なんだか興覚めですね。じゃ、さようなら」
別れの挨拶と共に件の女隊員の首を切り落とし、地面にボトッという鈍い音共に転がる生首。
その表情は絶望に染まっていた。
「さて、貴方もこの場にいるという事は死ぬ覚悟が出来ているんですよね?」
「当然」
「では戦いましょうか。といっても暇潰しにもならないでしょうが」
「言ってくれるね。カスミ。手出し無用だよ」
「分かっておりますわ。ですが、手早くお願い致します。早く戻りたいので」
「了解。僕も同じだからちゃちゃっと殺っちゃうよ」
「私相手に大言壮語を宣いますね。見た所十代後半くらいでしょうか?その若さでここに駆り出されるという事はそれなりに実力があるのでしょう。ですが、余りにも世界を知らなすぎる。自身の実力を過信した結果あなたはここで死ぬことになる」
「世界ね~。確かに僕より強い人はいる。それも手も足も出ない程隔絶した実力差――いや存在自体が別物の人がね。だからお前が言ったような自身の実力を過信なんて出来ようはず無いんだよ。さて御託はここまでにして始めようか」
スズネの言葉を皮切りに今戦いの火ぶたが切って落とされた。
結果から言えば戦いと呼べるものではなかった。
それは蹂躙・虐殺・鏖殺。
妖魔と人間の皮を被った得体の知れない者の遊び。
果たしてこれを後世に残すべきか大いに迷った末綴る事にした。
余りにも内容が生々しく凄惨で悲惨で読むうちに心を病むかもしれない。
だからこそ注意して欲しい。
心を強く持て、そしてありのままを受け入れろ。
さあ、ここから綴ろうではないか。
人ならざる者たちの戦いを。