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死を望むあなたへ  作者: ねこネコ猫
27/38

Ep:26

 明けて翌日。今日は朝から和国の首脳陣を含めた面々で話し合いが持たれる。議題は当然オフレ殿下暗殺未遂事件についてだ。情報局も日を跨いでの尋問をしたので、その内容は書面でもう届いている。真面目な話ウチの尋問官の腕は超一流で、プロであろうと半日で根こそぎ情報を抜き取る事が出来る。どんな方法を使っているのか、誰が担当しているか等は一切不明で噂話でも流れてこない程徹底している。そして手に入れた情報は即座に精査され、非常に確度の高い物となる。今回のような場合だと非常に助かるのは言うまでもない。

 さて、事前に書類を見て内容を頭に入れていた訳だが私感としては『よくある事だな』と言った所だ。だけどなぁなぁで済ませて良い問題でも無いし、偉い人が下した決定に従うのみ。国同士の厄介事にこれ以上深入りしたくないというのもある。……状況にもよるがね。

 思考を巡らせていると、そろそろ移動しなければいけない時間になったので濃い目のお茶を一気に飲み干しカスミと共に会議室へと向かう事にした。


 扉を開けて中に入るとそこには出席者の約半数がもう居た。殆どの人が和国の人間なのだが、しれっと席にしたり顔で座っている人に目が吸い寄せられる。そこに居たのは何を隠そう食事会でそこそこ深い話をした帝国公爵家のアデルモ・ベルトイアだったのだ。正直なんでここに居るの?とか、今まで何をしていたのか?等疑問は沢山あるが今は聞くべき時じゃないのでグッと我慢する。

 この会議に参加できるという事は必要と判断されたのだろうし、俺がとやかく言った所で始まらないからな。色々なものを飲み込み席に座り、開始を待つ。

 暫しの時間をおいて全員が集まり、話し合いという名の会議が始まる。

「それでは開始したいと思います。まずは、皇女殿下を襲った暗殺者についてですが尋問の結果第二皇太子が最終的な依頼元と判明しました。また依頼日から逆算した結果、皇女殿下が和国へ来訪される事が決定してすぐに暗殺が決まったものと推測します」

 この発言に参加者の一部がどよめきを上げる。和国に来ることが決まってすぐ暗殺しようなんて思いつきですぐに出来る事では無い。事前にオフレ殿下の暗殺計画があり、機を伺っていた所に和国来訪の話が来たのでこれ幸いとばかりに乗っかったと言った所か。

「さらに情報を精査している中で判明した事ですが、時を同じくして第一皇太子も暗殺を企てていた模様です。こちらに関しては皇女殿下が帝国への帰国時を狙った計画でした」

「第二皇太子の計画が頓挫した事により、第一皇太子がチャンスと見て襲撃を指示する可能性は無いのでしょうか?」

「今の所その様な情報は掴んでおりません。ですが無いとは言い切れませんので、万全の警備をお願いしたいと思います」

「分かりました。今以上に警戒を厳にし、人員も増員して対処に当たらなければいけませんね」

 どんだけ恨みを買っているんだよってくらい四方八方から命を狙われているな。執拗かつ周到に命を刈り取る算段をする兄弟とか恐ろしすぎるんだが。

「では今回の事件に対しての我が国の対応ですが、基本的には暴漢に襲われたが即時無力化、事態を収拾し皇女殿下に怪我などは一切無い。犯人の引き渡しに関しては国際法に則って対応する。事件は和国で発生した為賠償請求等は後日話し合いの場を設けて決定すると言った内容となります」

 少し引っ掛かる所があるな。疑問をそのままにしておくと後々面倒な事になるのでここで質問しよう。

「すみません。暴漢に襲われたと仰りましたが、帝国の暗殺者に襲われたと伝えた方が宜しいのではないでしょうか?そうすれば賠償請求を帝国に求める事も出来ますし」

「ふむ、確かにそうですね。ですが、帝国の暗殺者が皇女殿下を殺害しようとした等と言った所で相手は絶対に認めないでしょうし、全力を持ってその事実を無かった事にするでしょう。そして皇女殿下をどんな手を使おうとも亡き者にしようとするはずです。和国としてはその様な事態になると取り返しがつかなくなるので出来るだけ避けたいのですよ。よって先程申したようなこちらが多少譲歩するような内容で手を打とうという事になったわけです」

「成程。確かに諸々を考慮するとその方がいいですね」

 最悪の場合、帝国、和国を問わず情報を知っている人の口封じが行われるかもしれない。流石に俺や首脳陣は大丈夫だが他の人は死ぬだろう。そんな事態は避けられるなら避けるべきだし、和国が多少不利益を被るとしても飲むしかないのだろう。……それに対して思う所はあるがな。

 それにしても帝位継承権争いで兄弟姉妹の暗殺を企てるとか、とんだ血みどろの関係だな。仮にも大陸を支配している十大国家とは思えな……いや、数ヶ国は同じような感じだったな。何と言うかまあ非合理的だなとは思うし、そんな方法で手に入れても碌な事にならないだろうに慣習とは下に恐ろしいものよ。

「では皇女殿下の身柄についてですが、帝国ではどの様にお考えでしょうか?」

 おっと、本題に突入か。ここでどう答えるかによって和国、ひいては俺自身がどう動くかが決まる。

「発言しても宜しいでしょうか?」

「どうぞ」

「まずは改めまして自己紹介を致します。私は帝国公爵家長男のアデルモ・ベルトイアと申します。今回の件に関しましては私の方から説明させて頂きます。まず、昨日起こった暗殺未遂については初めてではありません。帝位継承権争いが勃発してから一度命を狙われました。奇跡的に未遂で終わりましたが今後もその様な保証はありません」

 そうだろうな。今までは本当に奇跡が起きて命拾いしただけに過ぎない。今回も合わせて二度同じような事が起き失敗に終わっている。三度目は形振り構わずその命を刈り取りに来るだろう。

「仮に帝位継承権を放棄したとしても、皇族という身分は変わりませんし存在自体が邪魔になるので殺そうとしてくることはほぼ間違いありません。そうなるとヴァネッサ殿下の安全を保障する唯一の方法は他国への亡命となります。候補として帝国との友好国は論外、敵対国も除外となります。その上で殿下の身を確実に守る事が出来る力を持った組織なり人なりが居る国となると一国しかありません」

 ここで一つ息を吐き、再度顔を上げた際に見せた表情は覚悟を決めた男の顔だった。

「ヴァネッサ殿下も含めて話し合いをした結果、和国への亡命を希望いたします」

 ベルトイア氏の発言を受けて和国の首脳陣はというと、さもありなんと言った感じだ。正直驚いたり、困惑したりするかと思っていたがあくまで想定の範囲内だったという事だろう。俺としてもいくつかある選択肢の中で亡命が一番安全かつ確実性が高いと思っていたので特に驚きは無い。

 後はどういう条件を付けてくるかと言った所だろうか。

「亡命ですか。そうなれば帝国は元より他国からも非難されることは免れません。その辺りの折衝が非常に難しいのと皇女殿下の身の安全を守る為にかなりの人員を割かねばならないのも問題となります。よって亡命受け入れは可能ではあるが、非常に難しいと言わざるを得ません」

「はい。一筋縄ではいかぬ事は重々承知しております。ですが、このままでは遅かれ早かれ殿下の命は奪われる事になります。ご無理を申しますが何卒受け入れて下さるようお願い致します」

 両者共に譲れない一線があり、落としどころをどうするかという話になる。帝国や他国からの非難を黙らせ、オフレ殿下自身の安全を確保するなんて普通に考えれば無理難題に過ぎる。

 さて、うちのお偉いさんはどう対応するのだろうか?

「まず帝国に関してはベルトイア氏にある程度根回しをしてもらって、非難を押さえてもらいたいと思います。また他国に関しては和国だけでは抑える事が出来ない為友好国にも助力してもらって事に当たりたいと思います。ヴァネッサ殿下に関しては……特別に護衛部隊を設立して対応するしかありませんね」

「私にできる事であれば全力でお手伝いさせて頂きます」

「お願い致します」

 ふぅん。まあ、妥当な落としどころかな。でも和国の世界的な評価はかなり落ちるだろうし、帝国は敵対国家になってしまう。正直そこまでのリスクを負ってまで亡命を受けるべきか?と思う。国が一番大切にしなければいけないのは国民であり、安全保障であるからしてこの判断は無暗に危険にさらす愚かな行為と言われても仕方ない。そもそもこの件を国民が知ったら俺達を危険に晒すなどふざけるな!と怒り心頭だろう。下手をすれば反乱が起きる可能性すらある。それを分からない首脳陣ではないはずだが。取り合えず本決まりになる前に問題点を挙げてどう考えているのか聞いてみるか。

「すみません。一つお聞きしたいのですが、今仰った案を実行するとなれば各方面にかなりの負担を強いる事になります。それに国民も納得はしないでしょう。その辺りはどうお考えなのでしょうか?」

「確かにユノ隊長の仰る通りです。ですが、私達に出来る精一杯がこの辺りなのです。――もしユノ隊長が協力してくれるというのであれば話は変わりますが」

「そうですね。私としてもユノ隊長が亡命計画に関わって下さるのであればこれ以上ない最善の結果になると思います」

 そう言って俺を見て微笑みを浮かべるベルトイア氏。もしてかして最初からこれを狙っていたのか?食事会の接触はこの事態を見越して、自身やオフレ殿下を売り込む為に仕掛けた事……だったとしたらしてやられたな。帝国への移住やオフレ殿下との結婚話などは全て殿下の安全を確保する為だったとしたら納得がいくし、確かに最善手だろう。

 しかし、搦手を使われた身としては面白くない。そう言う事なら初めから正直に打ち明けてくれればこちらとしても協力するのは吝かではなかったんだが。

「それが命令であれば従います」

 口から出た言葉は自分でも驚くくらい棘が含まれていた。俺はあくまで一軍人なので上からの命令には絶対遵守だからな。まあ例外はあるけど。

 俺の言葉に含まれたものを敏感に感じ取り、このままではマズいと思ったのかゲンパクが口を開いた。

「ユノはこの件についてどう思っているんだい?」

「亡命する事に関しては様々な問題が発生しますし、和国の事を思えば拒否するのが一番だと思います。――ただ私人としての意見を言わせてもらえるのであればこの数日で仲良くなったオフレ殿下を危険から遠ざけたいとも思っています」

「成程、成程。ユノは国の損益と自身の感情を天秤に掛けて揺れ動いている訳だね。――では和国皇王の名において宣言する。国の事に関して慮る必要は無いので、自身の気持ちに素直に動いてくれ」

 皇王としての宣言。この意味は非常に重く、全てにおいて優先される。国の事を考えなくて良いのなら俺の中にある答えは一つのみ。

「分かりました。――オフレ殿下の亡命の件に関して私の名に懸けて全力を尽くします」

 俺の言葉にその場が一気に沸き立つ。ベルトイア氏は元よりこの件の当人であるオフレ殿下もまさか!?という表情を浮かべている。だが当然無条件で引き受ける訳では無いし、その辺りについてこれから話すがその上で受けるか受けないかは帝国側の人が決める事だ。果たしてどうなるのやら。

「ただし幾つか条件があります。一つ目はオフレ殿下の安全を保障するのは成人するまでとします。二つ目は他国に行った時、移住をした時、その他和国から離れた際には安全保障の範囲外とさせて頂きます。三つめは帝国から目に余る悪辣な妨害や工作が仕掛けられた場合、全力で叩き潰します。そこには亡国となる可能性も含まれています。四つ目は私は自分の身内と認識した者は全てを持って守ります。以上となります」

 俺が言った条件のうち一つ目と二つ目は妥当な所だろう。三つ目に関しては帝国が亡国となる可能性もあるという点がネックになると予想される。自身が生まれ育った国がこの世から無くなるのを許容できる人間は多くは無いだろうからな。そして四つ目に関しては正しく言葉の意味を理解しているかで大きく変わる。そう簡単には答えが出るものでも無いが、時間を掛けられるわけでも無いので時間にして二十分程だろうか?それ位の間会議室には沈黙の帳が降り、僅かな息遣いしか聞こえない時間が流れる。

 そして思考に耽っていたオフレ殿下がスッと顔を上げ俺を見ながら口を開く。

「私として生まれ育った国が無くなる事はとても悲しい事ですが、害しようとしたなら反撃を受けるとは当然の事。仮に亡国になったとしてもそれが運命だったとして受け入れます。そして各種条件に付いてですが、全て受諾致します。ですのでどうか私をお守り下さい」

「分かりました。私の全てを持って殿下をお守りします」

 こうして俺が殿下が成人するまで保護する事が決まった。が、これで終わりという事では無い。これからが大変なのだ。話し合う事やる事は山ほどあるし、この場で大方を決めていかなくては先へは進めない。というわけでこれから今後の対応について話し合いが始まる事になる。

「ではユノ隊長がヴァネッサ殿下の成人までの保護を確約して頂いたので、次は各国に対してどう対応するかを話し合いたいと思います」

「帝国に関してはベルトイア氏にも協力してもらう形で進めればいいでしょう。その他の国に関しては私――皇王ゲンパクから書状を送り周知させたいと思います。問題はそれだけでは必ず反発する国が出る事ですね」

 確かにゲンパクの言う通りだ。和国の友好国はまだしも、大陸を統べる十大国家が全て納得する訳では無い。それに帝国もゲンパクとベルトイア氏で事に当たるとしてもやや力不足感は否めない。となるとここで俺も動くべきだろう。

「すみません。その件に関しては私も動こうと思います」

「ほう。ユノが直々に動くとなると問題は一気に片付くな」

「皇王様が言う様になるかは分かりませんが努力はします。――まずは、帝国を含め各国に送る書状については私も一筆させて頂きます。皇王様、ベルトイア氏、私の連名で書状を送付すれば軽挙妄動を抑える効果的な抑止力になるでしょう。あとは、個人的に和国の友好国と親交の深い国に宛てて書状を送りたいと思っています。更に念には念を入れて妖滅連盟と教会にも協力を仰ぐつもりです」

「妖滅連盟はまだ分かるが、教会にも力を借りるのか……。ユノはそれで良いのかい?」

「あまり借りは作りたくないのですが、背に腹は代えられませんから……」

「すまないね。色々と大変だと思うが私にできる事なら協力するから言ってくれ」

「その時はお願いします」

 いやさ、本当に教会にだけは借りは作りたくなかったんだけどね。あの人達なら嬉々として受けてくれるだろうけど、やり過ぎる可能性が滅茶苦茶高いんだよ。この件に反対する人や何らかの不利益を被る行動をしようとする輩を全て排除するとか普通にするからな。その点に関しては十分に言い聞かせるけど果たして何百人が死ぬのやら。――必要な犠牲として諦めるしかないのかな……。

「この件に関しては皇王様、ベルトイア氏、ユノ隊長の三名が動くという形で問題無いでしょうか?」

 進行役の発言に対して否を言うものは誰も居ない。という事でこれで決定という事になる。

「続きまして、ヴァネッサ殿下が和国に亡命する時期とその後について話し合いたいと思います」

「ふむ。私としてはなるべく早く亡命した方が良いと思うが帝国の皆様はどうお考えかな?」

 ゲンパクの疑問に対してベルトイア氏が口を開き答えた。

「時期に関しては諸々の準備も含めて最速で行いますので、来年の春頃に和国へと亡命したいと考えています。また、殿下は今中等部の三年なので和国へと来たタイミングでこちらの高等部で学ばせてもらえればと考えています」

「相分かりました。ただ来年の春となるとその間のヴァネッサ殿下をユノが護衛する事は難しくなりますね。迂闊に彼を他国へと――将来的な敵国へと送る事は様々な意味で問題となりますので」

「その事に関しては殿下を慕っているものと、公爵家から腕の立つ者を派遣して乗り切りたいと考えています。短期間であれば何とか抑えきれると思います」

「分かりました。どうしても厳しいようであれば連絡を頂ければこちらでも人員を派遣します」

「その際はよろしくお願い致します」

 ふむ。俺が直接動くのは確かに難しいが、ウチの隊員なら問題は無いだろう。一人でも付ければどんな問題も解決できるし、戦力として見ても比類なきものだから否定的な意見も出ないだろう。

 ここは一つ提案してみようか。

「すみません。殿下の護衛についてですが、CODE零から人員を派遣するのはどうでしょうか?」

「えっ!?」

 俺の案に真っ先に反応したのは隣に座っているカスミだった。しかもその表情が真っ青を通り越して白くなっている。大丈夫か?と心配するよりも先にカスミの口が開いた。

「待って下さい。それはつまり、数ヶ月ユノ隊長の元を離れるという事ですよね?」

「そうなるな。一応こちらの仕事もあるから派遣するのは一人になると思うが」

「…………大変申し訳ないのですが、止めた方が良いと思いますわ。大きな反発がありますし、選ばれた者は怒り狂って帝国を灰燼に帰すでしょう。それでなくとユノ隊長が直接動くことに対しての不満もあるでしょうしね」

「私もカスミ隊員と同じ意見だよ。CODE零からの人員派遣は見送って欲しい。必要であればCODE弐から人を送るので十分対処できるだろう」

「分かりました。そう言う事でしたら今回は無しという事にしたいと思います」

 まさかカスミのみならずゲンパクからも反対意見を言われるとは思っても見なかったが、まあ考えてみればあいつ等の事だから帝国が大陸地図から消失する位の事はするか。うん、止めてくれた二人に感謝。

「これで一応早急に決めなければいけない事は片付いたかな」

「はい。その他の細かい事や調整については追々していけば宜しいかと思います」

「うん、そうだね。じゃあ今回の話し合いはこれで終わりにしようか。長い間拘束してしまい大変だったと思いますが有難うございました」

 こうしてオフレ殿下の亡命に関しての話し合いは終わりを告げた。


 余談になるが亡命会議とでも後に呼ばれるようになるかもしれない事の後は数日観光をしたのちオフレ殿下は帝国へと帰って行った。だがその顔に命を狙われる事に対しての悲壮感や絶望感は無く笑顔だったのが印象深い。俺としても護衛として出来る限りの事はしたし、交流を深める為に他愛無い話等で盛り上がったりと良い関係を気付けたと思う。

 来年の春には和国に来るのでその際はまた忙しくなるだろうが、それまでは俺も色々と準備を進めていきたいと思っている。何はともあれこうして濃密な一週間は終わりを告げたというわけだ。

 とは言っても溜まっている仕事はあるし、隊員達と約束していた温泉旅行も延び延びになってしまっているしで、先の事を思うと少し頭が痛くなるが何とか頑張ろうと思う所存です。

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