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死を望むあなたへ  作者: ねこネコ猫
15/38

Ep:14

 場所を学院から王城に移動して通されたのは、前回も来た女王のプライベートスペースにある一室。事が事だけに執務室や、謁見の間等は論外という事でここになった。集まっている面子は俺、隊員、ユキ、エイラ、アルマ、宰相となっている。相も変わらず錚々たる人が集まっているが誰も気にするものはいない。

 そんな中最初に口火を切ったのはケールカ王国女王であるアルマだ。

「この度の一件は娘から聞きました。馬鹿な貴族がユノ様にご迷惑をお掛けして誠に申し訳御座いません。つきましてはどの様な処罰も受けるつもりです」

「あー、その事に関してだがエイラにも先に伝えたけど俺からは何もするつもりも無いし、処罰に関して意見を言うつもりも無い。だからそちらで決めてもらって構わないよ」

「ですが……」

「あくまでプライベートで起きた事だし、それに他国の俺が何か言うと内政干渉になるだろ?そうなると和国とケールカ王国という国同士の問題に発展するからそれはちょっとマズいんだ」

「仰ることは理解できますが、どちらにしても和国の皇王の耳に入れば何かしらの陳情はされるはずです。そうなれば他国も干渉してくるでしょうし、問題はかなり大きくなります。ですので、内々に収める為にもユノ様から何かしらの意見を頂戴したく思います」

「そうか……。でもなぁ特にこれと言ってないんだよ。無理やりにでも絞り出すなら罰は本人だけに留めて欲しいって所かな。連座で一族郎党全てを処罰するとかはしないで欲しいんだ。今回の件で考えるとただのとばっちりだし」

「了解致しました。その様にさせて頂きます」

「んじゃ話はこれでお終いかな?」

「ユノさん、少しお待ち下さい」

「んっ、どした?」

「アルマ様を含めた皆様と少しお話したい事がありますので、お時間を頂いてもいいでしょうか?」

「構わないけど、アヤメだけ参加って事で良いのか?」

「いえ。ユノさんとユキさん以外の全員が参加致します」

「なんか除け者にされている気がするけど、俺が居ると話ずらい事なんかな」

「決してその様な事はありません。ただ、ユノ様のお耳を汚すような内容なので……」

「分かったよ。それじゃあ俺とユキは外で待っているよ。時間が掛かりそうだったら途中で教えてくれれば適当に暇潰しをしているからさ」

「ご配慮ありがとうございます」

「じゃあ、ユキ。行こうか」

「はい」

 こうして何やら内緒話があるらしい面々を残して俺とユキは部屋を出た。


 another view point


 ユノとユキが場から居なくなり、完全に気配が消えたのが確認出来た瞬間空気が一変した。今までは多少の緊張感を含みつつも、雰囲気は割と穏やかだった。が、今は殺伐とし非常に剣呑なものになっている。それだけで今から話す内容が臓腑を締め付ける様なものだと理解できるだろう。そんな中最初に口を開いたのはアヤメだった。

「では、女王陛下の貴重なお時間を無駄にするわけにもいきませんし単刀直入に申し上げます。件の貴族の子息に関してはこちらに一任して頂きたいです」

「流石に処罰を直接お任せするとなると、完全に内政干渉になってしまいます。そうなるとユノ様の意見と食い違いが起き問題になるのではないでしょうか?」

「それは分かっています。なのでユノさんには内密に進めるつもりです。それに……私達もいい加減限界なんです。一回目はケールカ王国に到着してすぐに行われた監視、二回目は軍務大臣の横暴、三回目は学院での貴族子息からの暴言。これらに耐えてきた私達の気持ちが分かりますか?」

「それは……」

「対象を殺さないのも、軍部を崩壊させないのも全てユノさんが許しているからです。ですが三度同じ様な事が続けば堪忍袋の緒が切れるのも当然の事。寧ろ国が滅亡しないだけ僥倖だと思って頂きたいです」

「――分かりました。宰相。あの貴族には次男が居りましたよね?」

「居ります。家督を継ぐ者がいるので、消えたとしても問題は無いかと。ただ仮にも侯爵家の長男ですのでそれなりに騒ぎになると思いますので、火消しが大変かとは思います」

「ありがとうございます。騒ぎを収めるのは私も含めて何とかするので大丈夫です。――それではアヤメ様方に処罰の方は一任したいと思います。ですが、出来るだけ秘密裏に行って頂けないでしょうか?」

「勿論です。私達も大々的に行動するつもりはありません。……これは忠告ですが今後同じような事があればユノさんがどう言おうと私は許しません。全力を持って罪に等しい罰を与えます。その事を努々お忘れなく」

「はい」

 話を単純に見れば罰の執行者がケールカ王国からアヤメ達に移っただけとなる。が、その実『貴族子息の殺害で一旦矛を収めますが、決して今までの行いを許した訳では無い』と言外に言っているのである。ユノの信奉者であり、狂信者である彼等にしてみれば当然の話ではあるが。仮にケールカ王国を滅ぼしたいのであれば、クラスS以上の妖魔が現れた場合の戦時協定に基づき戦力の派遣を依頼された際に断れば良いのだ。国同士の関係が悪化するが、どうせ力を貸さなければ滅びるのだから詮無きことである。

 もしくはケールカ王国に対する態度を硬化させ、かの国には今後関わるつもりは無いとでも明言すればそれだけで経済的、社会的に衰退し底まで落ちていく。よってなにも直接手を下す必要もないわけだ。それが分かっているからこそ、アルマも宰相も秘密裏に処理するという要望のみを伝えるに留まってあとは好きな様にして下さいと容認したという形だ。そも女王であるアルマにとって一番恐ろしいのはユノとの友好関係が崩れる事だ。()()()()()から続く関係を自分で終わらせるわけにはいかない。その思いが一番強く、次に彼からの興味や親愛を失う事が怖い。強大な力を保持する存在と知己の関係にあるというのはそれだけで安心感や、自信に繋がるし国際的な立場を鑑みても手放すというのは考えられない。

 それらを踏まえて改めて今回の件を考えてみれば侯爵家長男の命と前述したユノとの関係を天秤に掛ければどちらに傾くかは言うまでもない。人の命は平等なんて世迷言であり、命の価値は明確に決められていると思っている。市民と女王である自身の命の価値や重みが違うように生まれや立場で変動するものなのだ。ではこの世界でもっとも価値があり、重みがあるのは誰なのか?それは個々人で変わるだろうが、アルマを含めた国政に携わり、世界を動かす人物達にとっては答えは一つ。

 ユノだ。

 彼を失う事だけはあってはならないというのが件の人達にとっての共通認識であり、絶対に忘れてはならない事実。――以上の点を踏まえて今後を考えるならば何を置いてもユノと他の面々との関係改善が急務となる。が、それは薄氷を履むが如しであり一歩間違えれば地獄への片道切符となる危うい道。だが進まぬわけにはいかぬと心に強く決めた所で話し合いは終了となった。


 another view pointEND


 その頃ユノとユキの二人はというと、部屋を出て少し歩いた所にある東屋でお喋りに興じていた。

「アヤメの事だから変な事は言わないと思うけど少し心配だな」

「ご心配には及ばないかと。恐らくユノ様を思っての行動だと思いますし間違ってもユノ様、延いては和国に不利になる内容では無いと思います」

「うーん、ユキが言うならそうなんだろうな。しっかしこう……俺達だけ参加できなくて仲間外れにされた感が凄いな」

「私としてはこうしてユノ様と二人っきりで過ごせて嬉しいです」

「ありがと。もしユキもアヤメ達と一緒だったら一人で時間を潰す事になってたんだよな……」

「私はユノ様のお傍を離れる事はありませんのでご安心下さい。――例え死が二人を分かとうと一緒に居ります」

「だな。といってもお互い死ねぬ身だし、辛いものがあるなぁ」

「いずれその方法も見つかるはずです。今はまだ先は見えませんが、諦める事だけはしてはいけません」

「そうだな。弱気になるなんて俺らしくも無い」

 ユキと二人だとつい愚痴や弱音を漏らしてしまう。それだけ心を許しているという事でもあるんだが、それ以上に俺はユキにある種の依存をしているのだろうな。彼女が居るから俺が居る、俺が居るから彼女が居る。そんな関係だからこそ隊員達には言えない事でも話せてしまう。決して健全とは言えないが長い時を過ごしてきた中で形成したものを今更変える事も出来ない。因果なものよ。

「それにしても結構長い時間が掛かっているな。まだかかるん――」

 言葉を言いかけた所でこちらに向かって歩いてくる人影が見えた。果たして来たのは話し合いをしていた隊員達とエイラであった。

「お待たせして申し訳ありません」

「いや、ゆっくりしていたから大丈夫だよ。それよりも話し合いは無事終わったのか?」

「はい恙無(つつがな)く終わりました。それと今日から数日の間夜に私とカスミが出掛けますが、朝方には戻ってきますのでよろしくお願い致します」

「アヤメとカスミの二人で夜に出掛ける?んー、二人なら大丈夫だと思うけど女性が夜間に出歩くのはあまり褒められた事じゃないぞ」

「承知しております。ですが、どうしてもやらなければいけない事がありまして。どうかユノさんにも了承願えればと思います」

「そう言う事なら仕方ないか。だけど、一つだけ約束してくれ。何かあればすぐに逃げろ。絶対に無理をして交戦したり、二人で何とかしようとするな。それだけは守ってくれ」

「分かりました。ユノさんに心配をかけるような真似は絶対に致しません」

「私も同じです」

「ならよし。――それじゃあ、やる事も終わったけどこれからどうする?」

「今更学院に戻って見学の続きってのも面倒だし、このまま王城を見て回るってのはどうですか?」

「ふむ。悪くないな。俺としてはジンの案に賛成だけど皆はそれで構わないか?」

 俺の言葉に全員が首肯する。エイラも同意してくれているし問題は無いだろう。

「じゃあ案内は引き続きエイラにお任せするな」

「はい。実家なのでどこへでもご案内致します」

 グッと力こぶを作りながら言う様は少し子供らしくてつい頬が緩んでしまう。彼女の事だから秘匿されている場所でも構わず連れて行ってくれるだろう。勿論女王であるアルマの了承を得た上でだが。

「今回は一般的な場所だけで良いからな。国に関わるような場所はなるべく除外してくれると有難い」

「了解しました。では行きましょうか」

 ――結果から言えば王城見学は驚きや発見が多々ありかなり楽しめた。一般的に思い浮かべる豪華絢爛で調度品も高級品が置かれていると言った感じでは無く、一言でいえば質実剛健。無駄を省き必要なものを必要なだけ配置しているといった風で個人的には好感が持てる。設備に関しても同様で金を掛けるべき所には惜しみなくつぎ込むが、不要と判断した所には最低限で済ませている。基本的に王城には外部や他国からの人間が来るのでこれでもかと派手で無駄に豪奢な造りにしているのが普通だが、その金は国民の血税から賄われている訳で暢気に『凄いな~』という馬鹿みたいな感想が出てくる奴は少数だろう。国にとってみればそう言う奴が多い方が何かと楽なんだろうが。

 とまあそんな思いを抱きつつ二時間程見て回り、今日の見学会は終了となった。別れ際にエイラが寂しそうにしていたが、今生の別れでも無いんだしまた会えるさと慰めてやると多少は元気になったので大丈夫だろう。何かあれば連絡をくれるだろうしな。

 振り返ってみれば何とも濃い一日だったと思う。普通ここまで色々とイベントが起きるか?と疑問に思う所ではあるが、なんにせよ終わり良ければ総て良し。取り合えず宿に帰ってゆっくり休むとしようか。


 見学会から数日経ったが市井はある話題持ちきりだ。その内容は【侯爵家長男が謎の失踪。遺体は発見されておらず消息も不明】というものだ。非常に心当たりがあり過ぎるが俺は何もやっていないからな。確かに因縁を吹っかけられたけどもう過去の事だし、今更何も思っちゃいない。だが、怪しい人物はいる。それも今目の前に。

「あー、聞きたいんだけど侯爵家長男が謎の失踪ってやつにアヤメとカスミが関わってたりする?」

「率直に申しまして殺したのは私達です」

「あー……うん、そっか」

「実はその件に関して事後報告になりますが、お伝えしようと思いこうして参りました」

「分かった。じゃあ聞かせてもらえるかな」

「はい。あれは見学会が終わった日から二日後の――」


 時刻は深夜を回り多くの人が寝静まり、出歩く人も少ない中見目麗しい女性が二人夜道を歩いている。人通りが少ないので非常に目立つが気にした様子も無く歩いている。歩いている場所が歓楽街であればそこかしこから獲物を狙うような目で男性から声を掛けられるだろうが、二人が居るのは一般街区なのでその様な輩はいない。仮にいたとしても軽くあしらうであろうが。そんな中片方の女性が口を開く。

「それで対象の家は分かっておられるのですか?」

「問題無いですよ。侯爵家なんですもの少し調べれば簡単に分かります」

「では、どの部屋に居るのかも――」

「調べてあります」

「となると、やる事は攫うだけですわね」

「そうですね。警備も大した事はありませんし、簡単に事は運ぶでしょう」

「んー、気持ち的にはそのまま親兄弟も殺したい所ですが……駄目なんですよね」

「当然です。ユノさんが処罰は当人のみとすると言っておられるのです。それを反故にするなどありえません。カスミも分かっていますね?」

「勿論ですわ。ただ心情的に納得できないというだけですから」

「なら良いのです」

 物騒な事を話しているが、それを聞く者は誰もいない。侯爵家に侵入して子息を攫うなど大罪であり、もし捕まれば死罪は確実だろう。仮に実行に移さなかったとしても共謀罪で捕まり数十年は牢屋で過ごす事になる。だが、それは計画が露見したり捕まったりした時の話だ。誰にも知られる事なく、かつ捕まらなければどんな犯罪であろうと罪に問われることは無い。どれだけ残虐非道で人道から反している行為だとしてもだ。更に言えば目撃者は皆殺しにすれば問題は無いし、自身に政治的な力があれば揉み消す事も可能だ。一言で纏めるなら力があれば犯罪は罪にはならないという事だ。

 では政治的な力を持ち、世界有数の戦闘力を誇る彼女達ならどうなるか?答えは何をしても許されるだ。実際今まさに屋敷に侵入しようとしてるが、その顔には緊張や恐れなど一切浮かんでいない。

「じゃあ、行きましょうか」

「はい」

 言葉と共に一瞬にして姿を消し、再び現れた時には二階の窓の前に立ってる。そのまま一切の音を立てずにガラスを刀で切り、室内へと侵入を果たす。中は真っ暗で、窓から僅かに漏れだす月明りが薄っすらと室内の様子を映し出している。

「寝ていますが、途中で起きられると面倒なので気絶させます」

「では、私がやります」

 囁き声で短いやり取りを終えた後カスミが男の前に移動し、鳩尾に強烈な一撃を入れた。ぐむぅ!と一瞬くぐもった声が聞こえた後四肢から力が抜けまるで死体のような有様になったのを確認したのち、肩口に担ぎ入って来た時と同様に窓から再び外へと飛び出す。人一人を抱えているとは思えない身軽さであり、屋敷から無事出た後もひたすらに走り続けているが息を切らした様子も無い。そのまま走り続ける事凡そ三十分と言った所で、郊外にある人気の無い建物に辿り着いた。周りにあるのは解体を待つばかりの建物群ばかりで、こんな所に近寄る人間は滅多にいないだろう。だからこそ何をしようが、どれだけの大声を出そうが誰にも気づかれる事は無いので秘密の取引や拷問をするのにはうってつけの場所とも言える。そんな仄暗い所に居るのは美女二人と椅子に縛り付けられた一人の男。果たして今から始まるのはどの様な惨劇なのか?それは今まさに始まろうとしている。

「時間も惜しいですし、起こしましょうか」

 アヤメが椅子で力無く項垂れている男の前へと歩みより、頬を強く叩く。パンッと大きな音がしたかと思うと、すぐに目が覚めた様で男は当たりをキョロキョロとし始めた。

「目が覚めましたか?」

「うぅ……、ここはどこだ?」

「それは貴方が知らなくても良い事です」

「なに?……というかお前、どっかで見た覚えが――そうだ!学院で薄汚い庶民と一緒に居た女だ」

「こんな状況なのに自身の立場を分かっていないみたいですね。よくもまあ減らず口を」

「お前、俺に何をした。というか俺が誰だかわかっての狼藉か!侯爵家の長男だぞ。こんな事をしてタダで済むと思ってはいないだろうな」

「さっきから五月蠅いですわね。手足の一本程斬り落とせば静かになるかしら?」

 さっきから御託を宣っている男に業を煮やしたのかカスミが刀の鯉口を切りながら物騒な事を口にする。

「それはもう少し後になってからです。今は聞きたい事が有りますので」

「分かりましたわ。ですがなるべく早めにお願いします」

 カスミとの会話を終えアヤメが再度男に向き直り、質問を開始した。

「お聞きしますが、なぜ学院であの人に暴言を吐いたのですか?」

「あの人?……あぁ、野蛮な庶民の事か。そんなの決まっているだろう!学院は選ばれた人間のみが通える場所なんだ。無能なゴミクズが来ていい場所じゃないからそれを分からせただけだ。当然の事だろう」

「ではもう一つ聞きます。なぜ謝罪をしたのに再び頭を下げての謝罪を要求したのですか?そこまでする必要は無いはずです」

「下らない事を聞くんだな。言葉だけの謝罪では無く、確りと頭を深々と下げるのが下々の者が上位者に対して謝る態度だからだ」

「では貴方は自身が上位者だと認識しているのですね?」

「当然だ。俺は侯爵家の長男だからな」

 あまりにも横暴で、勘違いが過ぎる発言に思わず頭痛を覚えるがこれがこの男の性格なのだろう。親の力を自身の物と勘違いし増長している救いようの無い愚物。仮に何がしかの理由があり、更に正当性があるのならば殺すのは再考しても良いと思っていたが、最早そんな考えは消え失せた。生かしておく意味も理由も無い以上さっさと始末するだけだ。勿論それ相応の罰を受けてもらうが。

 そう、罪には罰が与えられなければいけない。法で裁く場合は犯した罪状によってその内容が決まるが、私刑となると話は別だ。等価の罰となる訳では無く裁く個々人の裁量次第となるし、得てして凄惨なものとなる事が多い。多分に私情も混ざっているので致し方ないとも言えるが。では、今回の場合はどうなのかというと一般的な拷問など生易しいと思えるものになるのは確実。何故と言って彼女達が信奉し、敬愛し、狂信しているユノに暴言を吐き(あまつさえ)え不要な謝罪までさせたのだ。許せるわけがなかろう。百度殺しても殺したりないし、可能ならば永遠の地獄を味わわせたいと強く思うのは至極当たり前の感情と言えるだろう。

 そんな人達が繰り広げる光景は目を覆いたくなるようなものだろう。そしてその幕が今開ける。

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