表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

49日

作者: 金木犀

49日



朝になった

僕は君のことを考えて会いたくなった

でもきっと君は僕の気持ちには気づかない

学校で会う君は毎朝笑顔で[おはよう]という

僕は[おはよう]と言うことも手を振って挨拶することもできない

そんな僕を見て君はどういう風に思っているんだろうか

僕は君のそばに居たいのに声をかけることすら出来ない

君の事を想うと僕の心は

愛でいっぱいになって

嬉しくなって

悲しくなって

苦しくなって

感情が思うようにいかなくなるんだ

それでも君のそばに居たいと思った。


また今日が終わる

同じような日が

ずっと永遠に繰り返される日々なら

僕はどれほど幸せだったんだうか。


___________________


朝になった

今でもあなたの事を考えては

会いたくてまた泣いてしまうの

でもきっとあなたは優しく私の涙を拭って

[笑って]そう言うんだろうね

学校に行けばあなたと過ごした日々が頭によにぎって、今でも隣にいる気がして

私は気分が良くなって[おはよう]って笑顔になるんだよ

またあなたの笑顔が見たくなってしまうの

そんな私をあなたはどう思うのかな。

私はあなたと居た日々がすごく幸せで

今でもずっと思い出の中から動くことは出来ないの

あなたを想うと私の心は

あなたがくれた愛がもっと欲しくなって

温かくなって

寂しくなって

泣いちゃいそうになるから

感情が思うようにいかないの

私はあなたを忘れることなんてできない。


また今日が終わる

これ以上終わらないでと願っても

私の気持ちとは裏腹に時間は過ぎ去っていく


____________________


僕も君も

私もあなたも

ただ夢中になっていた

一緒にしたあの古いゲームも

疲れたって言いながら帰った帰り道も

美味しいって言いながら食べたご飯も

今まで起きたこと全部

君とあなたと一緒だから楽しくて

もう増えることのない思い出になってしまったけれど

お互いに消えない

消えるはずなんてない思い出になった

ずっと心の中に残っていく

あと数時間本当のサヨナラの時間が来てしまう



49日という特別な時間は短い時間だったけど

お互いを考えて強くなって前に進めるように用意された時間だと思うんだ

あの日私は心が張り裂けるほどに強い痛みを心で覚えたの

現実だと思えなくて涙も出なかった

あなたとの記憶を思い返すのことも出来なかった

[また明日ね]その言葉がずっと毎日続くと思てってた 君の最後の言葉

愛してる人

もう会えない人

ずっと心にいてくれる人

「またね…」



18時24分

僕はもう行かなくてはならなくなってしまったけれど

君はまた泣きながら笑って

空を見てる

ほら、もう泣かないで

僕はずっと君の心の片隅にいられたらもうそれだけで幸せだから

もう頭を撫でてあげることも抱きしめてあげることもできないのに

泣くなよ

僕が泣いてしまうじゃないか

あの最後の日僕は

机の引き出しに残したノートに

君への想いを書いたんだ

君だけに気づいて欲しい

愛してるよ

「またね」



〖2人だけの世界〗


僕と君で2人だけの世界にいこう

2人でいればなんだって楽しいはずだから

僕が笑顔になれる理由は君がそばにいるからで、もし何かあったとき

僕は君と居てよかった。必ずそう思うよ

2人だけの世界に行って

2人で笑いながら暮らそう

僕は君に

君が僕にいつだって側で沢山の愛をくれた

この先僕が君のそばにいなくなる時が来た時

僕は君にこう伝えるんだ




「僕にたくさんの愛と思い出をありがとう」


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ