名古屋行きは、完全タイプ・・・。
この小説は、JR東海、名鉄名古屋駅を舞台とした小説です。
名古屋駅と言う、電車の気持ちシリーズ第2弾です。
私が前回書いた、「快速名古屋行きは永遠に・・・」と言う小説の続編と言うことで、
描かさせていただきました。
「電車とは何か??」を考えているため、駅のホームの「原点」を置いて、
書いています。
午前5時35分発の名古屋行きが、発車する時間だ。
1番線から、快速名古屋行きが、発車する時間だ。
電車が来るまで、あと5分です。
太陽の陽射しは、まだお日様が、顔を出していない。
鳩の群れが散らばった朝を迎えた。
通勤ラッシュの中で、まだ5時30分に、私はこの駅に着いた。
名古屋へ出勤するために、当駅のホームで、長蛇の列をつくり、
私は一番後ろに立っていた。
朝は眠いし、欠伸をしながら、新聞を読んで並んでいる人もいる。
ただ、私は、突っ立ったまま、眠たいだけに、目を細くしている。
下りの列車が来るまで、私は睡魔との戦いになっていた。
私はいつも始発に乗ってゆくけども、遅刻することが稀にあるの。
それは何もない朝だったとしても、雨の日は傘も指せないほど、苦しい。
先頭に立ちはだかっていたいけれども、ちょっとでもベッドで横になっていたい。
暑いだの、寒いだの、そんなことで起きられなくなってまう。
この時間帯は、朝陽を眺めながら、目を細くし、紫外線の逆光を
遮ってしまうかのようだ。
5時35分に、到着した、快速名古屋行き1号は、今日も私を乗せて、
吊り革に右手を伸ばして、行き交う景色を眺めるのだった。
ひと段落を着いて、サラリーマンの私が、
午前6時12分に、名古屋駅に着いた。
そして、歩いて、3~4分歩いたところ、銀の鯱がありまして、
そこで送迎バスを待っていた。
私の迎えのバスだけでなく、会社の人たちは全てこのバスに乗る。
一番後ろに座った私は、後ろの人と恥じついて面倒を掛ける。
下りの列車がいった後、また中津川へと引き戻されてゆく。
それで以て、名鉄とJRの名駅だけは、混んでいたのだ。
静けさが残る早朝6時を回った。
朝の6時と言っても、もう朝日を見る頃の朝なのだから。
夏には早く朝日を感じ、冬には遅く朝日を感じる。
その違いは、やっぱり、日本確たる、四季が存在す。
当然ながら、電車が走ってるのは、名鉄JR地下鉄近鉄新幹線のみ・・・。
そう思えば、私たちの列車は、色んな路線の集まりなんだと感じた。
「新幹線のことを、東海道本線なんて言っちゃっていいのかしら。。。」
そう解釈してしまってある私らの存在は、ただ、天然なのであるものだから、
笑っちゃう話よね・・・。
口が溶け込んでいた頃、私は、自然とホームの前で座っていた。
その座っている路上で、スマホを片手にとり、列車が通過する。
「あれ??特急列車が、名古屋駅止まらないなんて・・・」
一瞬、オーバーランかと思ったが、そのようだった。
「あービックリした。。。」
あの事故を思い出させるかのような出来事が起こった。
そして、私にピィーッと、汽笛みたいな音楽を流される。
あれは何だろうね、きっと想像していた鏡なのかしら。
ずっと、お疲れモードの名古屋鉄道は、切符を折り曲げてでも、
運ぶ弦の恩返しみたいな存在であり、どこまでも乗れるフリーきっぷが
あるの。
それは旅行に行くからなのかな・・・
日帰り旅行のバスツアーでも楽しむつもりか。
私は、逆に良かったと思ってる。
”バス”と言うレールを一途に、向かっているのだから。
大曾根くんを思い出した。
きっと、彼は、天井の真上を走りたいだけなのだから、
放っておくのも、放置しておくのも、自分勝手だから。
気にしないでおこう♪
続きがあるなら、このレールだけを完成させたい。
ひとつずつのパズルのピースなのだから。
サラリーマン風の私が、お送りさせていただきましたm(__)m
(完)
1982年5月、岐阜の生まれ。上原碧桜-うえはらあおさく-
短編小説、詩などをネットを通じて、活動しています。。。
パソコンと、私生活を合わせたものが、小説として説いています。
このほかにも、「快速名古屋行きは永遠に・・・」、「オリンピックの卵?猛烈な姉妹」を
描いています。