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短編(詩)

ピカピカ光る

作者: 咲元 

 きみが教えてくれたんだ。


 死んだひとは、お星さまになって、ぼくらを照らしてくれるって。




 風が冷たい。


 今夜も家をこっそり抜け出して、きみの空へ。




 草木を掻き分けて、進む。


 丘を登る途中で、転んだ。


 すりむいた膝が痛くて、少し涙が出そうになったけど、我慢した。


 きみにまた「泣き虫」ってからかわれるから。


 もう、ぼくは泣かない。


 だから、きみはそこで見ててよ。




 この先は、ぼくらだけの秘密の場所。


 柔らかい土を背中に感じて、空を見上げる。


 あのとき、楽しそうに語るきみの横顔を見ていたら、怒られたっけ。


 星が、ぼくらのいる場所からずっと遠いところにあるなんて、本当なの?


 きみの話は難しいよ。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 純粋だな、綺麗な気持ちが どうかこのまま失われませんように……。 [気になる点] 死んだら星になる、星はとても遠いところにある。 君はそう語ったけど、ぼくには全く分からないよ! って、最初…
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