エピソード2
三話目です
よろしくお願いします
(今回は『』少な目です)
「今日は何人の名前を見たんですか?」
マリアさんが夕飯を食べているボクに言った
「えっ・・・?」
何の事を言ってるのか分からなかったボクは
食べるのを一時停止させて
向かいで顔を俯かせた状態でご飯を食べている
マリアさんを見た
マリアさんは口に含んでいた
おかずなどを飲み込むと
俯かせていた顔を上げて
ボクの目を見て言った
「・・・日課ですよ?」
「・・・あっ・・」
きずいたボクは
思わず声を上げた
ちょっと恥ずかしくなって
ボクは顔を俯かせた
マリアさんはボクを見ながら
フフッっと少し笑って
ご飯を食べ始めた
「・・・五人・・・」
「えっ・・・?」
今度はマリアさんが
ご飯を食べるの一時停止させて
顔の俯いているボクを見た
ボクはゆっくり顔を上げて
マリアさんの目を見て
「今日は五人の名前を見ました」
「あっ・・・はい・・そうですか・・・分かりました・・・」
そう言ってマリアさんは
顔を俯かせご飯を食べ始めた
その後
マリアさんはボクの目と顔を見ること無くご飯を食べ終え
「ご馳走様でした」
と言って立ち上がった後
ボクを見下ろしながら
「食べ終ったら、ちゃんと食器は洗っておいて下さいね」
そう言って台所の方へ行って
食器をシンク置いた後
そこから自分の部屋へと行ってしまった
ボクもご飯を食べ終ると
自分の前で手を合わせて
「ごちそうさま」
と小さく言うと
椅子から立ち上がり
マリアさんに言われたとおり
食器を台所に持っていき
水を流して食器を洗い始めた
洗い終わって
ボクも自分の部屋に戻って
寝巻きに着替えて
今日は寝た
-朝-
目が覚めたのは
夜明けと同時の時だった
ボクは寝巻きのまま一階に降りて行った
誰もいないと完全に思い込んでいたので
マリアさんが台所に立っていたのに
ボクはとても驚いた
マリアさんはボクに気がついていなかったようで
作業を止める様子はなかった
だからボクから気ずいてもらおうと
台所に近づいて行った
マリアさんは水を流しっぱなしで
作業をしているようだった
ボクの近づく足音も聞こえていないようだった
マリアさんの手には
一本の包丁が握られていた
マリアさんはそれを磨いでいるようだった
ボクはそれが
なぜか怖くて
なぜか「止めて」と叫びたくなった
だけどなぜかそれができなくて
ボクは黙って自分の部屋に帰った
「・・・・マリア・・・さん・・・?」
一人
部屋でボクは
なぜか小さく呟いていた
「マリアさん」と----------------
そういえば知らないな・・・・
マリアさんは一体何をしてる人なんだろうか・・・・
<END>
ありがとうございましたm(_ _)m
次話もお願いします