エピソード0
がんばってみました。
よろしくお願いしますm(_ _)m
「こんにちは 君の名前は?」
「・・・ボク・・?ボクは・・・--------」
「・・・・さい・・!・・・おきなさい!」
「!!!はっ・・・はい! すっ・・すいません!!」
寝てた身体を起き上がらせて、ベットの横に立っている人の顔を見上げる
「さ、早く顔を洗って、朝食をとって、服を着替えて、今日やることをしていらっしゃい。」
「・・・はい。」
ベッドから降りて、部屋のドアを開ける
廊下に出て、階段を降りる
一階に降りていくと、ボクはすぐさま洗面所へ向かった
蛇口をひねって水を出す
その水で寝ている顔を無理矢理起こす
濡れた顔をふかふかのタオルで拭く
少し湿ったタオルを洗濯物の山のてっぺんに放り投げると
ボクは洗面所から出て、朝食の並んでいる
広くも無く狭くも無い食堂へ急いだ
ボクの家は、ある国の養護施設みたいなところ
ボク以外に二十人ぐらいの子供がここに住んでるけど
その中の十人ぐらいはもう何年もここに帰って来てない
心配したけど、ボクの知ってる人はいないから
そんなに心配しなくていいよとマリアさんに言われたから
今はどうでもいいかななんて思っている
あっ、マリアさんはボクらのお母さん的存在
ボクを拾ってくれた人
ボクの大切な人
ボクを守るって言ってくれた人
ボクの大好きな人
だからボクは絶対マリアさんに迷惑をかけたくない
絶対かけない
絶対に・・・。
ボクは朝食を食べ終えると
「ごちそうさまでした」
と手を合わせた
すると廊下の方から
「お粗末さまでした」
とマリアさんの声がした
ボクは声のした廊下の方を向くと
マリアさんの顔を見て
もう一度
「ごちそうさまでした」
と笑顔で言った
マリアさんも僕の方を向いて
もう一度
「お粗末さまでした」
といってくれた
ボクは食器を持って
台所へ向かった
持ってきた食器をシンクへと置いた
食器を置くと
すぐさま二階に行って
自分の部屋へと入った
寝巻きを脱いで
私服に着替える
白いYシャツに
黒がかった赤のネクタイを締めて
そのうえに少しボロイ茶色のブレザーを羽織る
下は茶色の短パンに
長めの白靴下で、
部屋を出る
階段を降りて
一階に行く
と、同時に玄関に向かう
茶色の靴を履き
肩掛けバックを取り、肩から掛ける
「よし・・・」
クルッと家の中を向いて
声を上げる
「では、いってきます」
すると姿は見えないけど
台所から声が聞こえた
「はい。いってらっしゃい」
ボクはドアの方を向いて
ドアノブに手を掛けた
すると、後ろから
「気を付けて。」
マリアさんの優しい声がした
ボクはマリアさんに背を向けたまま
「はい」
返事をして
ドアを開けた
外は晴天だった
<END>
ありがとうございました。
次回もよろしくお願いします
脱兎