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テレビ



 まきると光太郎はテレビを見ていると、画面が突然砂嵐に変わった。


「ひゃっ」


「あれ、テレビが壊れたかな?」


「びっくりしたよっ」


「これ結構古かったしね。今まで映りが悪くなったりしたこと無かったのに、突然壊れるもんなんだなぁ」


「あれかな、地デジの呪い?」


「一応、地デジチューナー使ってたけど」


「あっ」


「どしたの?」


「次、あたしの観たいテレビが始まっちゃうよっ。その為にここで待機してたのに」


「んー、って言ってももう夜だから、電気屋も閉まってるよ」


「…………なんとか出来ない?」


「私もそこまで機械には詳しく無いし、諦めるしか…………いや、最後の手段がある、かも」


「最後の、手段? ……ごくり」


「これだよ」


「…………手?」


「ほら、昔からテレビは叩いて直すって相場が決まってるし」


「…………期待はしないでおくね……」


「まあまあ、案外オカルトも馬鹿に出来ないよ。では、いきます」


 バシッ


「…………直らないね」


「……そうだね」


「あーあ、諦めるしかないかぁ」


「運が悪かったと思うしか無いよ。明日買いに行くかな」


 この時、宇宙で一際大きな超新星爆発が起きた。

 その爆発は電波的な何かを発し、偶然にも向島家のテレビを直したのだ!


「あっ、映ったよっ」


「おっ、やっぱり叩いたのが良かったかな」


 しかし、その電波は地デジチューナーにも作用していた!


『うふーん。あはーん』


 電波によって色々乱された地デジチューナーは、有料放送をテレビに映し出す。いわゆる大人のチャンネルだ!


『いやーん』


「…………」


「…………」


 リモコンでチャンネルを変えようとも、地デジチューナーは頑なに有料放送を流し続ける!


『そこはだめもう(自主規制)』

 プチッ(コンセントを抜く音)


「さっ、あたしはそろそろ寝ようかなっ」


「うん、私も今日は早めに布団に入ろう」


「おやすみっ」


「お休み」


 次の日、テレビと一緒に地デジチューナーも買い換えられました。


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