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地球温暖化


 皿洗いを終えた翔子はテーブルに着いた。


「み、水が冷てぇ……」


「はははっ、冬だしね。ご苦労様」


「…………ほれ」


「わっ、冷たっ!」


「はっ、水仕事なめんなよ」


「うう……、嬉しいけど悲しい」


「しっかし、今年はほんと寒いな。天気も悪いし」


「ふぅ、そうだね」


「地球温暖化とか、嘘だな」


「いや、嘘じゃないと思うけど」


「じゃあ、今だけもっと温暖化してくれ。この家限定で良いから」


「それはちょっと無理だよ」


「…………役に立たねえな、温暖化」


「そんな暖房器具みたいに言っちゃダメ」


 ピピピ ピピピ


「お、風呂が沸いたな。光太郎、先に入るか?」


「いや、翔子さんが入ってきなよ」


「ん、じゃあお先」


 ガチャリ


「…………はっ! もしやさっきのは『一緒に入らないか?』と言う意思表示!? くっ、私としたことが……………っ!!」


「お父さん、そんな訳無いよー」


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