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膝掛け



 ソファに座ったまきるは隣の光太郎に話しかけた。


「寒いね、お父さん」


「そうだね、もうすっかり冬だよ」


「雪は降るかなぁ」


「どうだろうね。一応週末には降るみたいだけど」


「週末かぁ。クリスマスも近くなったし、今年はホワイトクリスマスが良いなぁ」


「そうだね。……ううっ、寒さが足にくるなぁ……」


「おい、まきる。これ膝にかけとけ」


「あっ、お母さんありがとー」


「…………翔子さん、私には?」


「それが最後の一枚だ。まだ若いんだしふんばれ」


「ふんばれって、翔子さん…………。まきる、ちょっと端っこに私も入れてくれないかい?」


「入れてあげたいのは山々だけど、これ一人用だから入らないよー」


「あたしだって寒いんだ。娘のために我慢しな」


「ううっ、なんて扱い…………そうだっ!」


「あ? どした?」


「翔子さんが私の膝に座れば良いんだっ。そうすれば翔子さんも暖まり、私も暖まる。心まで暖まる夫婦の…………。って、二人とも。その目は止めてくれないかい? 下心とか無いから、いやホント」

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