表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

月が綺麗な夜には

作者: でいず
掲載日:2026/01/18

「月が綺麗ですね」


ふと、私はそう呟いた。

今隣にいる彼女へ向けて。


「そうですね」


彼女は空を見上げ、私と同じように呟いた。


「でも、どうしたんですか。突然」


空へ向けていた視線を私へ向け直し、そう聞いてきた。


「ご存知ありませんか」


「ええ。知りませんでした」


彼女は、ふっと笑うと、


「あなたがそんな粋なこと言える人だなんて、知りませんでした」


そう、言った。


そしてその柔らかい笑顔のままで、


「これからも、ずっと、ずっと、私の隣に居続けてくれますか?」


そう、言われた。


「もちろん。どんなときでもあなたの隣に居続けますよ」


私は彼女の笑顔を真似るようにして、答えた。


「ありがとう……」


彼女の頬に涙が伝っていく。


それと同時に、私の頬にも水滴が伝っていった。


空を見上げると、遠く輝く月がよりいっそう綺麗に、美しく見えた。


ちらりと隣を見ると、彼女も空を見上げていた。


いつまでも、この月を2人で見られますように。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ