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並行世界の俺に俺が憑依する  作者: 緑黒猫


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8/20

試験

 翌日。

 昨日、約束した12時ぴったりに優聖と巫咲の家の前に着いた。


「おはよう」

 車の窓を開けてあいさつした。


「「おはよう」」


「乗ってくれ」


「「わかったわ」」

 後部座席に2人が座り、シートベルトをした。シートベルトがデケェ乳をスラッシュしていた。


「どれぐらい前から待ってたんだ?」

 2人は俺が着いた時には外で待っていた。


「5分ほど前よ」


「そうか。待ち合わせ丁度に出てきてくれたらいいからな」


「「ありがとう」」


「よしっ、行くか」


「「うん。よろしく」」

 信号で止まるたびに、2人のデケェ乳をチラチラと見ながら雑談をしてギルドに向かった。

 

 ギルドに着き、車から降りるとまだまだ視線が突き刺さる。でも、今日は俺だけではなく2人にも羨望の眼差しがあった。まぁ、俺とパーティー組んだ時からあったから慣れてもらうしかないけどな。

 

 2人と待合室で30分ほど待ってると、職員が出てきた。


「それでは、今から試験を行いたいと思います。試験に参加する者は訓練所に向かってください」

 職員が案内を始めた。


 2人と最後に訓練所に向かった。

 訓練所に着くと、昨日と打って変わってピリついた空気になっていた。

 試験に受からないとダンジョンに潜れないから、落ちたくないよな。


「試験内容を知ってる人も居ると思いますが、パーティー又はソロでゴブリンを5体倒してもらいます。初日にも講習しましたが、ゴブリンは基本的に複数で集まって動きます。なので、ゴブリン5体を対処出来ない実力なら不合格となります。そして、制限時間もあり、制限時間は5分以内です。それでは、パーティーリーダーは私の所まで来て並んでください」


「行ってくる」

 昨日の話し合いの時に俺がパーティーリーダーと決まった。


「「行ってらっしゃい」」

 職員の元に向かい、列に並んだ。


「それでは順番にクジを引いてください。引いたクジは試験に呼ばれるまで持っていてください」

 クジは50番まであるようだ。分かった理由は、ホワイトボードに1から50まで書かれていたからだ。

 順番にクジを引き始めた。引いた人の苗字がホワイトボードに書かれていく。


「次の方、クジを引いてください」

 俺の番が来た。


「はい……50番です」

 引いた紙を広げると50番と書かれていた。試験の順番が最後に決定した。


「分かりました。お名前もお願いします」


「剣崎です」


「はい、ありがとうございます。呼ばれるまでお待ちください」


「分かりました」

 優聖と巫咲の所に戻った。


「1番最後になったわ」


「1番最後の方がいろんな戦い方見れていいと思うわ。私たちは銃翔に戦闘を任せっきりになるけど」


「銃翔よろしくね〜」


「おう。俺に任せとけ」

 笑顔でサムズアップして、余裕のアピールをした。


 1番最初に呼ばれたのは3番のパーティーだった。1番と2番は誰も引かなかったからだ。


 呼ばれたパーティーが向かったのは、20メートル四方の結界に囲われたリングだった。


 3番のパーティーはタンクが1人、剣士が2人、弓士が1人、魔法系が1人かな? 後方で盾とメイスを持ってるから、魔法系だと思うんだけどな。


「それでは、試験を開始します。ゴブリン召喚」

 職員の1人のスキル魔法だろうか? 職員が手をかざすとゴブリンが5体、3番パーティーの前に現れた。


 ゴブリンはパッと見た感じ120から130センチメートルほどの身長に、緑色のガリガリの体、尖った耳、強姦魔のような醜悪な顔をしていた。

 

 ファンタジー漫画に出てくるゴブリンそのままの見た目だった。ファンタジー漫画のモンスターを生で見れることに感動した。


 タンクが挑発系のスキル魔法を使ったのだろう。ゴブリン5体がタンクに向かって行った。

 タンクの大盾を避けて、横から攻撃しようとしたゴブリンは、剣士によって斬られ、大盾に攻撃してるゴブリンは弓士と魔法使いによって倒された。倒されたゴブリンは霧となって消えていった。

 

 魔法使いはファイアーボール使っていた。ファイアーボールでゴブリンは何回も焼かれていた。敵が使う時は俺も気をつけないとな。


 3番のパーティーは2分ほどで倒し終わっていた。

 本当はもう少し早めに倒せてたように感じた。たぶんだが、試しながら戦ったのかもな。


 そのあとも順調に進んでいき、今のところ不合格者は出ていない。


 20組目の33番はソロだった。

 33番は弓士だったが、今まで出ていた弓士とは違い矢を持っていなかった。

 もしかしたら俺の【無限魔弾装填アンリミテッド・リロード】と似たようなスキル魔法を獲得してるのかもな。


 33番の試験が始まった。

 33番が弓の弦を引くと、矢が出てきた。やはり、俺のスキル魔法と似たものを獲得していたな。

 動きも俊敏で避けて距離を取って撃つ、を繰り返して5体のゴブリンを倒していた。時間はギリギリセーフだった。

 

 2人目のソロは剣士でゴブリンを5体倒すことはできたが、時間が30秒ほど過ぎて不合格になってしまった。惜しかったな。


 33番の弓士もそうだが、ハンマーで叩き潰した女、斧で身体を縦に真っ二つにした女、薙刀でゴブリン3体の首を一太刀で斬り落とした女が印象に残った。


「剣崎さんのパーティーはリングに上がってください」

 俺たちの番が来た。

 不合格になったのはパーティーが3組と2人目のソロの人だった。


「「「はい」」」

 リングの中に入った。


「優聖、巫咲。短剣を預かっといてくれ」


「「わかったわ」」

 2人に短剣を渡し、巫咲の結界の外で待機した。


「それでは、試験を開始します。ゴブリン召喚」

 10メートル前にゴブリンが5体出てきた。

 すぐさま左手でリボルバーをホルスターから引き抜き、ゴブリン5体の頭を人差し指で差すように狙い速射した。

 残念ながら3体も外してしまったが、右手でホルスターから抜いていたリボルバーで残りのゴブリン3体の頭を撃ち抜いた。30秒もかからず倒すことができた。

 

 前の世界で12年、ガスガンのリボルバーで練習してた甲斐があるな。実銃のリボルバーも年に数回は撃ってたから、反動も学習済みだ。


「「銃翔、すごーい!」」

 優聖と巫咲からの称賛が消えてしまうほどの歓声が聞こえてきた。

 歓声を返すように手を振って応えた。


「俺にしたら朝飯前だ」

 2人のもとに行き、ドヤ顔でサムズアップをキメた。


「「うふふふふっ」」

 2人の笑い声に俺は自然と笑顔になった。


「剣崎さんのパーティーは合格です」


「いえーい」

 2人の前に両手を出した。


「「いえーいだね」」

 2人も喜びながらハイタッチしてくれた。

 ハイタッチをしてくれた時、2人のデケェ乳がぶるるんっと揺れた。眼福眼福。

 職員にお礼を言ってからリングを降りた。


「それでは合格された者はこちらに来てください。〈ギルドカード〉をギルドに登録します」


「残念ながら不合格になった者はこちらに来てください」

 俺たちは合格したから〈ギルドカード〉の登録をしに行く。


「それでは〈ギルドカード〉をこの機械の上に乗せてください」


「分かりました」

 クレジットカード決済端末機に似た機械の上にカードアウトした〈ギルドカード〉を乗せた。


「登録完了しました。明日から〈ギルドカード〉を受付に提示すればダンジョン入れます」


「ありがとうございます」

 俺の後に2人も登録を完了させていた。


「優聖と巫咲は武器と防具は買ってるのか?」


「うん、買ってるよ〜」


「なら大丈夫だな。俺たちも帰ろうか」


「「うん」」

 2人を車に乗せ、家まで送り届けた。

 送ってる最中に明日の待ち合わせ時間を決めておいた。

 明日からやっとダンジョンに入れる。楽しみだ!

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