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並行世界の俺に俺が憑依する  作者: 緑黒猫


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女は強い

「皆さん、集まってください」

 職員から号令がかかった。


「優聖、巫咲。行こうか」


「「うん」」

 俺が先に立ち上がり、声をかけながら優聖に右手を巫咲に左手を差し伸べると、2人とも戸惑うことなく笑顔で返事をしながら両手で手を握ってくれた。

 2人をグッと引き上げると、デケェ乳がぶるるんっと揺れた。いい。

 俺が2人の乳をガン見してることに気づいたが何も言わなかった。ただ、顔を赤くしていたが。

 3人で職員の元に向かった。


「パーティーの役割が決まったと思います。次はパーティーメンバーがどれほどの戦闘技術とスキル魔法をもっているのか確認し合ってください。昨日言ってた通り武器は貸し出しますので、使う武器を私たちにおっしゃってください。銃を使う人だけは申し訳ないのですが、銃弾は1人10発でお願いします。それでは順番にお呼びしますので、呼ばれたパーティーから武器を受け取ってスライムバッグの場所に行ってください。それでは順番に呼んでいきます……」

 スライムバッグとは前の世界でいうサンドバッグだな。前の世界のサンドバッグよりスライムバッグの方が3倍ほどはデカいけどな。

 スライムバッグは斬られたりして形が崩れても、自動で元の形に戻るようになっている。まぁ、スライムバッグを作り出す装置に魔石を入れておかないと駄目だけどな。


 あと、俺は行ってないが、この世界の高校では武器を習う授業があるから基本動作はできるようになっている。

 どんなスキル魔法を獲得するか分からないから、いろんな武器を習うらしい。


「……音花優聖さん、音花巫咲さん、剣崎銃翔さん。前に来てください」

 最後に俺たちが呼ばれた。


「「「はい」」」


「音花優聖さん、武器は何を使いますか?」


「わたしは大盾を使います〜」

 さっきは聞いてなかったけど、優聖は大盾を使うのか。


「分かりました。音花巫咲さんは何を使いますか?」


「私は槍を使います」

 ほぉー、巫咲は槍か。


「分かりました。剣崎銃翔さんは何を使いますか?」


「俺は二挺拳銃と剣鉈を2本使います」


「分かりました。すみません、剣鉈はないので短剣を2本でよろしいでしょうか?」


「はい、大丈夫です」


「ありがとうございます。それでは少しお待ちください」

 

 待つといっても2分ほどだった。

 優聖には1.5メートルほどの盾、巫咲には2メートル近くの槍、俺にはリボルバーを二挺とホルスター、短剣を2本貸してくれた。

 俺たちは武器を受け取ると、スライムバッグの方に向かった。


「優聖は盾を使えるのか?」

 俺が1人で戦うから気にせずに聞かなかったが、戦闘がダメと聞いてたから盾を持ってる意味があるのか聞きたくなった。


「優聖は攻撃は全然ダメだけど、盾は使えるのよ」

 優聖の代わりに巫咲が答えてくれた。


「そうなんだ。でも、大盾って重いだろ。大丈夫か?」

 優聖も巫咲もムチムチはしててもムキムキではないし、それに身長も高いわけでもないからな。


「うん、大丈夫だよ〜」

 リュックサックのように背負っていた大盾を下ろし、片手で大盾を持ち上げながら、問題ないとアピールしてきた。


「おぉー、すげぇな」

 うん、凄いパワーだ。持ち上げてる腕が全然プルプルしてないわ。


「これぐらい普通じゃない? でも、そうよね。女の子と関わる事がなかったら分からないわよね」

 これが普通? えっ? この世界の女ってアベレージでこれぐらい力強いの?

 そういえば、俺の筋トレ器具を運んでくれた女も普通に運んでたなー。配達してるから強いと思ってたが、全女強いのか。

 よく見ると、重そうな剣でもブンブン振ってるなー。これもダンジョンが現れた影響なのかもな。


「気を使ってくれてありがとな」


「い、いいわよ。知らないことは悪いことじゃないもの」

 頬を染めながらも、巫咲がフォローしてくれた。


「うふふっ」


「な、なに笑ってるのよー」


「みーちゃんは可愛いな〜って〜」


「もう! 馬鹿じゃないの」

 巫咲が頬を膨らませながら、優聖に怒っていた。


「ははっ、仲良いな」


「仲良いよ〜」

 他愛もない話をしてると、スライムバッグが置いてあるエリアに着いた。


「俺が1人で戦う事になるけど、2人のも見ていいか?」


「「いいわよ」」


「じゃあ、わたしから見せるね〜」

 ここはスライムバッグだけではなく、盾の練習をする為のエリアもある。

 

 射撃、放出系のスキル魔法の練習エリア。近接武器と強化系のスキル魔法の練習エリア。盾、守護系のスキル魔法の練習エリアで分かれている。


 盾、守護系のスキル魔法の練習エリアに向かった。

 練習方法はバッティングセンターのピッチングマシンだった。違いはボールの材質が木、石、鉄に変わっていることだ。

 

 ボールの材質を選んでから、ボールの速度を決めるのは完全にバッティングセンターだな。それに変化球もあるみたいだし。あと、ボールだけではなく矢が飛んでくるバージョンもある。


「銃翔見ててね〜」

 優聖は木のボールを選び、速度は100キロに決めていた。

 盾と木のボールがぶつかった。結構大きい音がし衝撃も大きく感じたが、優聖はなんなく受け止めていた。

 その後は流したり、シールドバッシュをしたりしていた。思ってた以上に凄かった。


「銃翔〜、どうだった〜?」


「思ってた以上に凄くて感動した」


「うふふっ、ありがとう〜」


「次は私のスキルを試してくるわ。銃翔見ときなさいよ」


「おう、楽しみにしてる」


 巫咲が入っていき、石のボールを選び、速度は120キロを選んでいた。

 【守護結界】のスキルを使って防ぎ始めた。優聖の時より音が大きく衝撃も上昇していたが、巫咲の結界はビクともしなかった。結界がガラスのように見えるから、少し錯覚を受けた感覚になる。

 その後、ボールを鉄に変えていたが、まだまだ余裕そうだった。


「銃翔、どうだった?」


「すげぇ防御力の結界だったな」


「そうでしょ、でもまだまだ耐えれそうよ。ありがとう」

 巫咲の嬉しそうな顔が可愛かった。


「優聖のスキル魔法はどこまで治癒出来そうなんだ?」


「う〜ん、感覚的には全魔力を使えば、切断された部位が残っていたらくっつける事が出来るぐらいかな〜」


「そうなのか。うん、よしっ…………ふっ! いッ!」

 俺は実際に治癒がどれほどか確認する為に、短剣を抜き、手に突き刺した。


「えっ?! 何してるのよ!!」


「ッ! 早く、手を出して〜【癒しの祈り】。はいっ、治ったよ〜。けど、本当にびっくりするからやめてよ〜」

 優聖が俺の手に自分の両手をかざしたと思ったら、淡い水色の光が俺の手を包んだ。傷口が巻き戻すかのように塞がっていった。手を包んでいた光は優しい温かさだった。


「あははははっ。ごめんごめん。どんなものなのかなと気になってヤッちゃったよ」


「もうっ! 笑い事じゃないわよ!」


「ほんとだよ〜」


「悪かったって。でも、心配してくれてありがとう」


「次からするならするって先に言ってよね」


「そうだよ〜。心の準備する時間は欲しいよ〜」


「しないでって言われると思ってたわ」


「だって銃翔、短剣突き刺す時に楽しそうな顔してたもの。普通の感覚ならスキル魔法を見るためとはいえ、自分の手で試さないわよ。だから、止められないと判断したのよ」


「みーちゃんの言う通りだね〜。できれば相談って形の方が嬉しいけどね〜」


「あははっ、ありがとう。次からは必ず相談するよ。約束する」


「「約束破ったら、胸見るの禁止ね」」


「それは絶対嫌だ! 必ず守る!」

 優聖と巫咲のデケェ乳を見れないのは絶対嫌だから、これからは必ず相談してからにしよう。そうしよう。


「銃翔は本当に大きい胸が好きなのね〜」

 優聖が腕を組んで持ち上げて強調しながら、不思議そうにしながらも嬉しそうな表情をしていた。


「銃翔ぐらいでしょうね」

 巫咲は頬を染めながら両手で両胸を軽く抑えつつ、幸せそうな表情をしていた。


「俺しか居ないなら、2人の乳を独り占めできるな」

 2人のデケェ乳をガン見しながら言った。


「もうっ、バカッ」


「うふふふっ〜」

 2人顔を赤くしながらも、嫌そうな顔はしなかった。


「優聖、どれぐらいの魔力使ったんだ?」


「感覚的には5分の1ぐらいかな〜」


「そうなのか、ありがとう」


「いいえ〜」

 

「次は巫咲の槍術を見せてくれ」


「いいわよ」

 俺たちは近接武器のスライムバッグがある練習エリアに向かった。

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