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並行世界の俺に俺が憑依する  作者: 緑黒猫


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昇格

 あれから5日後。

 俺たちは10階層に到達していた。

 まだ、もう1体の新しいモンスターとは出会えていない。10階層で必ず見つけてやる。


「早く古町ダンジョンを制覇して、優聖と巫咲の浴衣の写真を撮りたい」

 新しいモンスターもボスのゴブリンジェネラルもさっさと倒して、優聖と巫咲の浴衣姿を見たい。


「「うふふっ。ありがとう」」


「でも、わたしたちは銃翔の浴衣姿が見たいな〜。ねっ、みーちゃん」


「そうね。それに、3人で浴衣姿を撮りたいわね」


「そうだね〜。記念になるもんね〜」


「さっさと新しいモンスターとボスゲートを見つけるしかないな」


「「うん!」」

 歩いて倒して、歩いて倒して、歩いて倒してと繰り返していると、新しいモンスターを発見した。


 体長が約1メートルのイタチ5体が、前方のT字路に集まって居た。


 優聖と巫咲から離れて、〈黒魔〉と〈緑聖〉をホルスターから抜きながら1人で近づいていく。


 近づくいて行くと、イタチの姿がハッキリと見えてきた。顔や体型はイタチそのものだが、尻尾が刃になっていた。


 このイタチのモンスターの名は誰もが知ってる――鎌鼬だ。有名な妖怪だな。


 鎌鼬たちが俺に気づき、バラバラになって走って向かってきた。


 壁を走ったり屋根を走ったりと、四方八方から攻撃を仕掛けてきた。


 鎌鼬たちに〈黒魔〉と〈緑聖〉で撃つが避けられる。が、当たればいいな程度で撃っているからいいんだけどな。


 ただ、連続で来られたら厄介だから、時間差で来るように調節できたらそれでいい。


 あとは、順番に襲ってくる鎌鼬を〈黒魔〉と〈緑聖〉で、尻尾の斬撃を受け止めながら斬り落としていった。


 鎌鼬も倒せて満足できたから、ボスゲートを集中して探した。


 ボスゲートを探して歩き回り始めてから、約1時間で発見することができた。今日は運が良い日だ。


 さっさとクリアするために、優聖と巫咲と手を繋ぎながらボスゲートを通った。


 ボスゲートを通ると、古い家が並んでいるのは変わらなかったが、通路の広さがさらに、1.5倍近く広がって一本道になっていた。


 一本道が続く前方に、ゴブリンジェネラルが立っていた。


 〈黒魔〉と〈緑聖〉をホルスターから抜きながら、ゆったりとした足取りで近づいていく。


 ゴブリンジェネラルは自身の武器を俺に向けるように正眼の構えをした。


 ゴブリンジェネラルの武器は、刃渡りが2メートル近くある大太刀だった。


 俺が近づいて行くと、正眼の構えから上段の構えに変わった。


 ゴブリンジェネラルの間合いに入った瞬間、大太刀を振り下ろしてきた。


 俺は避けずに、〈黒魔〉と〈緑聖〉で受け止めた。


「うおっ」

 予想はしてたが、それでも声が漏れるほどの重さがあった。


 受け止めた〈黒魔〉と〈緑聖〉を滑らしながら、ゴブリンジェネラルの懐に近づき斬りつけたが、鉄冶さんの作った武器でも流石に大きな傷をつけることはできなかった。


 その後もゴブリンジェネラルが振るう大太刀を避けることはせずに、受け止めたり流したりしつつ、隙を狙って斬りまくった。


 最期はあれで決めよう。


「【斬昇刃】」

 〈黒魔〉を左から右に、〈緑聖〉を右から左に、腕を振り斬った。ゴブリンジェネラルの身体が真っ二つになった。


 ゴブリンジェネラルの魔石と大太刀を回収してから、ゲートを通りギルドに戻ってきた。


 昼頃にはダンジョンを制覇でき、ギルドの受付に〈ギルドカード〉を渡して帰ろうと思っていたら、受付の人から声がかかった。


「パーティー〈野良猫〉の皆さん、おめでとうございます。EランクかDランクに昇格しました」

 受付の人の口から嬉しい報告が聞けた。

 俺たちはついにDランクに昇格した!


「おぉー、ありがとうございます! 優聖、巫咲、やっな! いぇーい」


「「いぇーい」」

 3人でハイタッチをした。すると、優聖と巫咲のデケェ乳がぶるるんっと揺れた。眼福眼福。


「Dランクになられましたので、Dランクダンジョンに挑戦できるようになりました。ですが、難易度も上がるため、挑戦する際はお気をつけ下さい」

 Eランクダンジョンを全て制覇するまでは、Dランクダンジョンに挑戦しないけどな。


「分かりました。ありがとうございます」

「「ありがとうございます」」

 今日は良いこと尽くしの日だな……。


 ギルドを出たあと、先に定食屋に向かった。

 俺は唐揚げ定食、優聖と巫咲は天ぷら定食を頼んで食べた。


 昼食を楽しんだあと、少し散歩をしてから浴衣をレンタルしてくれる店に向かった。


 浴衣のレンタル店で俺はシンプルな黒色の浴衣を、優聖は水色の花火模様の浴衣を、巫咲は黄色の向日葵の浴衣をレンタルした。


 俺が先に着替え終わって待ってると、2人も着替え終わったようだ。


「優聖、巫咲。凄く似合っていて可愛いな」

 着た姿を想像してるのよりも、何百倍も似合っていて凄く可愛かった。


「「ありがと……。銃翔も凄くカッコイイわ!」」


「おう、ありがとな」

 夏の日差しが暑いが、2人と手を繋ぎながら散歩したり、写真を撮ったり、カフェで涼んだりとデートを楽しんだ。


 休みを挟んだら、3人でEランクダンジョン全て制覇を目指す。

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