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並行世界の俺に俺が憑依する  作者: 緑黒猫


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2階層へ

「私もゲートっぽいものが見えてきたわ」


「わたしも〜」

 ゲートっぽいものに向かって歩いてると、2人にも見えたみたいだ。


 近づいて行くと徐々にハッキリと見えるようになってきた。

 あの鳥居に似た独特な門はゲートに間違いない。


「2階層のゲート発見だな」

 俺たちはゲートの前に到着した。


「これだけ広い中でよく見つけられたわね」


「銃翔のおかげだね〜」


「視力がいいからな。さっそく入ろうか」


「「うん」」

 2人と手を繋ぎながらゲートをくぐった。

 ゲートをくぐった先は――1階層と変わらなかった。


「1階層と景色が変わらないな」

 景色も変わらないし、モンスターも変わらない。


「「そうだね」」


「時間までゴブリンを倒しに行こうか」


「「分かったわ」」

 帰る時間までゴブリンを倒しまくった。

 今回は【無限魔弾装填アンリミテッド・リロード】の加速弾ではなく、散弾を使った。


 散弾を使ったことで1つ分かったことがあった。

 前に30メートル離れたスライムバッグに散弾を撃った時に、スライムバッグ全体に弾が当たっていたから、15メートルほど離れたゴブリンに撃ったら、どれだけ弾が広がって出るのか気になって散弾を撃ったら、ゴブリンの身体全体に当たった。

 

 色んな距離感で試してみたが、当たる範囲は変わらなかった。俺の予想が合ってるのか確かめる為に、通常弾である事を試してみたら、予想が的中した。

 ある事とは、通常弾を撃つ時に15メートルなら15メートルの位置を意識して、30メートルなら30メートルを意識して撃ってみると、意識した位置で銃弾が消えたんだ。


 俺の弾丸はスキル魔法で出来ている。スキル魔法は意識して使うことで、能力の範囲で自在に変化できると確信した。


 そのあともいろいろ試した。散弾をゴブリンの頭だけに広がる意識を持って撃つと、予想通りにゴブリンの頭の範囲しか広がらなかった。

 

 衝撃弾も良かった。外側を破壊する意識で撃つとゴブリンが砕け散り、内側を破壊する意識で撃つと外見には傷がつかなかったが口から多量の血を吐いて死んだ。


 ファンタジー定番の魔力を自在に操れるようになれば、スキル魔法の燃費も良くなるかもな。

 優聖と巫咲にもスキル魔法と魔力は意識して使うことを伝えた。


 スキル魔法を試して使っていると、ゴブリンを沢山倒すことができし、俺も魔力を使い切ることができた。


 ゲートをくぐりギルドまで戻った。

 今回は合計でゴブリンを120体、スライムを15体倒した。稼いだ金は4万6125円だった。

 俺たち個人に1万円づつ入れ、パーティーに残りを入れておいた。


 それから3日後に3階層のゲートを発見し、そのまた3日後に4階層のゲートを発見できた。

 この6日間は変わることなく、優聖と巫咲を抱き上げながら、優聖の【癒しの祈り】で魔力が切れるまで治癒をしてもらいながら走り続けていた。


 8日間休むことなくダンジョンに入っていたから、2日間の休みを取る事にした。

 2日間の休みを取ろうと提案した時、優聖と巫咲が寂しそうな顔をしながら返事をしたから、俺の家でパーティー結成のお祝いをしようと提案すると、満面の笑みで了承してくれた。


「おはよう」

 昼から優聖と巫咲を迎えに行った。


「「おはよう」」


「買い物をしに行こうか」


「「うん」」

 2人を乗せてスーパーに向かった。


 スーパーに着いた。

 車から降り、カートにカゴを乗せ、お菓子や食材を入れて買い物を終わらせた。支払いはパーティーの口座の金だ。

 

 スーパーには男がちょこちょこ居たから、目立たないと思っていたが、デケェ乳が好きな男だからだろう、視線が凄かった。


 買い物したものを車に載せ、俺の家に向かった。


「ここが俺の家だ」

 スーパーから15分ほどで俺の家に着いた。


「「ここが銃翔の家なのね」」


「おう。中に入ろうか」

 車から買ったものを降ろし、家の鍵を開けた。


「「おじゃまします」」


「リビングはこっちだ」

 2人を連れてリビングに向かい、荷物をテーブルの上に置いた。


「お義母さんは仕事?」


「あれ? 言ってなかったけ? 母さんは病気で亡くなったんだよ」


「そう……だったの」

 2人が暗い雰囲気になった。


「気にしないでくれよ。言い忘れてた俺が悪いしな」


「そんな事ないわ。それに……私たちと一緒だし……」


「えっ? 優聖と巫咲の母親も亡くなったのか?」


「「……うん」」


「俺たちは似た者同士だったんだな。そうだ、それなら俺の家で一緒に住むか」

 葬式のような暗い雰囲気になったから、場を和ませようと冗談で2人を誘った。


「「いいの?!」」

 2人はさっきまでの暗い表情が嘘のように、キラキラした明るい表情になった。


「おう、いいぞ」

 冗談だったとは言えないし、それに優聖と巫咲と一緒に住めるチャンスだ。逃がす訳にはいかない。

 朝から晩まで2人のデケェ乳と尻を拝められるぜ!


「「やったー」」

 いつもクールな巫咲が優聖と一緒にジャンプして抱き合っていた。ここまで喜んでくれるのは嬉しいな。


「明日から少しづつ荷物を運ぶか」


「「うん」」


「銃翔、明日から一緒に住んでいいの?」


「今日からでもいいぞ」


「それなら今日から一緒に住みたい〜」


「分かった。とりあえず、必要最低限の荷物を取りに行こうか。んで、明日にアパートの解約とかしようか」


「「ありがとう」」


「どういたしまして」

 すぐに2人のアパートに向かい、着替えやダンジョンに持っていくもの、布団などなど運んだ。


 それから、パーティー結成と一緒に住むことになった事を祝った。

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