ちっぽけな反抗心
処女作です。暖かい目で見てくれると幸いです。
つまらない午前の授業の終わりを告げるチャイムが鳴る。今から給食の時間だ。これもまた嫌な時間である。人と話すのが苦手な僕にとって配膳係の人と接するのもとんだ無茶ぶりをさせられているのと変わりは無い。まばらに配膳された給食を食べながら、午後はどしようかと考えていた。正直このまま帰ってやりたいと思っていた。高校受験が近しい今、教師陣たちはみんな口を揃えて
「受験は団体戦」だの
「もう時間が無いから気合いを入れろ」だの、
やぜったい言葉を言ってくるのだ。僕は立場の上の人からの指示というのがどうも受け入れられない性格で反抗したいという思いがいつも強かった。なので今回は反抗してやろうと決意した。昼休みになって通学バックに入れておいた500円を取り出し、ポッケに入れる。そして外に遊びに行くふりをしてあらかじめ確保しておいた脱出ルートの方へ向かう。学校の裏の金網の柵に丁度よく穴が空いており、それは人1人ぎりぎり通れそうなものだった。体をのけぞらせながら通ろうとする。途中で金網がチクチクと脱出を妨害するよう刺してくる。どうにか通り抜けたあと、国道を駆け足で抜け出し軽トラックがたまにしか通らないような、田舎道についた。
それから数十分ほど感覚に身を任せ歩いたのち、一つの小山が目に入った。その小山の中には石段が見えた。それはあまりにも古く、落ち葉に埋もれていたので、見つけれたのはほんとに偶然だった。15歳の好奇心はこれを見逃したくないらしく、自然と足が石段にかけていた。急な石段で手すりもないのでゆっくりと登っていった。登りきった先に見えたのは、赤かと聞けば答えづらいまでに色褪せた鳥居と、見るからに管理の行き届いていない神社だった。しかし、これはとても幸運だと思った。どうせ家に帰っても抜け出したことについてとやかく問われ、挙げ句に学校に報告されるかもしれない。そんな屈辱を喰らうぐらいなら、この朽ちた神社で祟られた方がマシだ。さらに僕の好奇心はどうしても拝殿の中に入りたいらしかった。さすが冬だなと言うべきか、空はもう暗く染められていた。それに伴って、体温が嫌というぐらい下がっていくのがわかった。外にいるままじゃ凍死するかもなんて適当な理由をつけ中に入るのを自分の中で正当化させた。中に入ると想像した通りボロで各隅には蜘蛛の巣が張り巡らされていた。しかし唯一予想とは違ったのは、隙間風がしなく寒さは少なかったということだ。これはまたしても幸運だった。これならぐっすりと休めるとも思った。身を丸め、できるだけ蜘蛛の巣が少ない場所を選び、床に寝転んだ。疲れていたのですぐに寝れると思ったが、どうも頭がすっきりしない。それはこの場所で寝ているという行為に対する恐怖もあるが、それ以上に今日行った事についての後悔と不安が多かった。抜け出しているうちは脳が興奮状態だったので対して気にしていなかったが、脳が落ち着いてきた今、一気に押し寄せてきたのだ。結局眠気が襲ってきたのは数時間後で、そのときには外も頭も寝静まっていた。
隙間から朝日が差し込み、目を覚ました。拝殿を出て、外を見ると東陽が目を刺してきた。ぼうっと見つめながら、自分にできた隙間に光がすり抜けて行くのが分かった。それから、何も考えられず未だしばらく太陽を見つめたままだった。
いかがだったでしょうか。適当に書いたものですので下手くそですが、楽しんでいただけだら嬉しいです。学生時代というのは、大人が汚く見え反抗心が芽生えることはよくあると思います。自分は反抗しかったですが、そんな勇気は無かったので心の中で留めることしかできませんでした。ですので、この作品は自分のこうしたいなぁという妄想を詰め込んだだけの厨二病全開のあれです。しかし、似たような人はいると思うので、この作品を見てくれると嬉しいですね。あとこれを書きながら、尾崎豊さんの「十五の夜」がずっと頭の中で流れていました。これから不定期ですが、短編か長編を出していくと思うので、気長に待ってくれると助かります。コメントも頂けると嬉しいです。




