慎重かつ無謀なる挑戦
パソコンの初心者がリサイクルショップのジャンクコーナーで売られていたパソコンを再生するべく挑んだドキュメンタリーであります。などと書くとけっこう高度なことやってそうですがそれほどでもありません。パソコン自作された経験ある方ならあえて読む必要もありませんし、興味ない人には全く面白くない内容です。できるだけ安くパソコン入手したい、あるいは家に使い物にならないパソコンある、って人ならもしかすると何らかの参考にはなるかもです。
なにぶん初心者なもんで見当違いな内容も多くあるかもしれません。初歩的すぎて読むに堪えない部分もあるかもしれません。専門用語的なものも散見されますが、著者がカッコつけで使ってるだけなので用法が適当でない場合もあると思います。そこもあまり深く考えなくても理解できるよう心掛けたつもりです。また、商用のOS、ソフトを貶める意図もないことを明記しておきます。お読みになられる方はその点を考慮しておいてくだされば著者としては助かります。著者が困っている点も幾つか挙げているので、知識のある方からのアドバイス等はとても助かります。というか、そっちがメインの目的だったりします。
なお、このエッセイとパソコン再生というチャレンジのきっかけとなった日経BP社様ならびに日経リナックス誌の記事を全面的に参考にさせて頂きましたことをこの場を借りて謝辞に代えさせていただきます。
20.12.2
とうとう買ってしまった……2万円超もする中古Macプロ。しかもジャンクコーナーに半年間も置かれていたいわくつきの物件。こんなの買う物好き、半年間一人もいなかったってことなのでしょう。当然だと思います。自分でも買わないと思います……って、買ってんじゃん!
自分でも頭おかしいのかと思います。いや、自分がそこそこのスキル持ってる中級者程度のパソコンマニアならそういう選択肢もありかなとは思います。例えばパソコンを数台自作やカスタムした経験あるとか、コマンド操作ができるとか。それくらいの実力あればジャンクコーナーのPC買ってもいいと思う。しかし自分はそんなもん一切ないズブの素人なんである。下手の横好きなのです。
とはいえ、多少自慢したい経験もないでもないのです。Win7機のOSがクラッシュした際、マニュアル片手に独力で、とにもかくにもウブントゥをインストールして再生に成功してます。その機体は今もフラッグシップ機として最前線で活躍中。もう手放せません。ただ、自分でメモリー消すという大失態やらかしたり周辺機器が今だに使えないという不安要素もかなりあるにはあるのですが。
あとパピィリナックスを数本試してみた、という経験くらい。まあそのパピィにしたって活用出来てるとは言いがたいんだが……
この程度が自慢の種とは片腹痛いのは承知してます。中級者ほどではなくてもそこそこの知識ある人が聞いたら鼻で笑う程度のキャリアでしかないのは自分自身、分かってるつもりです。
その程度のキャリアしかない自分が何を血迷ったのか、ジャンクコーナーにあった、よりにもよってMacプロなんて、名前にプロと冠したハイエンド機を購入しちゃったのであります。どうすんだ、これ……
いや、全く成算がないわけでもないのです。悩みに悩んだ挙句、この機体を購入にまで踏み切った理由はいくつかあったりするのです。昔憧れてたとか、たまたま買った雑誌に載ってたとか、一生に一度はMacってやつを体験してみたいとか、端からOSの壊れた機体が欲しかったとか。その他諸々の理由もあって、もし再生できなくってもそれなりに元は取れる程度には楽しめるんじゃないかな? というような打算から購入に至ったのであります。
はい、自分にはこのジャンクパソコンを再生させるプランがあるにはあるのです。再生できれば12年前の発売時、35万円もしたという高級機が2万円ちょっとで手に入ったことになるのです。費用対効果が何パーセントくらいあるのか想像もつきません。
主にそういう理由で購入したのであります。再生できなくてもいいという保険付き。
そんなわけで自分はしばらくこのMacプロの再生プロジェクトに挑みたいと思います。自分のような素人にはいささか厳しいかとも思いますが、気合入れて頑張ってみるつもりです。
ただなあ……再生に成功したとしてもこんなハイエンド機、使い途がないんだよなあ……しかもデスクトップなのでたぶん自分には合ってない。グータラな自分には膝の上で手軽に使えるノーパソがベストバイなのは重々分かっているのです。それなのに自分が遊ぶために中古とはいえPC購入。
パソコンなんて使用目的に合ったものを買うのが普通であって、楽しんだり再生させたり、あまつさえ使い途もないものをわざわざ買うもんでもないと思うんだが……
このあたりが素人の素人たる所以である。