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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

頭を空っぽにして楽しむ話

作者: RK
掲載日:2018/07/19

「やめろ!! やめてくれ!!」



悲痛な叫びが耳に入った。うるさい。

静かにさせる為に一度殴る。それでも黙らないから二発、三発。

黙るまで続けたら静かになった。

出るまでガチャれば出るというパワーワードがあったが、それは物事全てに通ずるものなのだろう。

黙るまで殴れば相手は黙るのだ。

ヒューヒューと折れた前歯から発する間の抜けた音だけが部屋に反響している。

これでやっと心地よい静かさになった。

精神を穏やかにし、これからの事に思いを馳せる。

ふう、とイメージの海から思考を引き戻すと、目の前の男の頭を綺麗に丸刈りにした。



「やめへぇ……」



か細い声が漏れでた。この程度なら別にいい。

しっかりと拘束した男の頭を撫でて、器具を当てる。



「いやだ、いやだ!! やめて!!」



ゴリゴリと音を立ててリズミカルに腕を前後に動かす。

男はもはや言葉ではなく、音を発するだけになる。

綺麗に骨だけを切るのには技術がいる。中身を傷つければダメになる。

ダメにするのは一番最後にやることだ。



「あがいぎぎぎぎぎぎぎげがああああああ」

「かんばれ、がんばれ」



薬の効果は素晴らしい。男はさぞ開放感に包まれているだろう。



「ほら、君に蓋をしていたものを取り払ったよ」



男の焦点の合わない目に、頭の蓋を見せてあげた。

最後の仕上げをこれから行う。



「あっあっへぷあふえ」



ぐりぐりとスプーンですくうたびに男の口から変な声が出る。声が出なくなってもビクビクと反応はする。それも最後にはなくなって、空っぽの器が出来上がった。



「頭を空っぽにして楽しめるのはいいなあ」




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