表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

5/18

野中蛍。普通の小学五年生です!

あらたにブックマークしていただいた皆様

評価を付けてくださった皆様

感想を書いていただいた皆様

そして読んでくださった皆様


本当に本当にありがとうございます!


モチベーション上がりますので、これからもどうぞよろしくお願いいたします

 いつもと同じ、代わり映えしない朝の食卓。 

 いつもと同じ、殺風景な通学路。

 いつもと同じ、なんの刺激もない登校風景。

 そしていつもと同じ、耳に不快な雑音をかき鳴らす教室に入る。


「おい、やめろよ!」

「ぎゃはは! なにやってんだよ!?」


 目の前で、二人の男子がはしゃいでる。

 どいてくれそうもないので、露骨にため息を吐いて迂回する。


 教室に入って、最初に見たのがあんたたちの馬鹿面とか最悪!

 早く吐き気のする記憶を上書きしたくて、窓際までの視界が確保できるところまで速足で移動。

 窓際の一番後ろに、わたしの毎日で一番見たい光景が待っていた。


「おはよう、アリスちゃん」

「おはようございます、野中のなかさん」


 しばらく遠目から目の保養をして、馬鹿面を完全にデリート。

 満足してから自分の席に向かい、後ろの席の女の子に挨拶をする。


 わたしの名前は、野中蛍のなかほたる

 周りの子よりも、少しエッチなことに興味のある女子小学生。今年から五年三組。

 自分で言うのもなんだけど、結構いけてると思う。

 その証拠に、これまで十人以上の男子に告白されてきた。

 秀才君。サッカークラブのキャプテン。クラスのお調子者。

 でも、全員ばっさばっさと斬ってやったわ。

 だって、ずっとわたしの心を占めてるのは、あなただけだもの。


 工藤アリスちゃん。


 アリスちゃんは、とにかく美しい。

 見てるだけで心が洗われる。生きた芸術品のような女の子。

 自分のことは名前で呼んでもらいたいみたいだけど、アリスちゃんが誰かを苗字以外で呼んでるのは見たことがない。

 誰とでも分け隔てなく接してるけど、誰とも踏み込んだ関係は作らない。

 アリスちゃんが誰かの家に遊びに行った話なんて聞いたことないし、アリスちゃんの家に遊びに行った話も知らない。

 みんなとの会話にも、積極的ではないけど参加する。でも今みたいに本を読んでるほうが好きなんだろうことは、ずっと観察してるわたしにはわかった。

 その美貌とどこかミステリアスな雰囲気。さらに名前で呼んで欲しいなんて言われれば、馬鹿な男子は勘違いしまくり。結果、アリスちゃんは学年の壁をも越えて、多くの男子の心を掴んだ。

 でもその中の誰一人として、彼女の心を掴んだものはいなかった。


「アリスちゃん。何読んでるの?」

「これ? これはね、参考書です」

「参考書……?」

 

 アリスちゃんがそう説明した書籍は、文庫本のように見えた。

 包装紙でカバーされているのでタイトルはわからないが、わたしの知っている参考書の形とはだいぶかけ離れている。

 参考書って、もっと大きなものじゃなかったっけ?


「アリスさんの読んでいる参考書なら、わたくしも気になりますわね」

「萌もー! 萌もー!」


 ちっ! せっかくアリスちゃんと、二人きりのスゥイートタイムを満喫してたのに。毎日毎日、このお邪魔虫どもめ!

 わたしたちの世界にずかずかと土足で踏み込んできた二人に視線を向け、心の中でキッと睨む。

 

 凛とした表情で微笑む西園寺京華さいおんじきょうかと、無邪気な笑顔を向けてくる藤林萌ふじばやしもえが、興味津々といった感じでアリスちゃんの机を囲む。


 西園寺さんは、財閥西園寺グループのご令嬢。

 母親が外国の人ということで、美しい金髪や高めの鼻などその血を色濃く受け継いでいる。

 そんな母親の教育方針で、学校は庶民と一緒に過ごすことになったとのこと。

 この学校に決めた理由だけど、車で行ける距離の中で一番耐震性があったかららしい。

 西園寺さんがいることで、ものすごい数のボディーガードが警備にあたっているので、全校生徒の両親が安心して送り出せると評判だ。

 そして、モテる。とにかくモテる。

 美男美女の両親からいいパーツを授かりまくった結果、誰もが二度見してしまう美少女が誕生していた。

 当然告白されまくっているようだけど、誰も相手にされないらしい。

 間違いなくこの学校の男子人気はアリスちゃんと2トップで、二人がほかを圧倒している。


 藤林さんは、いわゆる天然ロリキャラだ。

 髪型もそっち系が好きそうな人の期待を裏切らず、ツインテールをピョコピョコさせている。

 顔も、まあ素朴ながらに可愛い。でも彼女の一番の魅力はと聞かれたら、誰しもがその小学生離れした巨乳と答えるだろう。

 とにかく、でかい。やばいくらいに、でかい。腰を抜かすほどに、でかい。

 西園寺さんもハーフなだけあって小学生にしてはナイスバディなのだけど、藤林さんは規格外。

 去年の運動会では、彼女の登場とともに校庭がざわついた。

 彼女が走った五十メートル走は、今でも伝説を残している。保護者すべての視線が、先頭の生徒でなくビリッけつの彼女に注がれたのだ。その後、あらゆる場所で夫婦喧嘩が始まってしまった。

 今年は男親が締め出されるのでは、なんて噂も耳にした。

 そんな天然で、ロリで、巨乳な彼女がモテないはずもなく、男子人気はかなり高い。

 だが、「萌、恋とかわからないし……」という一言で、全員粉砕されているらしい。


 正直、わたしは藤林さんが苦手だ。

 小五にもなって「ふにゃっ」とか「はうぅ」とか、あんた狙ってんのか?

 だいたい、その乳が気に食わない。

 その肉塊が視界に入るたびにイライラするんだよ!

 いまだに洗濯板のあたしに見せつけるのは、本当いじめだよ?

 ちょっとは、わたしによこせってんだよ!! お願いします。


 ……少し話が脱線した気もするけど、つまりは学校を代表するよりすぐりの美少女が四人も同じクラスになり、アリスちゃんを中心にこの窓際の後ろに集結しているのだ。


 西園寺さんは、アリスちゃんをいい意味でライバル視して。

 藤林さんは、アリスちゃんに懐いて。

 そしてわたしは、幸運にも席替えで前の席になれて、毎日毎日アリスちゃんを間近で感じられるのだ。

 

「どんな参考書か気になりますか、西園寺さん?」


 先ほどの問いに、アリスちゃんはふっと微笑んだ。

 その表情を見た瞬間、わたしはゾクリと寒気を感じた。

 まるで、『計画通り』とでも聞こえてきそうな笑みだったから。


「ええ。あなたが普段どんな勉強をしているのか、私興味ありますから」


 西園寺さんがアリスちゃんに向けてるライバル心は、おもに学業についてのことだ。

 男子人気の優劣にについては、まったくの興味なしでお好きにどうぞといった感じだった。

 参考書を読んでると言えば、西園寺さんが食いつかないわけがない。

 まさか、アリスちゃんはそれを狙ったのだろうか?


「教えてもいいですけど、恥ずかしいのでここだけの秘密にしてくださいね?」

「アリスさんが望まれるのでしたら、秘密にいたします」


 西園寺さんの言葉に、わたしと藤林さんもこくこく頷く。

 それを受けて、アリスちゃんが「わかりました」と納得する。


「大声出さないでくださいね? これはですね、セックスの参考書です。それも、三人以上でするセックス」


「「「せ、セックス……?」」」


 返した言葉は三人一緒だが、反応は三者三様だった。

 西園寺さんは、理解してないのかきょとんとして。

 藤林さんは、顔を耳まで真っ赤にして。

 そしてわたしは、完全に青ざめていた。 

 

 ずっと危惧していたことが、現実となってしまった。

 数か月前、アリスちゃんの告白の断り方が話題になったのだ。

 ずっと「恋愛に興味ありません」だったのに、去年の冬ごろから「あなたには興味ありません」に変わったと。

 あの工藤アリスに、興味ある男子ができたんじゃないのかと。

 結局それらしい様子もなかったので、言葉が変わっただけという結論で終わった。

 でも、わたしはずっと怖かった。こんな日が訪れるんじゃないかと。

 しかもすでに、興味はセックス。そ、それも複数人プレイ!? か、か、か、完璧アブノーマル!!

 

 …………あれ、わたしなんかドキドキしてる?


「もしかして、その反応。西園寺さんは、セックスがなにか知らないんですか?」

「残念ながら、存じませんわ。セックス……。『それも三人以上で』という言葉からすると、普段は一人か二人でおこなうもの。なにかのゲームでしょうか? それともスポーツ?」


 何も知らない純情無垢なお嬢様が、一生懸命セックスが何かを予想している。

 なんか、いろいろとこみ上げてくるシチュエーション。

 って、だめよ。蛍! あなたは、アリスちゃん一筋でしょ!?


「ふふっ。スポーツといえばスポーツですね。夜のプロレスと言われることもありますし」

「プロレス! つまりタッグマッチということですわね!」

「そうですね。タッグマッチです」

「まあ、素敵!」


 手を合わせて、お嬢様が声を弾ませる。

 どうやら西園寺さんは、プロレスがお好きなようだ。

 でも全部理解してるものが見てると、複数人でのセックスに「素敵!」と言ってるお嬢様の姿だ。

 なんか、グッとくるなあ。

 

 まあそんな西園寺さんよりも、必死に笑いを堪えてるアリスちゃんのほうがグッと来てるんですけどね!

 あああああぁ。口の端をひくひくさせてるアリスちゃん可愛いよー。


「と、ところで西園寺さんは、一人の男性が複数の女性を養うことをどう思いますか?」

「一人で複数を、ですか?」

「はい。西園寺家くらいの財閥になると、恋愛観とか結婚観とかも一般人とは違うのではないかと。わたし、ずっと興味あったんです」


 懸命に声には出さないようにと努力しているけど、アリスちゃんの高揚感は隠しきれていない。顔も、若干上気している。

 これはかなり複数人プレイに、ご執心とみえる。

 わたしは気づいてしまった。

 アリスちゃんの闇は深い。

 そんなアリスちゃんに興奮してる、わたしの闇も結構深いと。

 

「そうですわね。ひいお爺様くらいまでは、たくさんの妻をめとっていたと聞いております。強い男は、たくさんの女性を幸せにする義務がある。これが、うちの古くからの教えですから」

「そ、それは素晴らしいですね! でもその言い方だと、お爺様以降はたくさんの奥さんがいないように聞こえます」

「なんでも、世間の目が厳しくなったことが一つ。あと、お爺様は知りませんが、お父様は夜叉に教育されたとおっしゃってました」

「夜叉、ですか?」

「ええ。お父様は子供の頃にお母様と出会い、一目惚れしたとのことでした。お父様の猛アタックにより晴れて許嫁となったのですが、そのごお母様以外の女性と親しく話していると夜叉が見えるようになったと。その夜叉にずっと痛めつけられ続けたら、お母様以外の女性にまったく反応しなくなってしまったそうですの。なにが反応しなくなったのかは、かたくなに教えてくださいませんでしたけど」

「それは、ナニです」

「……ナニ、ですの?」


 アリスちゃんが必死に声を殺して、クックッと笑う。

 西園寺さんは、まったく想像がつかないのだろう。ますます、きょとんとしてしまった。

 わたしも『ナニ』だけではわからなかっただろうけど、それが何かはそれまでの話を聞けばわかる。

 藤林さんもますます赤くなっているので、絶対に理解してる。

 こいつ「恋わかんない、はうぅ」とか言っといて、エロいことには興味津々じゃねえか。


「まさか、現実世界でこのセリフを言えるなんて……ぷふーっ!」

「な、なんですの!? ナニとは、いったいなんなのですか!?」

「き、気になりますか?」

「気になりますわ! お父様の反応しなくなったナニがなんなのか、私気になってしょうがないですわ!」


 お嬢様が、自分の父の反応しなくなったあれが気になってしょうがないとか……。

 冷静になってみると、とても酷い状況である。

 酷すぎて、蛍くせになりそう!

 

「わかりました。教えてあげます。その代わり、協力してください」

「協力ですの?」

「はい。ナニは取り扱いを間違えるととても危険なものなので、人気のない密室が必要なんです」

「き、危険なものなんですの!?」

「危険です。資格を持っていない人が触ると、暴発することがあります」

「ぼ、暴発……」

「心配しなくても大丈夫です、西園寺さん。わたしは、資格取得済みですから。安心して、ナニとご対面できますよ」

「わ、わかりましたわ。人気のない、密室……」

「西園寺グループって、カラオケもチェーン展開してましたよね? できれば今度の日曜、カラオケで友達と遊ぶと偽って、どこかの階を丸々貸し切れませんか?」

「丸々って、そんなに必要ですの!?」

「いえ、ほんらいは一室だけで十分なんですけど。今回は作戦上、ほかのお客の身が危険にさらされるので」

「そ、そんなにナニとは広範囲に危ないものなのですの!?」

「あー。……そうですね! ナニはそれほど危険です。でも安心してください。わたしがいますから。あくまで保険です」

「わかりましたわ。アリスさんを信じます。……田中たなか!」

「はっ! ここに!!」


 風を切る音がして、気づいた時には黒髪の中性的な顔をした男性が、西園寺さんの後ろに控えている。

 この執事服を着た年齢不詳の男は、田中さん。西園寺さんの御付きだ。

 普段は西園寺さんの身を、常に陰から守っているらしい。このように呼ばれた時だけ、人間離れした身体能力を披露して姿を現す。

 自己紹介では「セバスチャンとお呼びください。」と希望してるけど、そう呼んでる人は見たことがない。というか、西園寺さんが田中って呼んじゃってるしね。


「今度の日曜、カラオケ店のどこかの階を丸々抑えなさい。店の場所は、できるだけ近いほうがいいですわ」

「……それは、京華様も歌われるということでよろしいですか?」


 その時の田中さんはなぜか西園寺さんにではなく、アリスちゃんに視線を向けていた。

 アリスちゃんはその声を受けて、静かに首を縦に振る。


「そうですわね。せっかくの機会ですもの。ひさしぶりに私の歌声を披露するのも、いいかもしれませんわね」

「かしこまりました。それでは、調整いたします」


 ていうか、おいおい。いいんですか、田中さん?

 あなたの大事なお嬢様、お父さんが必死に触れさせまいとしていた話題に、頭から突っ込もうとしてますよ?

 報告しなきゃ、やばいんじゃないの!?


「わたしは奥様のめいにて、ここにおりますので」


 田中さんはそう静かに告げると、また風を切る音だけ残してどこかへ消える。

 お母さんが結構な放任主義なことと、彼の前ではできるだけ無心でいるべきことはわかった。

 

「それにしても、西園寺家の教えは素晴らしいですね。強い男はたくさんの女性を幸せにするべき。とても素敵な言葉です。西園寺さんの旦那様も、たくさんの女性を娶るんですかね?」


 うっとりとした表情で語りだすアリスちゃんに、西園寺さんは少し考えてから首を横に振る。


「まったく想像できませんわ。そもそもいまだ恋すらしたことのない私に、結婚生活がどうなるのかなんて……」

「西園寺さんは、恋愛に興味はありませんか?」

「まったくないと言えば、嘘になります。でも理解もできません。男子の生態を毎日目の当たりにして、どこに恋に落ちる要素があるのかと」

「ふふっ。それは同感です。でも西園寺さんならば、社交界とかで素敵な男性と出会うのではないですか?」

「お父様とお爺様の迫力に臆して、誰も声をかけてきませんの。そんな度胸なし、目にも入れたくありませんわ」

「それは、ずいぶんと手厳しいですね。でもわかりました。西園寺さんが本気で恋をした相手によっては、西園寺家のハーレムが復活するのかもしれないのですね」


 ますます恍惚とした笑顔を浮かべるアリスちゃんは、すっと興奮気味な双眸をわたしに向ける。


「ハーレムって本当に素晴らしい。野中さんも、そう思いませんか?」

「えっ? ……んーん。ハーレムなんて非現実的すぎて、真剣に考えたこともなかったから」

「ハーレムの素敵なところって、叶わない恋も叶っちゃうところにあるんです。たとえば女の子が女の子にいけない感情を持ってしまった時、好きになった相手が男性と結婚したらその恋は終わりです。でもハーレムの場合、自分もその男性とくっつくことができれば、男性を介して好きだった女の子ともいろいろできちゃうんですよ」


 そこまで言い終えると、黒髪の美少女が不敵な笑みを浮かべて、すっとわたしの耳元に顔を近づける。


「もしもハーレムが実現したら、野中さんと西園寺さんや、もしかしたらわたしまでもが一緒に寝ている未来があるかもしれませんね」


 そっと囁き、顔を離したアリスちゃんは妖艶な表情となっていた。

 その顔は今まで見たどんな彼女の、いやわたしが見てきたすべての人の顔の中で、一番魅力的だった。


 アリスちゃんは、わたしの気持ちに気づいてる。

 もしかしたら、ずっと前から気づいてた?

 今日も、最初からわたしを引きずり込むつもりだったんじゃ……?

 いや、もうどうでもいいか。

 すでにわたしは先ほどの悪魔の囁きで、完璧に落とされてしまったのだから。


「野中さんも、日曜日ご一緒しますよね?」

「もちろん。アリスちゃんと一緒に遊ぶよ」

「藤林さんは、どうですか?」

「ふぇっ!? 萌は……萌は」


 わたしを陥落させた小悪魔は、ロリ巨乳も逃しはしないと射程に入れる。

 顔を真っ赤にしてモジモジしてるだけだった獲物は、簡単にロックオンされてしまった。


「藤林さんも、興味あるんですよね。ナニに」

「ふえええぇ。べ、べつに、萌は」

「隠しても無駄ですよ。それにこれからは、このナニについての話題が増えると思います。日曜日来なかった場合、藤林さんは会話に置いてかれてしまうかも」

「そ、そんなぁ」

「自分に正直になればいいだけです。ナニ、気になりますよね?」

「はうぅ」

「藤林さんも、来ますよね?」

「……うん。萌も行く」


 これからは話が合わないかもしれない。

 こんな人質を取られては、アリスちゃんと仲良しになりたいと思っているだろう藤林さんが断れるわけもなく。

 こうして日曜日の『ナニ』とはなんぞや集会に、美少女小学五年生四人の参加が決定した。


 アリスちゃん以外の三人の中で、唯一わたしだけが気づいてる。

 これは『ナニ』のためではなく、ハーレム構築のためにあると。

 アリスちゃんは本気でハーレムを作る気でいて、わたしたちはそれを作るために協力者として引きずり込まれたのだと。

 わたしは底なし沼に、片足を踏み入れた気がしていた。

 でもその感触、生暖かさを不快だなんてちっとも思わない。

 

 だってこの沈み切った先には、快楽と欲望で溢れたエデンが待っているのだから。

今回はアリスちゃんサイドの話でした

これからもアリスサイドはアリス以外の視点から書くことになります

次は、いよいよ本格的なアリスの誘惑の開始です


ということで、ここまで読んでいただきありがとうございました!


少しでも楽しんでいただけたなら幸いです


またよろしくお願いいたします

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ