表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生大魔導士は異世界で命の尊さを学ぶ  作者: Billy Berry
決意の旅立ち
21/26

門出

今回は少し短いです。

昼食を食べた後は、またバラバラで行動を開始する。


奴隷達は風呂から出てきた後に質問したそうな顔をしていたが、今は服を買いに行ってもらいたいので、またもや無視する。


まずは風呂場を作る。

と、その前にさっき作った風呂を更地に戻してから作業に入る。

土魔法で土台の一枚岩を作り出す。

その岩に湯船を2つ作り、土台の一部と湯船の中に排水用の穴を開けて屋敷の下水に繋いで、土台に柱用の穴を開ける。

それから排水用の穴に向かって緩やかな傾斜を付け水が一箇所に集まるように作る。

滑らないように溝を掘って、脱衣所部分を作ったら土台は完成だ。


次に上物に取り掛かる。

土魔法LV5で出来るようになる木魔法で腐りにくい松の木をイメージして木材を作製する。

風魔法で整形して火魔法で表面を炙り防水加工を施す。

柱用に作った大きな木材を土台に掘った穴に嵌めて、その柱に横向きに三角屋根の土台を取り付ける。

柱に外板として板を少し重なるようにして、横方向に鉄インゴットから作った釘で打ち付けて行く。

屋根は綺麗に板を並べて打ち付けた後に外板と同様に少し重なるようにして板を打ち付ける。


次は内側の作業に入る。

内壁を綺麗に並べて打ち付けたら、屋根に沿って斜めに内壁を打ち付ける。

天辺の所に煙突を付けて、建物中央に予め立てて置いた柱に板を打ち付けて男湯と女湯を分ける壁を作る。

後は風呂場と脱衣所を隔てる壁を打ち付けて、ドアを取り付ければ完成だ。


お湯は魔法で出す予定なので蛇口などは無く。

脱衣所と風呂場のシンプルな作りだが、風呂は有った方が良いに決まっている。

風呂に入れば1日の疲れが取れるし、気分転換にも最高だからな。


次はゴーレムの作製に移りたいと思う。

防犯用では有るが何体かは作業にも使えるやつを作製したい。

このままではMPが足りないのでクレイゴーレムを作製出来るだけ作製して、自家製MP回復薬を飲む。

それを繰り返して、ガーディアン クレイゴーレムを作製する。


残りのMPを使ってクレイスパイダーゴーレムを10体作製する。

こいつの尻?腹?の所を平らにして荷物を載せれるようにする。

これで畑や果樹園の作製効率が上がるだろう。


粗方作り終えた所で空を見ると夕方になっていたのでゴーレム達を連れて屋敷に戻る。


既に皆が帰ってきていて家具の配置をしていたので、俺とゴーレム達も手伝う。


配置が終わって食堂に集まり今後の事を話す。


「皆さん、今日はお疲れ様でした。

これから今後の事を話させていただきます。

まず、奴隷の皆さんには月に銀貨1枚の給料で畑と果樹園の管理をお任せします。

ここにいるクレイスパイダーゴーレムを畑担当で4体、果樹園担当で4体、自由に扱って良いので発展に役立ててください。

あと、奴隷の人は女性が了承しない限り性的な行為は許しません。

女性達はこの屋敷の家事をお願いします。

役割分担はお任せしますね、勿論給料はお支払いします月に銀貨2枚を予定しています。

フレンドシップの皆さんは今まで通り生活していただいて大丈夫です。

家賃なども要りませんが暇な時に屋敷で困っている人がいたら助けてあげてください。

あとは、ここにいるゴーレム達は屋敷の警備もしてますので外で動き回ってても心配ないので安心してください。

以上です、なにか質問はありますか?」


真っ先にパールさんが手を上げる。


「私は家事すらも、まともに出来る状態では有りません。

ですからここに住んでも良いのかわからないのですが、この屋敷にいても良いのでしょうか?」


「はい、いてください。

パールさんには、この屋敷の纏め役をお願いします。

例えばみんなが税金を払い終わったとか、月の家計簿みたいなのをつけたりとかですね。

計算がわからないなら俺が教えます。

これなら妊娠していて動けなくても出来ますよね?」


「はい、それなら出来そうです。

計算は多少は出来るので自分で頑張ってみます。

それでも難しいようならヒロさんにいいますので、その時は教えてください。」


パールさんの話が終わると今度は奴隷の人が手をあげる。


「あの、俺たちは奴隷なのに、こんなに良くしてもらって大丈夫ですか?」


「はい、問題有りません。

少なくとも、この屋敷の中では奴隷としてでは無く一般人として接します。

なので困った事があったら遠慮無く言ってくださいね。

あと、随分と遅くなりましたが貴方達の名前を知らないので教えてください。」


俺が言うと、最初に購入を決めた家族連れの男性が自己紹介してくれた。


「あぁ!すいません!今回は家族も一緒に買ってくれて感謝してます!

俺はクックと言います!

こっちは妻のメルメと2人の間に産まれた男の子のクメルです!」


「この度は私達夫婦と子を一緒に買っていただきありがとうございます。」


「お兄ちゃんありがとう!」


「いえ、家族で買った方がヤル気が出るでしょ?

だから一緒に買ったんです。

感謝される事などないので、お気になさらず。」


クックさん家族との挨拶が終わると、今度は最後に購入を決めたカップルの奴隷が自己紹介してくれた。


「初めまして!私はジーバと申します!

私達も一緒に買っていただいた事を感謝してます!」


「初めましてルーシーと申します。

よろしくお願いします。」


「これから頑張ってくださいね。」


次は畑仕事がやりたくて手を上げた人が自己紹介してくれた。


「オラはボブっていいますだ。

畑仕事頑張るだよ。」


この人は口数は少ないが真面目そうだったので購入した。

あと、ボブさんはダズさんと同じ熊人族だ。


最後に果樹園の仕事がやりたくて手を上げた人が自己紹介する。


「僕はイーブと言います。

僕も果樹園の仕事頑張ります!」


イーブさんは質問のした時に堂々と果樹園の仕事で死にたいと言っていたので、そのヤル気をかって購入した。

ちなみにイーブさんは兎人族だ耳が可愛いが出来れば女性の兎人族を見たい。


「では改めて、俺はヒロと言います。

この屋敷を庭ごと購入したのですが畑と果樹園の管理を出来る人材がこの中には居なかったので貴方達を購入しました。

よろしくお願いします。」


俺が自己紹介した後に他のみんなも自己紹介を済ませる。


「他に何か質問はありますか?」


その言葉でダズさんが手を上げる。


「今さらなんだが部屋割りはどうすんだ?」


すっかり忘れてたので、これから決めようと思う。


「それなら屋敷の二階に有る部屋なら自由に使っていいですけど、クックさんとその家族、ジーバさんとルーシーさんは同じ部屋だとして、後は1人一部屋だとしても一部屋余るので1人一部屋にしますか?」


最初に質問してきたのはボブさんだった。


「オラ達奴隷も一部屋貰えるんだべか?」


「当然です。

先程言ったように一般人と同じように扱うので。」


ボブさんに続きダズさんも質問してきた。


「ヒロは二階の部屋はちゃんと見たのか?かなり広かったぞ。

4人で使って居ても余裕なくらいだ。

それぞれの部屋にリビングとそれとは別に4部屋もある。」


「それでも今の所は使う予定は無いので1人一部屋でも大丈夫ですよ。」


俺が答えると女性達でヒソヒソ話していたのが纏まったのかパールさんが口を開く。


「私達は4人と3人に分けて共同で一部屋づつ使う事にするわ。」


それを皮切りに他の人達も意見を言う。


「俺たちは家族で一部屋使わせてくれると有難い。」


「私はルーシーと2人で一部屋が良いです。」


「オラはそんな広い部屋を貰っても使いきれないからイーブと一緒の部屋にするだよ。」


「フレンドシップは男と女で分けて一部屋づつ使わせてもらう事にする。」


「じゃあその部屋割でお願いします。

後で木のプレートに1人づつ名前を掘った物を渡すので自分が使う部屋のドアに掛けといてください。」


これで部屋割は大丈夫だろう。

俺だけ一部屋丸ごと使うのは、なんだか寂しいな。


「あぁ、あと風呂を作りましたので自由に使ってください。

お湯は魔法で入れるので魔法が使える人は協力お願いします。

ではでは、話も一通り終わった所で食事にしたいと思います。

皆さんグラスは持ちましたか?

では…乾杯‼︎」


「「「「「「「「「「「「「「「「「「「乾杯‼︎」」」」」」」」」」」」」」」」」」」


その後は食べて飲んで踊って笑って、夜を過ごした。




いつも読んでいただきありがとうございます。

日々ブックマーク数が増えるのを糧に頑張っております。

なにか不満な点などございましたら感想などで訊いてください。

出来る限り返信いたします。

次回は9/15の21時に更新予定です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ