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転生大魔導士は異世界で命の尊さを学ぶ  作者: Billy Berry
決意の旅立ち
12/26

レベリング再び

俺は起床した後に朝食を食べて、出かける準備をして宿を出発する。


昨日作成した装備品を身につけている。

動きやすいし頑丈だから、そこには不満はないのだが、いかんせん黒い、とにかく黒いのだ、黒く無いのは焦げ茶色の靴と胸元から少しだけ見えるミスリルいだ。

これだけ全身黒塗れでは、目立つのではないか?と思う。

気のせいでなければ先程から視線を感じる。

昨日作成した時は考えて無かったが、少しだけ恥ずかしい。


だが、こういうのは恥ずかしいと思うから恥ずかしいのだ、と考え直し、冒険者ギルドに向かう。


ギルドの中に入るとカウンターに並んでる人や、クエストボードの前で依頼の確認をしている人などが俺の方を見る。


全員、俺の全身を見回した後に頷いて元通りになる。


いったいなんなんだよ。

超気になるぞ、やっぱりこの格好おかしいのかな?


俺はとりあえずクエストボードの所に行って、Fランクの依頼を見る。

グレイウルフ5匹討伐。

ハイコボルト討伐。

ホブゴブリン討伐。

などなど、魔物の討伐依頼が多い、全て常時依頼なのでカウンターに討伐対象の特徴と討伐証明部位を訊きにいく。


カウンターの受付処理待ちの列に並ぶと前の冒険者のヒソヒソ話しているのが聞こえる。


「おい、あの冒険者の装備どこで買ったんだ?滅茶苦茶カッコいいじゃねぇか。」


「オーダーメイドだろ、俺もあんな装備が欲しいぜ。」


先程くら見られてたのは装備がカッコいいからみたいだ。

変な人に見えるんじゃないかと勘違いして恥ずかしかったが、そういう事なら良かったと、安心する。


しばらくすると俺の番がやってきた。


「あの、Fランク依頼で出てくる、グレイウルフ、ハイコボルト、ホブゴブリンの特徴と討伐証明部位を教えてください。」


「はい、グレイウルフは名前の通り、灰色の狼ですね、討伐証明部位は右の牙です。

ハイコボルトはコボルトが進化した個体で、普通のコボルトより一回り大きく、毛が黒いですね、討伐証明部位は普通のコボルトと同じです。

ホブゴブリンはゴブリンが進化した個体で、身体の色が緑では無く赤いですね、討伐証明部位はこちらも普通のゴブリンと同じです。」


魔物が進化するのを初めて知った。

根本的な作りが人とは違うのだろうか?まぁ考えていてもしょうがないから、気になった事を聞いてみよう。


「気になったんですけど、常時依頼って誰が出してるのですか?」


「常時依頼はその領地を収める貴族の方や商業ギルドが出している依頼です。

貴族の方は魔物が進化し続けて強力な個体になって、領地を荒らされない為です。

商業ギルドは単純に商人が襲われるのを防ぐ為です。」


そうだったのか、どちらも理にかなっているな。

でもここで新しい疑問が生まれる。


「冒険者ギルドは国が運営してる公共機関なんですか?」


「いえ、冒険者ギルドは他の組織とは完全に切り離さらた組織です。

ですので国や貴族の方から強制的に命令される事はありませんね、例え国や貴族の方でも依頼という形で仕事を請け負うだけです。

その依頼を受ける受けないは冒険者一人一人の判断ですので、強制で依頼をさせられる事はないので安心してください。

ですが一つだけEランク以上の冒険者達に強制力のある依頼があります。

それは冒険者ギルドのある、街なとが魔物の脅威にさらされた時です。

街そのものが壊滅してしまったら冒険者ギルドも困りますからね。」


なるほどなるほど、国や貴族から強制的になにかさせられる事が無いなら安心だな。


「大変勉強になりました。

ありがとうございます。」


「いえいえ、また何かご不明な点が有りましたら訊いてくださいね。」


「はい、そうします。」


俺はその後ギルドを出てゴーレムのいる林の近くに来た。


最初に見たのと変わらない林を見ながらゴーレムを呼び戻す。


しばらくするとゴーレムが俺の目の前にやってきた。

抱えている袋はパンパンに膨れている。


とりあえず袋を受け取り中身をアイテムボックスに収納して、また渡す。

ゴーレムはその間ジッと待っている。


今日はこの先にある森に行く事にする。

何故かというと、この林にはグレイウルフ、ハイコボルト、ホブゴブリンがあまりいないらしいからだ。

街からここまで5km程度で森に行くには道を通って、さらに5kmの所に行く必要がある。

ハイクレイゴーレムには林やその周辺で狩りをさせていたので森でどれだけ耐えられるかはわからないが、最悪俺が走って逃げるつもりだ。

ハイクレイゴーレムを引き連れて俺は森まで移動した後、新しくクレイゴーレムを8体作成してハイクレイゴーレムと共に森に放つ。


MPを2000残したのはもしもの時に魔法を使えるようにだ。


暫くするとレベルが上がる。


早速ポイントを割り振ってステータスの確認をする。


◽︎竹矢雅弘 17歳 LV21 冒険者


HP3150/3150

MP18900/18900


STR:4410

VIT:4410

DEX:18900

AGI:4410

INT:18900

LUK:103


EXP0/8400


◽︎眷属◽︎

ハイクレイゴーレム HP150000/200000

クレイゴーレム HP18000/20000

クレイゴーレム HP17800/20000

クレイゴーレム HP18200/20000

クレイゴーレム HP18900/20000

クレイゴーレム HP17500/20000

クレイゴーレム HP16000/20000

クレイゴーレム HP17300/20000

クレイゴーレム HP17600/20000


◽︎スキル◽︎

☆万物創生魔法(全魔法スキルLV5)

格闘術LV5

短剣術LV4

剣術LV3

刀剣術LV3

短槍術LV2

棒術LV2

投擲術LV4

身体能力強化LV3

夜眼LV5

遠距離視認LV5

直感LV3

索敵LV3

隠密LV2

先読みLV1

モンスターテイムLV5

料理LV4

家事LV3

鑑定眼LV5

健康体LV3

システムメッセージ


◽︎加護◽︎

◽︎全世界最高神の加護


現在のポイント残高5,782,400pt



どうやら俺の場合はLV21からもステータスは均等に成長するっぽい。

それにしても、やっぱりクレイゴーレムには少し厳しいかもしれないな、HPの減りが早い。

一度8体のクレイゴーレムを呼び戻す。

待っている間に新しくクレイゴーレムを8体作成して待機させ。

鉄インゴットを使い4振りの剣を作成する。


帰ってきたクレイゴーレムと新しく作成したクレイゴーレムを合成させ、さらにもう一回合成させる。

これでステータスは元の倍になる。

ハイクレイゴーレムを計4体作り、剣を1振りづつ渡して森に行かせる。


また、暫くするとレベルが上がる。


早速ポイントを割り振ってステータスの確認をする。



◽︎竹矢雅弘 17歳 LV22 冒険者


HP3300/3300

MP19800/19800


STR:4620

VIT:4620

DEX:19800

AGI:4620

INT:19800

LUK:103


EXP0/8800


◽︎眷属◽︎

ハイクレイゴーレム HP149500/200000

ハイクレイゴーレム HP33900/40000

ハイクレイゴーレム HP34000/40000

ハイクレイゴーレム HP34100/40000

ハイクレイゴーレム HP33800/40000


◽︎スキル◽︎

☆万物創生魔法(全魔法スキルLV5)

格闘術LV5

短剣術LV4

剣術LV3

刀剣術LV3

短槍術LV2

棒術LV2

投擲術LV4

身体能力強化LV3

夜眼LV5

遠距離視認LV5

直感LV3

索敵LV3

隠密LV2

先読みLV1

モンスターテイムLV5

料理LV4

家事LV3

鑑定眼LV5

健康体LV3

システムメッセージ


◽︎加護◽︎

◽︎全世界最高神の加護


現在のポイント残高5,781,700pt




ハイクレイゴーレム(4)も大丈夫そうだから、新しくクレイゴーレムを8体作成して4体づつ合成する。

新たなハイクレイゴーレムに新しく作成した鉄の剣を渡して森に放つ。


この後もレベルが上がる毎にハイクレイゴーレム(4)を作成して剣を持たせて森へ放つのを繰り返してあっという間に街に帰る時間が来た。


最後にハイクレイゴーレムやクレイゴーレムを全て合成したがベースの個体とは別でクレイゴーレム100体分しか合成できない事が分かった。

100体分が合成されたゴーレムを鑑定した結果は、



◽︎ガーディアン クレイゴーレム(101) 所有者:ヒロ


HP1,500,00/1,500,000

MP0/0


STR:500,000

VIT:500,000

DEX:200,000

AGI:500,000

INT:10,000


◽︎説明◽︎

ベースの個体に100体のクレイゴーレムを合成させ作られた最上級のクレイゴーレム。

製作者の指示で動く、ゴーレムの知識は作成者の知識をコピーしてある。

損傷してもHPが続く限り、周りにある土を使って瞬時に修復される、誰でもMPを注ぐとHPを回復させる事ができる。

最上級ゴーレムになる時にHPフル回。

MPからHPへの変換時に変換率が大幅に向上した。

所有者から半径50km以上離れると消滅する。

魔玉を作成時に材料として使用すれば意思を持たせる事が出来る。

魔玉を使用した場合は所有者からのどれだけ離れても消滅しない。



……強すぎるだろぉぉぉ‼︎

なにこれ‼︎こんなのを数日で作り出す俺に俺自身がドン引きだわ‼︎



…ふぅ…落ち着こう。


このゴーレムどうしようか、今まで通りに森で活動してもらうか?うん、そうしよう。


とりあえず残った34体のゴーレムも合成しようと思う。


帰る前に俺のステータスも確認する。



◽︎竹矢雅弘 17歳 LV30 冒険者


HP4500/4500

MP27000/27000


STR:6300

VIT:6300

DEX:27000

AGI:6300

INT:27000

LUK:103


EXP0/24000


◽︎眷属◽︎

ガーディアン クレイゴーレム(101)HP1,500,000/1,500,000

ハイクレイゴーレム(34) HP320,000/350,000


◽︎スキル◽︎

☆万物創生魔法(全魔法スキルLV5)

格闘術LV5

短剣術LV4

剣術LV3

刀剣術LV3

短槍術LV2

棒術LV2

投擲術LV4

身体能力強化LV3

夜眼LV5

遠距離視認LV5

直感LV3

索敵LV3

隠密LV2

先読みLV1

モンスターテイムLV5

料理LV4

家事LV3

鑑定眼LV5

健康体LV3

システムメッセージ


◽︎加護◽︎

◽︎全世界最高神の加護


現在のポイント残高5,776,100pt




ステータスを確認した後にガーディアン クレイゴーレムの為に大剣を作って渡し、ハイクレイゴーレムには盾と剣を渡して、また森の中で魔物の討伐をして貰う事にする。

先程までゴーレム達が使っていた剣は錬金術で元の鉄インゴットに戻した。


俺は街に戻り冒険者ギルドに行って、討伐証明部位を換金させてもらう。


前回同様驚いた様子の受付嬢が応援を呼んでもらう。


今回は受付嬢3人に数えてもらい、少し待つと結果が出た。


「大変お待たせいたしました。

スライムの核が1582個で銅貨474枚。

コボルトの右耳が247個で銅貨147枚。

ゴブリンの右耳が202個で銅貨120枚。

ホブゴブリンの右耳が252個で銅貨756枚。

ハイコボルトの右耳が152個で銅貨456枚。

グレイウルフの右の牙が105本で銅貨336枚。

合計で半金貨2枚、銀貨2枚、半銀貨8枚、銅貨9枚です。

お確かめください。」


俺、滅茶苦茶金持ちになった?

手持ちのお金はご飯とか食べたから少し減って半銀貨4枚、銅貨8枚になっている。

合わせたら半金貨2枚、銀貨2枚、半銀貨8枚、銅貨3枚だ。

日本円で2,283,000円分…

お金があるのはいい事だけど、こんなんじゃ金銭感覚が狂ってしまう。


しかもこれを稼ぐのに3日間しか使ってない。

そしたら月に2000万円以上の稼ぎって事だ。


使い道も無いしな、家でも買うか?いやいや俺は冒険者だぞ、いつ何処にいくかわからないのに家なんて買っても意味が無い。


よし決めた、貯金しよう。


これが一番良い方法だ。


俺が勝手に黄昏ていると、受付嬢の人が話しかけてくる。


「あのー、よろしいですか?」


「は‼︎はい!なんですか?」


「今回で中位冒険者になる為の試験を受けられるようになったのですが。

試験を受けますか?」


そうか、中位冒険者になるには試験が有るって言ってたな。

他にやる事も無いし、ここはランクを上げとこう。


「はい、お願いします。」


「わかりました。

中位冒険者に上がる試験の準備が出来たら声をかけさせて頂きますね、いつ準備が終わるかわから無いので、それまでお待ちください。

あと、恐らく試験は遠い所に行くことになると思うので、旅の準備をしといてください。」


「はい、わかりました。

試験がいつやれるかは未定で、旅の準備をしておけばいいんですね?」


「はい、よろしくお願いします。」


俺はその後宿に戻ってフレンドシップのみんなと晩飯を食べて、試験の話しをして受ける事を伝える。

みんな自分の事の様に喜んで、応援してくれた。

その後は部屋に戻り体を拭いて寝た。


いつも読んで頂きありがとうございます。

次は9/6、21時に更新予定です。

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